散りゆく姿もまた良し。今年の桜を目に焼きつけに、週末の京都へ

 

今年こそ。京都で最も有名な桜、円山公園のしだれ桜を愛でる旅に」等の記事で、「京都の見るべき桜」をご紹介してくださっている、無料メルマガ『おもしろい京都案内』の著者・英学(はなぶさ がく)さん。今回記しているのは、古都いちばんの人気観桜スポットを巡る旅。半日ほどで名所を巡ることが出来る最高のコースです。

花見にイチオシの散策コース

この時期おすすめの散策コースは、南禅寺から永観堂を通って哲学の道を銀閣寺へと向かう約2kmのコースです。

観光シーズンには大勢の人で賑わう人気のコースです。でもそれだけにこのコースをゆっくり歩いて桜見物してみて下さい。とても見応えがあります。南禅寺が出発点で銀閣寺が終点ですからね~。この2カ所を途中「哲学の道」の桜並木を楽しみながら、のんびりと歩いてみて下さい。きっと忘れられない思い出になりますよ。

このコースのいいところは市内中心部からのアクセスの良さです。南禅寺までもバスなどで直ぐ行けるし、銀閣寺からもすぐに中心部に戻ることが出来ます。往路・復路とも交通の便が良く、京都市内の半日観光には最高のコースです。

まず南禅寺は、臨済宗大本山で三門でも有名ですよね。高さ22mの三門は、天下の大泥棒石川五右衛門ゆかりの場所です。「絶景かな、絶景かな」と楼上からの眺望に感嘆する歌舞伎の名場面でよく知られています。楼上に上がって桜を眼下に市街の景色を見てみて下さい。眺めはまさしく絶景です。

kyoto20180326-1image by: 京都フリー写真素材

南禅寺は広大な伽藍を持つ京都五山の別格寺院です。元々亀山天皇の離宮で、鎌倉時代の1291年に無関普門が開山しました。法堂(はっとう)の天井には、明治から大正時代にかけて活躍した日本画家・今尾景年による幡龍図が描かれています。内部の様子はまさに荘厳そのものです。

南禅寺の水路閣はテレビや映画のロケ地としてよく登場する場所ですよね。明治22年に建築された赤レンガの水路橋です。古代ローマの水道橋をモデルにしたと言われています。13の橋脚が大小のアーチを形作っていて、上部を琵琶湖疏水が流れています。詳しくは

南禅寺 石川五右衛門ゆかりの山門から見る桜は「絶景かな!?」

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