なぜ二郎系は「パクリ」ではなく「インスパイア系」と称されるのか

 

多くの方が「すべきではない」と考えるパクりですが、「市場はパクりで活性化する」と言うのは、無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさん。しかしその「パクり方」にも礼儀があるとして、「正しいパクリ方」をレクチャーしています。

ビジネスモデルの“正しいパクり方”

新規事業を立ち上げようとしているあなたに質問です。そのアイデアは、どこから生まれたものでしょうか? 緻密な戦略から導き出したもの? それとも、ひらめき? 何れにしても、そのビジネスモデルはまったく新しいものではなく、どこかに存在しているものであることを断言します。

どれだけ優れたアイデアだと思っていても、それは既存のものをアレンジしたものか、何かと何かを融合させただけのものです。すべての物事、無から有は生まれないのです。言葉に抵抗があるかもしれませんが、どこからかパクったものなのです。パクりを否定するわけではありません。新しいものを生み出すためには、パクりが必要なのです。

日本中、世界中を歩いて見つけたものをヒントに、自分で作って販売するのは、大昔から行われてきたことです。それがなければ、新しいものは世の中に広まりません。「流行」は、まさにその典型。“パクりの連続体”とも言えます。多くの会社やお店がパクることで、世の中の隅々まで行き渡るのです。

もし、あなたが新しいビジネスを始めようとするなら、いろんなところからパクってくれば良いのです。ただし、パクりにはルールがあります。商品の方向性や売り方をパクるのは良いのですが、明らかに違う会社お店であることをわからせなければなりません。お客さまが勘違いして入ってしまうようなパクり方は、絶対にやってはいけません。

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