なぜ「最悪の事態」を想像すると重い腰が上がるようになるのか?

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4月を迎えいよいよ始まった新年度。これを期に何か新しいことを始めたいけれど、なかなか行動を起こせない…、といった方もいるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者の吉田こうじさんが、その解決法をレクチャーしています。

思うように行動できないあなたへ

新年度スタートダッシュに向けて「行動すること」をテーマにお話しします。

肯定的な強い動機が明確になれば、人は勝手に行動したくなるし、実際、勝手に行動します。「先送り」「三日坊主」というのは単に動機が弱いから…、ただそれだけの話なんです。性格とかタイプとか、ましてや血液型なんてのは全然関係ないです。「動機が弱い」ないし「そもそも動機がない」ただこれだけのことなんです。

動機についてはこれまでに何回か取り上げてますので、詳しくは過去の記事をご覧いただくとして、瞬発力があるのは、「痛みを避けようという動機」です。

「このままでは大変なことになる! 今すぐ行動しなくては!」

こうした危機感痛みの力で行動の弾みをつけるというものですね。あくまでも「弾みをつける」だけですよ。じゃないと「痛みを感じないと動けない」とい受動的姿勢が強くなりますからね。

では、具体的に痛みの動機を高める方法についてみていきましょう。

あなたにはすでにいくつかの達成したい明確なゴールがあります。ここでは「○○年○月までに赤面症を克服して初対面の人にも自分から堂々と声をかけて話せるようになる」というのがゴールだとします。そうしたなら、ここから痛みを感じる質問を始めます

  • もし、そのゴールが実現しなければ、さらにこの先、どのような人生が待っているだろうか?
  • たとえば仕事面ではどんな弊害が起きるだろうか?
  • あるいはプライベートではどんな弊害が起きるだろうか?
  • 私がそんな状態だと、私の家族にはどんなマイナスの影響が起きるだろうか?

想像するポイントは背筋がゾクッとするくらいリアルに感情を込めて、どんどん最悪のシナリオを想像すること。「そんな未来は絶対に嫌だ!」と思えるくらい最低、最悪のシナリオを考えること。

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