「刑期をおえて出所するときには、『二度と戻ってきません!』
こう刑務官の方が話してくれましたが、
そして、戻る場所もない。
運良く「協力雇用主」の企業に就職できても、
その“まなざし”に耐えられず、自分の殻にこもり、
今回の逃走事件で、
私は……、正直な気持ちを言うと……、
ノルウェーの刑務所は、塀がないことで知られますが、
殺人などの凶悪犯の刑務所にはさすがに塀はあり厳重に警備されて
自分の部屋の鍵は自分で管理し、絵を描き、哲学の勉強をし、
「人の温かさ、互いに支え合うことの大切さを、
私が訪問した日本の刑務所の塀は想像以上に高く、
生きること、働くこと、年をとること、病気を患うこと、
「刑務所は社会の縮図」ーーー。こう刑務官の方はいいます。(つづく)
image by: Google Map(新来島どっく)
※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年4月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
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『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』(2018年4月18日号)より一部抜粋