あなたは仕事を進めるとき、「理想」と「現実」どちらが大切だと思いますか? この二者は長期目線で見ると「創造性ある仕事を成せるか、生涯事務作業で終わるか」の違いとなって現れるようです。 無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では著者の音多さんが、営業所長としての経験を踏まえつつ、理想を持ち続けることがいかに出世に結び付くかを解説しています。
成功する人が持つあるモノ
今日はビジネスのタネからお届けします♪
今日のテーマは出世する人と、そうでない人との違いをお伝えします。出世する人が持つあるモノ。それが分ればあなたも一躍出世レースをリード出来るかもしれません…。
私は今とある営業所の長として人の上に立たせて頂いていますが、すると当然部下を評価する機会があります。そんな他人様を評価する時に、私は彼らが管理職に向くタイプか専門職が良さそうかを見るわけですが、どのタイプであっても結果を出してもらえるように、彼らに「ある物」を持つ事を薦めています。
そのある物とは何か。それは、
▪️理想
なんですね。理想を持つ人と持たない人の二人の違いは大きくて、それは創造性ある仕事を成せるか、生涯事務作業で終わるかという違いになります。
我々が現実を作る時、そこには二通りの方法が有るわけですが、それは、
- 理想から現実を作る方法
- 現実から現実を作る方法
の二つとなります。この二者の違いは長期目線で見ると圧倒的な違いとなって現れます。もちろんそれが部署の成果としても如実に表れるから、私としても必死に思考力や行動力を自ずから高められる人材を育てたいんですね。
まず前者に必要なのは創造力です。理想を現実化させるには、一旦立ち止まる時間を持ち、じっくり思考してから、行動を起こす必要が有ります。だから理想を持つ人は思考力と行動力が身について出世していきます。
一方後者は創造力を必要としません。これは過去のバックデータ、つまりマニュアルや他者の経験値に基づくルーティンワークをなぞれば良いだけですから頭を使いません。
それは一見効率的に見えますが、いつもそんな仕事をしている人は些細な問題でも思考停止し、問題に直面する毎に感情的に落ち込んだり、逃げ出すようになります。そんな人が近くにいたら非常に迷惑ですよね…。
例えばここでコンビニで買い物する時の事を考えてみましょう。
あなたがコマーシャルで流れているある新商品がすごく食べたくなっていたとします。するとワクワクしてコンビニに向かいますよね。簡単に言うと、これが理想を持った状態で、理想を早く現実化させる為に自ら望んで行動する事が出来ます。
一方、いつもの癖でコンビニに立ち寄った場合はどうでしょう。特に何を買いたいわけでも無い時、決め手となるのは過去のデータです。以前食べてそこそこ美味しかった無難な商品を選びます。これが理想を持たず、ルーティンワークによる現実ですね。ワクワクも無いし、自主性もありません。
こうして二通りの現実が作られます。
理想が有れば創造性から自主的な行動が生まれます。それは新たな経験値として蓄積され、雪だるま式にデータは増えて行きます。一方ルーティンワークをこなすだけなら大過なく過ごせますが、既に経験済みの現実をトレースするだけの人生です。
じゃあこの「理想」をどう持てばよいのか?
それはあなたが目の前の仕事に対して
やりたい事、欲しい結果、ありたい姿
を持つ事。
この理想を持つかどうかでその二者には生涯を通して大きな差が生まれます。と同時に富と成功もまた、それ自体が理想の塊りなんですよね。
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