【書評】ここでクイズです。「気が置けない」とはどういう意味?

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日本語に関するクイズ、TV番組などでも大人気ですが、あなたは「正しい日本語」を使えていますか? 無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが今回紹介しているのは、そんな日本語を扱った書籍。編集者である柴田さんご自身も間違えてしまうクイズ満載の勉強になる一冊です。

8157VcNshPLソレ! へんてこな日本語です。
富士本昌恵、山本ユウカ・著 パルコ

富士本昌恵・山本ユウカ『ソレ! へんてこな日本語です。』を読んだ。妻はテレビのクイズ・常識・日本語問題などの番組ハンターで、録画(設定はわたしがやるんだけど)した番組を翌日の午後に一人でゆっくり(もちろんCMなどは早送りして)見るのが楽しみな人。日本語の正しい表現、漢字書き取りなどにめっぽう強いのだ。

だから、時々漢字や慣用句などのテストをされるのが困る。それでも半分以上は正しい答えを出すので、なんとか面目は保たれている。歳のわりによく覚えていると、いちおう評価されるが、編集者上がりとしては面目ない。いや、今でも編集者のつもりだが。グヤシ~のでこっそり役立ち本を読んだのだ。

「まんがで学ぶ日本語の誤用」というサブタイトルがある。カバーには「とんでもございません」「白羽の矢が当たったんで早退しま~す」「コーヒーになります」なんて、聞いてるほうが冷や汗のサンプルが。テレビでも、アナウンサーはともかく、キャスターとかゲストとかが悲惨な日本語を連発している。

わたしは、まあ一応常識はわきまえておる、という自信はあったのだが、次々と誤答するではないか。こんなはずではなかった。どんどん自信をなくしていく。今まで正しい日本語を使っていなかったのか。いや、かつては知っていたが、忘れてしまったのだ、そうだ歳のせいだ、そう呟いて自分をなぐさめる。

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