2018年度に新たに総額13億円の来年度予算案を計上し、さらに力をいれなくてはいけない状況になっている「ひきこもり施策」。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、我が国が直面している深刻な「8050問題」について解説しています。
8050問題
厚労省は2018年度、「就労準備支援・ひきこもり支援の充実」費として、新たに総額13億円を来年度予算案に計上した。国の「ひきこもり施策」の方針は、2015年4月に施行された生活困窮者自立支援法を法的根拠に、若者自立支援から福祉施策へと切り替わりつつある。施策の窓口となっているのが、同省の社会援護局だ。支援事業は、主に4つの柱で成り立っている。
その柱の1つは、引きこもる人や中高年齢者などのうち、ただちに就労を目指すことが困難で、家族や周囲との関係が希薄な生活困窮者に対し、家庭訪問(アウトリーチ)などによる継続的な個別支援を重点的に実施するという「就労準備支援事業」だ。
この事業は、就労体験先を開拓、マッチングする自治体の取り組みも推進するというもの。国が3分の2を補助するらしい。
大塚 「最近、ちっとも求人が来なくて、顧問先様たち、困ってるわね~」
深田GL 「働き方改革とかいっているのに人がいないと時間外労働も減らせないねぇ~」
新米 「そうですよね~」
E子 「人に困っている会社は多いですよね。うちだって良い人がいたら、ホントはもっとほしいですもんね」
所長 「一方では、就職未然の若者も多い…」
新米 「ん? どう言う意味ですか?」
所長 「学校を出たのに、就職しないでいる人達も多いってことだよ」
新米 「そうですね。ニートにフリーターに…」
大塚 「フリーターは働いている人のことだから、ニートとは違うでしょ」
新米 「あ、そうか。すみません」
所長 「昔は、トライアル雇用助成金の対象者は30歳未満だったのに35歳未満になって、40歳未満になって…そのうち高齢者トライアルができて、年齢制限までなくなって…なんだよ」
新米 「え? そんな風に変わっていったんですね」
大塚 「トライアル雇用はニート対策の助成金ですね」