超上位校の人気企業ランキングTOP100に異変。勝者は商社?

2018.06.01
by ニシム(MAG2 NEWS編集部)
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上位校学生の新卒採用支援サービス「レクミー」を運営する株式会社リーディングマークは、 2019年卒業の学生を対象とした「リーディングマーク 2019年卒・超上位校大学生就職企業人気ランキング」を実施しました。
各大学の上位100社人気ランキングは、次の通り。

超上位校 人気企業ランキング TOP100

1位~3位までの企業は昨年と順位は変わらず、 大手総合商社が5位までを独占する結果に。 また、 双日(19位→15位)、 豊田通商(27位→22位)も昨年より順位を上げており、 根強い商社人気が今年も続いているようです。
昨年、 順位を落とした電通は26位→17位にランクアップ。 アサツーディ・ケイ、 サイバーエージェントなどの広告代理店が新たにランクイン。
メーカー企業が軒並み順位を上げています。 サントリー、 資生堂、 味の素など例年通りの人気企業の順位は今年も大差がない中、 花王(33位→24位)、 日清食品グループ(98位→64位)アサヒビール(44位→38位)とBtoCメーカーを中心に順位を上げる企業が目立ち、 森永製菓、 サッポロビールなどが新たにランクインしました。
メーカー以外で大きく順位を上げた企業では、 楽天(86位→40位)、 リクルートホールディングス(82位→53位)、 グーグル(70位→57位)と Webサービスを運営するIT企業のラインナップが目立ちました。
金融業界の企業が全体的に順位を落としています。 その中でも大きく順位を落とした企業は、 みずほフィナンシャルグループ(14位→28位)、 三菱UFJ信託銀行(25位→37位)、 第一生命保険(55位→78位)と銀行・生保企業のランクダウンが目立っています。

上位校人気企業ランキング(1位~50位)

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上位校人気企業ランキング(51位~100位)

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総合ランキングでは商社が上位を占める結果となりましたが、 大学により人気企業や業種の傾向が異なるため、 東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学の大学別ランキングを作成、 総合順位と比較してみたところ、 次のように大学毎の特色がでる結果に。

東京大学 人気企業 TOP30

東京大学では総合ランキング外だった経済産業省がランクイン。日本政策投資銀行(34位→18位)や国際協力銀行(JBIC)(92位→29位)などの政策金融機関が順位を上げました。野村総合研究所(19位→5位)、 三菱総合研究所(93位→19位)などのコンサルティング企業が大きく順位を上げ、 コンサルティング業界への志望度が高い傾向が見受けられる。

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慶應義塾大学 人気企業 TOP30

上位6社は総合ランキングと変わらない結果となるものの、 三井不動産、 三菱地所などの不動産企業が7位、 8位にランクイン。 森ビル(36位→25位)も総合順位より順位を上げ、 不動産業界への志望度が高い傾向が見受けられました。東京大学と比較すると三菱地所、 電通、 日本航空(JAL)などの日系大手企業が上位にランクインする傾向となりました。

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早稲田大学 人気企業 TOP30

慶應義塾大学と同様、 日系大手に人気が集中している傾向。 特に早稲田大学では、 全日本空輸(ANA)(12位→8位)、 日本航空(JAL)(13位→11位)、 JR東海(14位→13位)、 JR東日本(31位→19位)、 東京急行電鉄(32位→24位)などの航空・鉄道事業が順位を上げています。

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「超上位校」の内訳

東京大学、 慶應義塾大学、 早稲田大学、 東京工業大学、 一橋大学、 京都大学、 大阪大学、 神戸大学、 北海道大学、 東北大学、 名古屋大学、 九州大学など計22大学

情報:PR Times

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