台湾が「マンゴー天国」となった遠因に、日本統治時代の作物技術

 

台湾の考古学は、出土品から見る限り、約2万5,000万年から3万年前に人類が現れたと言われています。動植物については、17世紀初頭にオランダの東インド会社経由で持ち込まれたものも多くあります。農産品については、ほとんどが日清戦争後に日本が持ち込んだものです。動植物の研究、有用植物の栽培、昆虫の研究などのほか、農作物における害虫退治に至るまで、日本は台湾を「治山治水して改造しました。

そして、地球最後の秘境と言われた台湾を「美麗島イラフォルモサ」と呼ばれるにふさわしい島に改造したのです。それまでは物々交換だった台湾社会を、わずか半世紀で貨幣経済や流通を発達させ、1940年代に入ってからは、「産業社会の仲間入りを果たすまでになったのです。

さらに、これは決して大昔のことではなく、わずか前世紀のことなのです。戦後は、日米とアジア振興諸国の間にトライアングル貿易が生まれ、アジアNIEsが生まれました。

台湾が世界に知られる「果物天国」となり、農業や農耕技術、精神史に至るまで先進国の仲間入を果たすことができたのは、「日本精神を受け継いできたからです。「日本精神」を受け継いだ台湾人たちは、日本人同様に伝教師のように世界各国に技術を伝えているのです。

 

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