ジンダオのここだけの話
日本のリニアと中国のリニア。技術的に全く違うらしいのですが、日本が違う技術を採用して技術面も安全面も中国よりも断然優位なのは良く分かりますし、上海のリニアモーターカーは自国の技術ではなく、ドイツの技術を流用した品という点も分かります。
しかし導入した技術が古くても「世界初の常設商業」という言葉と「他国の技術でも購入して運営したお陰で自国の利益やアピールに繋がっている」訳でして、この辺の物事の発想が日本人と中国人で違っているので、アレコレ言い争っても意味が無く平行線をたどってしまいます。
現在の中国リニアモーターカーが技術的にも設備的にも運用が難しくなった時には、日本のリニアモーターカーが運用を始め、中国でも日本のリニアモーターカーを導入する動きがあるかも知れません。
日本は技術やノウハウを積み重ねて時間をかけて導入し、中国人は新しい技術を他国からでもかき集めて投資して導入する、この辺も両国の大きな考えの違いなのかも知れません。
どっちが良い悪いということでなく、「国民性の違いかも」と割り切って知っておいた方がいいと思っています。
日本リニアモーターカーは品川と新大阪間の開業が2045年を予定しているそうですが、開業までにリニアモーターカーの乗車体験ができるチャンスは非常に少ないようです。
私個人としては「じーっ」と開業を待っているより、違う技術のリニアモーターカーでも、中国で乗車体験できるのは、経験の一つとして大切だと思っています。
ただライトが割れている等、事故に影響を及ぼしかねない状態での運行は勘弁して欲しいです。保守や整備などの運用面が後回しになるのも中国らしい部分です。