広告は左側が読まれる。少しの工夫でいつもの売上を倍にする方法

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いつも取り扱っている商品にたったひと手間加えるだけで、驚くほどの人気商品になる。そんな魔法のような方法を、30年以上にわたる営業現場での経験を活かし販促専門家として活躍中の前沢しんじさんが、自身の無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』の中で紹介してくださっています。

物語をつければ2倍売れる!

今回はある地元スーパーさんの新聞広告企画の一例です。いつも売っている商品に「すこしだけ物語」をつけて販促キャンぺーン(売り込み)したところ2倍以上売れました。

「えー、こんなに売れるもんなんか?」と担当者もびっくりしたのですが、その商品はもともとよく売れる商品だったこと。作る人にこだわりがあること。そして大手スーパーなどでは売っていないことなど、販促キャンペーンにかけるネタとしてはぴったりの素材でした。

もちろんウソの物語を作るわけでなく、その商品のこだわりとか作る人の考えや歴史などを聞き取りして、物語を掘り起こすのです。

実際の広告はこれです。

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地方紙に5段2/3の新聞広告で、毎週火・金の2回出稿しています。毎回その1/3位のスペースを売り込みのための販促特集スペース」にしています。広告の「浜口さんのひもの」は広告視聴率の高い左側にレイアウトしました。読者がいちばん先に目が行くところです。

広告を見ると分かりますが、大したことは書いていません。ほんの少しその商品の特長を説明しているだけです。もともと読者はあまり詳しくは読みません。琴線に触れるくらいの長さでいいのです。

それも直接取材したわけではなく、仕入れ担当者に聞き取りしただけです。それを短い文章にまとめる。それを広告のよく見える場所にレイアウトするだけです。難しく考えないでいいのです。

結果。「えー、こんなに売れるもんなんか?」と担当者もびっくりしたのですが、およそ普段の特売の2倍売れました。

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