中国人が「春節」で落としたカネに群がる、日本人の悲惨な末路

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今年も旧正月の「春節」に、多くの中国人観光客が訪れた日本。安倍首相を始め、その官民挙げての「大歓迎ぶり」は中国でも好意的に受け取られているとのことですが、「注意が必要」とするのは台湾出身の評論家・黄文雄さん。一体なぜなのでしょうか。黄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』にその理由を詳しく記しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年2月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

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東京タワー、「春節」カラーにライトアップ! 安倍首相も中国語で「明けましておめでとう」

2月5日は旧正月の新年ですね。新年快楽。皆さんのこの一年の幸福を願います。

さて、この機会に、安倍首相は中国語で新年の挨拶をしたり、東京タワーを赤く点灯して、中国カラーをアピールしたりと、日本政府は中国にすり寄っているようで、中国の気を引くのに一生懸命です。

昨年10月に日中首脳会談が行われ、先日1月28日の施政方針演説では「日中関係は正常化した」と安倍首相は発言。それもこれも、春節を利用した中国人観光客の誘致が主な目的なのでしょう。報道によれば、中国人の大型連休の旅行先人気ナンバーワンはタイで、日本は2位にランクインしているそうです。

経済的に多少の余裕がある中間層が増えたことで、中国人観光客が旅先で使う金額はなかなかのものです。以下、一例として報道を引用しましょう。

中国南部の広東省に住む30代女性の陳さんは今年の春節にあわせ家族4人で日本を訪問。9日間かけ東京や京都、静岡や川崎など7都市を周遊し、「買い物の予算は4万~5万元(約65万~約81万円)で、服や化粧品、薬などに使う」という。

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菅官房長官も、香港のテレビの単独インタビューで次のようなことを語っています。

菅氏は、中国人観光客が18年に初めて800万人を突破したことを「ありがたいこと」だと話し、増加する中国人観光客に対応するための人材確保の必要性を強調。留学生が卒業した後の在留資格を拡大する意向を示した。

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河野外相も中国語で新年の挨拶をするなど、頑張っているだけに、中国でも安倍首相の中国語での挨拶は好意的に報道されたようです。

たしかに政治的に中国との関係をある程度正常化するのは必要なことなのでしょう。しかし、日本国民がどれだけ中国を信用しているのか、あるいは日本にとって中国は信用に足るだけの存在なのかということを、もう一度、国民に説明してもらいたいところです。

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