韓国の健保公団理事長が「日本は新型コロナ感染者を隠蔽」と非難

2020.03.04
by tututu
shutterstock_1654443592
 

「日本がオリンピックを控えて診断と防疫をしないで隠蔽戦略の方向に進んでいる」
「韓国より(日本の感染者数が)はるかに多い可能性があるが、非常に政治的な判断をしている」
韓国の国民健康保険公団理事長である金容益(キム・ヨンイク)氏が3日、日本の新型コロナウイルス対応に関連し、こう主張したと中央日報が伝えている。

金氏「日本の政治的な隠蔽戦略」

金氏は第19代国会議員(民主党比例代表)、青瓦台(チョンワデ、大統領府)社会政策首席、民主党民主政治本研究院長などを歴任した人物で、YouTubeチャネル『柳時敏(ユ・シミン)のアリレオライブ』に出演し、新型コロナウイルスの日本の対応を分析。

金氏は「普段なら日本も(感染病を)積極的に管理する国だが、今回はなんとかしようとは全く考えていない」とし「五輪という政治的動因があるためで、新型コロナは韓国の人々が考えるよりもはるかに弱い病気のため」とコメント。

続けて、「診断しなければそのまま風邪としてやり過ごせるもので、重症になれば肺炎治療をすればよい。日本も高齢者が多いから(重症なら)死ぬときは死ぬ、このような態度のようだ」とし「なら、これが本当に良い政治をしているのかどうか…」と言葉を濁した。金氏の発言は、日本が政治的意図によって新型コロナの検査と防疫を十分にやっていないという主張をしたことから、論争を呼ぶことが予想されると中央日報は報じている。

韓国国内の感染者数5000人を超える

韓国疾病管理本部中央防疫対策本部は4日、新型コロナウイルス感染者が前日0時から新たに516人(同日0時現在)確認されたと発表し、韓国国内の感染者数は5328人に増えた。死亡者は前日より4人増えて32人になった。

朝鮮日報によると、疾病管理本部の発表で、同日0時現在で13万1379人がコロナウイルス感染症の検査を受け、このうち10万2965人は陰性、2万8414人が検査結果を待っている状態だという。

print
いま読まれてます

  • 韓国の健保公団理事長が「日本は新型コロナ感染者を隠蔽」と非難
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け