ロリコン教師、なぜ逮捕後に教壇復帰?40歳年下女生徒に欲情、学校教育最大の暗部

2020.11.06
by tututu
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ソフトボール部員の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、京都西山高(京都府向日市)の教諭(61)が懲戒解雇処分を受けていたことがわかった。元教諭は部員の女子生徒1人を同市内の自宅へ呼び出し、試合のビデオを見せるなどした後、生徒の体に触れたり抱きついたりしたという。なぜわいせつ行為に及ぶ教師が減らないのか?そこにはSNSの発展や、教員任用制度の問題が関連している。

ロリコン教師が“異常繁殖”わずか2ヶ月間に4回逮捕も

全国各地で教師によるわいせつ事件が多発している。

新型コロナウイルスの影響で休校していたはずなのに、いざ学校を再開させたらわいせつ行為に及ぶ教師が続出するという笑えない話。教師としてのモラルはどこへ行ってしまったのか。

例えば、千葉県。県の教育委員会は10月14日に会見を開き、わいせつ行為や盗撮などにより男性教員5人を懲戒処分にしたことを発表した。この内の4人が、9月のたった1か月でわいせつ事件を起こしている。

  • 公立中学校の男性教員(34)が進路相談を受けていた女子生徒に商業施設でわいせつ行為
  • 公立中学校の男性教員(43)が元教え子の10代男性の服を脱がせて写真撮影
  • 公立小学校の男性教諭(25)が女子児童7人の着替えを隠し撮り
  • 公立中学校の男性教員(26)が商業施設内で女子高生のスカート内をスマホで盗撮

また、栃木県の那須烏山市の公立中学校に勤務していた29歳の男性は、わいせつ関連で今年の6月から7月にかけてなんと4回も逮捕されている。とんでもないハレンチ教師だ。

わいせつ行為等で処分された教員数が過去最高を記録

文部科学省が2019年に明らかにしたデータによると、わいせつ行為などで処分を受けた教員は282人にのぼり、過去最多を記録(2018年度)。前年度の210人から72人も増えている。

わいせつ行為の内訳としては、「体に触る」89人、「盗撮・のぞき」48人、「性交」41人の順に多かった。スマートフォンの普及やカメラの小型化の影響から、手軽に写真を撮ることが可能となり、盗撮行為が増えてきていることがわかる。

なぜ、いつまでたっても教師によるわいせつ行為が減らないのか?再発防止やスクールコンプライアンスが叫ばれる中、減少するどころか増加してしまう原因は一体何なのか?

そこにはSNSの普及が関係しているといえそうだ。

実は文部科学省でも、わいせつ行為などでの処分が過去最多となった理由として、「SNSの普及で教員と子どもが学校外でもつながりやすくなっていることが一因ではないか」と指摘。不祥事を起こす教員の若年化も進んでいることから、因果関係があると認めざるを得ない。

便利なはずのSNSがハレンチ教師のわいせつ行為のツールとなっている現状があるのだ。

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