韓国「偽視覚障害者」の柔道選手がパラ五輪でメダル獲得。本当の視力は1.5

2020.12.03
by tututu
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「目が見えない」と医師をだまし、健常者を視覚障害者の選手としてパラリンピックなど複数の国際大会に出場させた障害者柔道・韓国代表チームの監督が身柄を拘束されたと朝鮮日報が報じている。金、銀、銅メダルを不正によって荒稼ぎした悪質な行為。韓国の柔道界に国際的な批判が高まりそうだ。

韓国「偽視覚障害者選手」パラ五輪でメダルラッシュ

記事によると、障害者柔道・韓国代表チーム元監督のパク氏が業務妨害、補助金管理に関する法律違反の容疑で逮捕・起訴され、選手13人が在宅で起訴されたという。

視覚障害選手の基準は、メガネ等で矯正した状態で視力0.1以下。選手たちは医師からこの診断を受けるために「目が見えない」と虚偽の申告をし、視覚障害者である“演技”をしていた。

選手選抜の権限を持っていたパク氏がこの一連の指示をし、本当は目が見えている選手たちを視覚障害者の柔道選手に仕立てたとみられている。

起訴された選手の内11人はパラリンピックやアジアパラ競技大会でメダルを獲得。韓国政府から総額で1億476万ウォン(約987万7000円)に上る報奨金を受け取っていた。

視覚障害者選手なのに運転免許を所持

韓国の「偽視覚障害者選手」をめぐっては、これまでにも疑惑が持たれていた。

2018年には視覚障害者の柔道選手4人が運転免許証を所持している事実が発覚。韓国では運転免許証の取得には眼鏡やコンタクトレンズを使用した状態で両目で視力0.5以上が必要となるが、選手の一人は視力検査で1.5、別の選手が1.0で免許証を取得していた。

また、韓国では視力0.2以上を兵役対象者としており、視覚障害選手は除外されるはずだが、すでに兵役についている柔道選手がいることもわかっている。

国際ルールを無視した卑劣な不正だけに、ネットでは批判の声が多数上がっているようだ。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by : A.RICARDO / shutterstock

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