不祥事続きの厚労省に国民激怒。職員23人で大宴会、パワハラ対策担当者が暴言で処分、腐りきった組織は今すぐ解体せよ

2021.03.30
by tututu
厚生労働省
 

厚生労働省老健局の職員23人が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が解除された3日後の今月24日、東京・銀座の居酒屋で宴会を開催していたことがわかった。また、パワハラ相談担当の厚労省職員が“パワハラ”をしたとして処分されたことも判明。不祥事続きの厚労省に国民が激怒している。

厚労省の職員23人が深夜まで大宴会

2度目の緊急事態宣言が1都3県でようやく解除されてから、わずか3日後。銀座の居酒屋で、人事異動に伴う送別会が行われた。集まったのは、高齢者政策を担当する老健局の職員23人。

東洋経済オンラインによると、課長を含めた課の3分の2の職員が参加してマスクをつけずに飲食をし、午後9時までの時短営業が要請される中、24時直前まで送別会をしていたという。

厚労省は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大人数での飲食を控えるように呼び掛けている、いわば“旗振り役”の部署。にもかかわらず、当の本人たちが大宴会を開いているようでは話にならない。

こうした報道を受け、田村厚生労働相は30日午前の定例会見で、飲食があった事実が確認されたとして、「国民の信用の裏切る形になった。深くお詫びを申し上げる。対象者を早急に調査した上で厳正な処分をしてまいりたい」と陳謝した。

その上で、「厚生労働省は新型コロナウイルス感染症を防ぐ立場にあり、国民の皆さま方に色々な形で生活の制約をお願いさせていただいている。そういう活動をしないよう申し渡していた。二度とこのようなことがないよう、省内で気持ちを引き締め直していきたい」と述べた。

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パワハラ対策担当者が部下に“パワハラ”で処分

また、厚生労働省は29日、部下だった男性(33)にパワーハラスメントをしたとして、政策統括官付社会保障担当参事官室の室長補佐(当時)の男性を、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。NHKなどが報じた。

処分を受けた職員は職場で被害相談に乗る「パワハラ相談員」だった。

元補佐の男性は、部下が2017年4月に政策統括官に異動してきた直後から「つぶしてもいいの?」「死ねっつったら死ぬのか」「何様のつもりだ」などと暴言を浴びせたり、無視したりしたという。

部下はうつ病を発症して18年12月に休職し、20年3月に退職。公務員の労災に当たる「公務災害」と認定されていた。

厚生労働省は「パワハラ防止を所管する省として誠に遺憾で反省している。職員への研修を再徹底したい」としたが、被害を受けた元職員の男性は、「処分があまりに甘く言葉もない。やりたい放題の状況が続けば現役の人が守られない」としている。

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職場のパワハラをなくすため相談にのる立場の上司が、部下にパワハラをするという信じがたい不祥事。国民からは呆れる声しか聞こえてこない。

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