「昔取った杵柄」とはまさにこのことか。自民党の三原じゅん子厚生労働副大臣の“鋭い眼光”が話題となっている。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長に切られた三原氏の“メンチ”。そんな三原氏は過去にある驚きの事件を起こしていた。
三原じゅん子氏が尾身会長を迫力満点の“ガンつけ”
三原氏のメンチ切りが見られたのは、2日に行われた衆院厚生労働委員会。
東京五輪開催について尾身会長は「今の状況で普通は(開催は)ないが、やるということなら、開催規模をできるだけ小さくし、管理体制をできるだけ強化するのが主催する人の義務だ」と主張していた。
そんな尾身会長を睨みつけるような鋭い眼光で見つめていたのが三原氏。眉間にややしわを寄せ、まるで何かを言いたげな表情で答弁を聞いてた。
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さらに、尾身会長は「こういう状況の中でいったい何のためにやるのか目的が明らかになっていない」と述べたうえで、「国がはっきりとしたビジョンと理由を述べることが重要だ」と五輪開催に向け、菅義偉首相による説明を求めた。
こうした尾身会長の発言が気に障ったのだろうか、三原氏の表情はだんだん強張っていったように見える。一方、尾身氏の厳しい指摘に時折頷くような素振りも見せていた。
三原氏は尾身氏の強い主張に違和感を抱きながらも、カメラに映ってしまっていることで、睨んだり頷いたりと、不思議な行動になってしまったのかもしれない。
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記者を相手に大立ち回り 暴行事件で逮捕された過去
思わぬところで素の表情が出てしまった三原氏だが、ネットからは「さすが三原じゅん子、本物だ」「他の議員とは迫力が全然違う」などの声があがっている。
ドラマ『3年B組金八先生』で不良少女役を演じて一躍大人気となった三原氏だが、ドラマ以外でもやんちゃなエピソードを持っていた。
実は過去に暴行事件を起こし、逮捕されたこともある。
1987年4月、酒を飲んだ後、当時交際していた男性とタクシーを降りたところを写真週刊誌「FRIDAY」の記者とカメラマン複数人が直撃。
写真を撮られたことに激昂し、三原氏は男性と大立ち回りを演じたのだ。
男性がカメラマンに蹴りを入れて倒すと、三原氏はカメラマンに馬乗りになって髪を引っ張り、頭を路面にたたきつけるなどの暴行をはたらいたという。
当時の報道では、目撃者の話として、三原氏が「女だと思ってなめんじゃねえよ!」、「いつでも芸能界なんか辞めてやる!」などと凄んでいたことを伝えられている。
かけつけた警察官に現行犯逮捕された三原氏。14時間拘束された後、書類送検されて釈放。カメラマンらと示談がついたこともあり、起訴猶予処分となった。
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もちろん、議員となった今はそんなことを起こすはずもないが、野党などに睨みをきかせるという意味では、三原氏の“凄み”は武器になるかもしれない。