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Na Mele O Hawai'i ナー・メレ・オ・ハワイ(ハワイのメレ/詩)
第1号
2010年10月10日 発行
(ハワイ時間で書いてます!)
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╂┘ はじめてこのメルマガをお読みになる方へ ┌╂
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はじめまして、ケアロハです♪
『ステップアップ・フラ』をお読みいただいている皆様、こんにちは♪
ご存知の方が多いとは思いますが、
ハワイのイオラニ宮殿で日本語のドーセントをしています。
フラも大好き!というより、Hula is my life!です。
好きとか嫌いとかでなくて、生活がフラになってしまいました。
日本でももうお馴染みになったクムフラ、エド・コリアー率いる
『ハラウ・オ・ナ・プア・ククイ』の専任通訳としても
活躍させていただいてきました。
現在はオアフ島で二つ目のハーラウで勉強中です。
私は多くの読者の方々のように十何年と言う長いフラ歴を持って
いませんが、ラッキーなことに、周りのクムフラやミュージシャン
ハワイアンのクプナがたくさんいますので、多くの情報を入手
することができます。
そして、もちろん今までのクムから直接指導された知識、
宮殿の人々を通して得られる学識などで、短期間のうちに
多くのハワイの歴史や情報に精通することができました。
「フラは踊りなのに、知識が必要なの?」って思いませんでした?
この答え、いわば私の武器なんです!
この有料版メルマガは、実は私の一番のゴールだったのです。
ずっと暖めていた構想でした。
最初のきっかけは、ある日本の先生との話。
ハワイ語はもちろん、英語が苦手な彼女
どんなふうにして歌を理解しているのだろう?って。
その日本の方々が理解できるように
クムは私に役目をくださっていたのですから。
そして、日本語訳を見る機会がありました。
あれっ?
なんか違うんです。私が教えてもらったことと。
そういえば、クムも言っていました。
ハワイ語の歌を日本語に訳して振り付けするから、振りがずれる、って。
その振りを、意味を取り違えて踊っていたら
もっとチグハグになりますよね。
皆さんは、単に言葉を音として覚えていたりはしてないですよね???
♪アロハ イア オ ワイアナエ〜♪ みたいに・・・。
最近ではハワイアンの歌が訳されて本になっていますので
そういうことも少なくなってきているみたいですが
ときどき、違うんじゃないかな?と思う訳にもあたります。
もちろん、ハワイの歌には隠された意味があったりして(Kaona、カオナ)
そういう場合は、歌詞の通りに理解するものではありません。
ですが、誤訳で主体が違っていたりすると
歌の意味がまったく違ってしまいます!
そして、何より状況を把握することが歌を理解する助けになります。
歌詞と訳を見ただけでは理解できない部分を
さらに細かい説明をつけて情報を届けたい!
それが、このメルマガの目的です。
フラは、技術だけでは見る人の心を動かしません。
まず、クムが教えてくれました。
そして、コンペの練習のときに
観ている私たちのファミリーが教えてくれました。
皆さん、ロコが話す「チキンスキン」って聞いたことありませんか?
「鳥肌が立つ」ということです。
鳥肌を立たせるフラを踊るには、歌詞や背景の理解は必須です。
Na Mele O Hawai'i(Naは複数を表す言葉で、上にカハコが付きます。)
ハワイ語で、「ハワイのメレ(詩)」
アウアナの曲だけでなく、カヒコやオリも含めて
歌でなく、詩にしました。
一緒に世界の人の心を動かすフラを踊りましょう♪
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╂┘ 第1号のメニュー ┌╂
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● 第1号の詩 <Mele Kahea: Kunihi Ka Mauna>
● 日本語読み
● 詩の背景(作者・年代・ストーリー)
● 各行の意味
● ポイント
● ハワイ語だけで復習!
● 次号予告
● 編集後記
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: 第1号の詩 <Mele Kahea(メレ・カヘア): Kunihi Ka Mauna> :
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毎回、特集の詩をハワイ語と英訳で記します。
なぜ、ここに英語を入れるかというと
1820年に宣教師達によってアルファベット(英語)が紹介されて以来
ハワイ語の翻訳は、まず英語にされているからです。
そして、ご存知のように、ハワイは現在はアメリカ合衆国
公用語は英語になりますから、ハワイ語の理解も英語で行われます。
少しでも意味がハワイ語に近い言語を紹介することで
ハワイ語→日本語で起こりやすい意味の取り違えを避けるためで
あくまでも参考としてください。
また、ハワイ語には極力カハコの説明をしますが
付け忘れたりしていたらごめんなさい!お知らせいただけると幸いです。
Mele Kahea
Kunihi ka mauna i ka la'i e,
O Wai-ale-ale la i Wai-lua,
Huki a'e la i ka lani
Ka papa au-wai o ka Wai-kini;
Alai ia a'e la e Nou-nou,
Nalo ka Ipu-ha'a,
Ka laula mauka o Kapa'a, e!
Mai pa'a i ka leo!
He ole ka hea mai, e!
[英文訳]
パスワードソング
Steep stands the mountain in calm,
Profile of Wai-ale-ale at Wai-lua.
Gone the stream-spanning plank of Wai-kini,
Filched away by Nou-nou;
Shut off the view of the hill Ipu-ha'a,
And the upland expanse of Ka-pa'a.
Give voice and make answer.
Dead silence--no voice in reply.
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: 日本語読み :
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クーニヒ カ マウナ イ カ ライ エ
オー ワイアレアレ ラー イ ワイルア
フキ アエ ラ イ カ ラニ
カ パパ アウワイ オ カ ワイキニ
アーライア ッエ ラ エ ノウノウ
ナロ カ イプハア
カ ラウラー マウカ オ カパア エ
マイ パア イ カ レオ
ヘ オレ カーヘア マイ エー
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: 詩の背景(作者・年代・ストーリー) :
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このオリ(チャント)は教室に入る前、レッスンが始まる前などに
行われるのが慣例になっているようですね。
ハラウによってはスタジオを借りていたり
待合室がないので、そのまま教室に先に入らなければならなかったりと
状況はそれぞれに違うと思います。
全員でメレ・カヘアをする場合もあれば
私がいたククイではドアのところで一人一人、チャントをしました。
このチャントがペレの一番下の妹のヒイアカイカポリオペレ
(Hi'iaka-i-ka-poli-o-Pele)のものだということは
多分皆さんご存知ですよね。
そして多くのガイドブックやフラの本などによれば
その場所はワイルア滝のそば、と言われています。
それは、その一説のもとがNathaniel B. Emerson(エマーソン)の
"Unwritten Literature of Hawai'i"に書かれているからです。
その内容を簡単に説明するとこんな感じです。
「ヒイアカはペレの恋人ロヒアウを探して
美しいホーポエと旅しています。
そして、カウアイ島のワイルア川の淵への険しく狭い道に到着しました。
そこには、一枚の板がかかっていました。
ところが、ヒイアカが到着したときにはその橋は
カヒキ(タヒチ)から来たと言われていた
川と同じ名前を持った意地悪な水の精ワイルアによって外されていたのです。
ヒイアカは橋を戻すように叫びました。
しかしワイルアはヒイアカが不思議な力を持っていることを知らずに
返事をしませんでした。
そこでヒイアカは彼女の持っている魔力を使ってワイルアの魔力を取り払い
ワイルアのもとの姿、大トカゲに変えてしまいます。
ワイルアは川底の洞穴に隠れてしまいますが
ヒイアカは渡るコンディションを良くするために、さらに踏み石を並べました。
今でもその飛び石は存在すると言われています。」(淳子ケアロハ訳)
「クニヒ・・・」はその時のヒイアカのチャント、というわけです。
ここで疑問なのは「ヒイアカがホーポエと旅していた」というところです。
ホーポエって、ハワイ島に残ってお留守番じゃなかった?
そして、同じエマーソンが書いた『ペレとヒイアカ』のストーリーでは
この話とは違う場面が描かれています。
そのストーリーから、場所はもっと河口のワイルア湾近く
今も残る「ヒキナアカラ・ヘイアウ」近辺が想像されます。
実際、私はアンクルエドと彼の友人のカウアイ島のクムフラM・H氏の案内で
ククイのシスター達と去年この場所を訪れる機会があったのです。
そして、そこからは、「クニヒ」チャントに詠われている場所のそれぞれが
よく見えるのです!そこで、全員で「クニヒ」チャントをしました。
感激のあまり、こみ上げてくるものがあって
そばにいたM氏の目にも光るものがあります。
それでは、どんな場面かハワイ語と並べながら見ていってみましょう。
ハワイ語になるべく忠実に訳しますので
日本語の文章にはなっていないことにご注意ください。
日本語の文章にしてしまうと、ポイントがずれるからです。
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: 各行の意味 :
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Kunihi ka mauna i ka la'i e, 険しい山が 静けさの中にある
O Wai-ale-ale la i Wai-lua, ワイアレアレが ワイルアから見える
Huki a'e la i ka lani 天に引かれるように
Ka papa au-wai o ka Wai-kini; カヴァイキニ(山)の川にかかる板
Alai ia a'e la e Nou-nou, その光景はノウノウの丘に遮られている
Nalo ka Ipu-ha'a, イプハアの丘は隠れている
Ka laula mauka o Kapa'a, e! カパアの上部に広がる広大な平野も
Mai pa'a i ka leo! 黙っていないで
He ole ka hea mai, e! (でも)何の返事も聞こえない
(淳子ケアロハ訳)
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: ポイント :
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このメレ・カヘアは、それぞれのクムの系列やハラウによって
チャントの仕方が異なります。
カリフォルニアのクムフラのもとで習った時は
あまり抑揚のないフラットな感じのチャントでした。
それが、ククイでは抑揚が付いて歌のようになっているのです。
どちらが良いとか正しいとか言っているのではないことをご了承くださいね。
また、島によっても違うようですが、ククイでは昔風のアクセントで
部分的にカ行がタ行に置き換えられてチャントされていました。
<詠唱のポイント1>
日本人が詠唱をする時は、どうしても「アイウエオ」と日本語の発音になるので
ハワイアンっぽく聞こえないのですが
これをククイ風にしてみると結構「脱日本語」に近くなります。
文字ではうまくお伝えできないのですが、敢えて文字で説明してみましょう。
こんな感じになります。
トゥーニヒタ マウナ イ タ ライエー
オー ワ(ヴァ)イアレアレ ラー イ ワ(ヴァ)イルア
フーキ アッエ ラー イ タ ラニ
タパパ アウヴァイ オー タヴァイキニ
アーライッアッエ ラー エー ノウノウ
ナロー ター イプハア
タラウラー マウカ オータパアエー
マイ パア イ タ レオ
ヘー オレ ターヘア マイ エー
いかがですか?大分感じが違うと思います。
ただし、先生によってご指導が違いますので
あくまでもヒントにしてくださいね。
ここで長音になっているのは、カハコだけでなくて
歌うようにするので延びることもあるからです。
<詠唱のポイント2>
昔のハワイ語はどうなのか分かりませんが
現在のハワイ語のラ行は、英語のLで表されます。
日本語にはない発音なので、Rにならないように注意します。
<詠唱のポイント3>
では、風景を描きましょう。行ごとにいきます。
1行目は、そびえ立つ山がメインです。
2、すぐ右手のワイルア川の前方先にワイアレアレが見えます。
(たいてい雲の中で、私もまだ見ていないんですが)
3、天に引っ張られるようにそびえ立っています。
4、カヴァイキニはワイアレアレ山の山頂です。
5、ノウノウは「スリーピング・ジャイアント」として知られる山
ワイルアからは右前方になります。そのノウノウに遮られているのですね。
6、イプハアはワイルアの近くと言われています。
(Unwritten Literature of Hawai'i)
7、カパアはワイルアの北、この地からは右手になります。
カパアは海岸に近いところですが、カパアのマウカ(ウカ)といってますので
その内陸部をさします。
8、返答してください、という呼びかけになります。
私はここで、心の準備ができています。フラを教えてください
という気持ちを込めます。
9、ここはヒイアカのストーリー、呼びかけたけれど何も返事がない
というチャントの一部です。最後のエは、エエエエエエと延ばすのではなく
力強くも最後はフェイドアウトする感じでしょうか。
*メレ・カヘアは「クニヒ」チャントだけではありません。
一番一般的と言うことで、ここに取り上げました。
*また、入室の許可を与えるチャントに「メレ・コモ」があります。
これはまた別の機会に取り上げたいと思います。
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: ハワイ語だけで復習! :
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さて、いかがでしたでしょうか。ではポイントをふまえて、風景を描きながら
ハワイ語っぽく挑戦してみてください。もう一度ハワイ語だけを書きます。
Mele Kahea
Kunihi ka mauna i ka la'i e,
O Wai-ale-ale la i Wai-lua,
Huki a'e la i ka lani
Ka papa au-wai o ka Wai-kini;
Alai ia a'e la e Nou-nou,
Nalo ka Ipu-ha'a,
Ka laula mauka o Kapa'a, e!
Mai pa'a i ka leo!
He ole ka hea mai, e!
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┌─┌─┐
│次│号│ フラには素敵な愛の詩が多いですよね!
└─┘─┘
│予│告│ 次号はシンプルなのに、とっても艶っぽい、
└─┘─┘ フラの定番「ケ アロハ」をお届けします。
今回はオリでしたので、実際に詠唱する時のポイントを加えましたが、
アウアナの場合は、踊り方のポイントを入れていきます。乞うご期待!
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│編│集│ 入室の際には当たり前のように詠唱している、このメレ・カヘアも
└─┘─┘ 調べてみるといろいろなことが分かってきます。
│後│記│
└─┘─┘ 特に、私のライフワークでもあるこの有料メルマガの記事とあっては
分からないことを分からないままにしておくことは出来ません。
文献を行ったり来たり。
でも、そのおかげで、さらに理解を深めることが出来ました。
結構膨大な作業なんですが、病みつきになりそうです!
サンプル版を入力したときに、入力のつもりでリターンキーを押してしまって
本当はタイトルにハワイ語を入れたかったのに
不完全なまま登録になってしまいました! あーあ。
で、仕方がないので、そのままのタイトルで行きます。
せめて文体の方だけは推敲したいので、1号はサンプル版のベターバージョン!
です。
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● 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
メルマガの内容に関しましては十分に表記に留意するよう努めておりますが
不十分なところもあるかと思います。
お気づきの点がありましたら、ご連絡ください。
【当メルマガをお友達や周りの方々にご紹介ください】
皆様からのご意見・ご感想もお待ちしております!
┌───┐
│\☆/│ creativejuno@yahoo.co.jp
└───┘
発行者 :淳子ケアロハ(トゥアヒネ)
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