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みやはら通信

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みやはら通信第10号

*みやはら通信は、みやはら信孝が、22年半の外交官経験と10年半の地域研究考察から、久留米の現状と将来についての意見をまとめて関係諸氏の皆さま方にご報告するものです。皆さんと一緒に考え、一緒に行動できたらと考えています。是非皆さま方のご意見をお聞かせいただければ幸いです。

みなさまへ

 こんにちは。みやはら通信第10号をお届けします。
 
 みやはら通信は、過去10年間、宮原信孝が、断続的に発行してきた「かきつばた通信」を基礎にこれを新装するものです。毎週1回のペースで発行し、近々メルマガの形で自動配信することを考えています。

 メルマガになった際は、ご希望の方のみ、お手続きいただき、月300円程度の購読料の支払いをお願いすることになります。

 第10号の目次は次の通りです。

1.市民が主役のまちづくり ~国際ボランティア学会市民公開シンポジウム~
2.国際ボランティア学会・くるめまち歩き
3.病児保育
4.あとがき

 それでは、始めます。

1.市民が主役のまちづくり ~国際ボランティア学会市民公開シンポジウム~

 2月27日、久留米大学御井キャンパスにおいて国際ボランティア学会第17回大会が開催されました。全体テーマは「市民が創る未来」で、それを具体的に議論する場として、市民公開シンポジウム「市民が主役のまちづくり」を企画しました。

 このシンポジウムの基調講演者は、大西健丞氏。国際協力NGOのピースウィンズ・ジャパンの創設者・代表理事で、ジャパン・プラットフォーム、シヴィック・フォース、アジア太平洋アライアンスという、民間緊急支援を行う際の土台となる官民協働組織を立ち上げてきた方です。

 大西氏の基調講演の後、久留米の4つの市民ボランティア組織の代表の方々5人にまちづくりを行っていく上での市民と行政の協働のあり方を議論していただきました。

 この議論を上手にリードして下さったのが伊佐淳経済学部教授です。市民活動の代表の皆さんが、緊張しているのを解きほぐし、意見を上手に引き出してくださいました。また、議論を活性化させる林薫文教大学教授のコメントも素晴らしかったです。更に大西氏もフロアから様々な意見を述べてくださいました。

 私がこういう方々を招いて、「市民が主役のまちづくり」というテーマのシンポジウムを行った背景には、久留米市が「市民との協働」を打ち出し、まちづくりに関わる市民組織の皆さんが、その協働の中で自分たちの活動を進めているからです。

 その際、私が気になったのは、久留米市の協働が、行政が市民組織に補助金を与え、それに対し市民組織は活動を行った後報告書を提出するという上下だけの関係になっていないか、ということでした。もしそうだとしたら、それは「協働」とは言いません。

 「協働」は、英語で言うと「collaboration」だそうです。しかし、ベトナムやアフガニスタンで開発支援や復興支援を行っている時、JICAのような国の支援機関、世銀や国連専門機関のような国際機関、オックスファムのようなNGOが一緒に協力して活動することは、partnershipという言葉を使っていました。パートナーシップです。パートナーは、誰もが対等です。

 4つのまちづくり組織は、皆さん、久留米市から補助金をもらおうがもらうまいが、自分たちの考えで活動を進めていくというスタンスでした。理念や思いに関する共感や共有が市側に見られず、残念という意見や、他方、学生にとっては社会と関わる良い機会が提供されているという意見があり、一概に「上下関係」ができているとは言い切れないという印象でした。

 しかし、最後の方では、まちづくりには行政、市民、企業、公益団体など様々なパートナーが参加しているのであり、これらが思いを一つに協力してまちづくりができないか、という意見がちらほら出始めていました。

 2時間の議論だけでは足りず、シンポジウム終了後の休憩時間、夜の懇親会、更には次の日の「くるめまち歩き」の間にも今後久留米で市民のまちづくりをどうしようかという話は続きました。

 その結果、久留米のまちづくりにも「プラットフォーム」をつくることを検討しようじゃないか、という話になったのは、大学が地域社会に貢献することにもつながり、喜ばしい限りです。

 これからこの動きがどうなるかは分かりませんが、「市民が主役のまちづくり」実現のためにも応援していきたいと思います。

2.国際ボランティア学会・くるめまち歩き

 先に述べたように、国際ボランティア学会2日目は、くるめまち歩きでした。国際ボランティア学会に全国から来て頂いた方々と私のゼミ生たちとともに、くるめ日曜市、オックスファム、「けやきとアートの散歩路」の会推奨の散歩路、更にはリノベーション・チームを訪ねました。

 どこもよくて、先生方、学生たちみな各所に立ち止まることになり、終了したときにはお昼も食べずに2時近くになっていました。

 この遅れの最大の原因は、「けやきとアートの散歩路」に仕掛けられた数々のアートでした。かすり、彫刻、絵画、水墨画、ペン画、書、茶の湯。かすり小路から寺町へと移動すると、観るべきものが満載。そして驚き。「何でこんなところにこんな芸術が!」流行の言葉で言えば、「びっくりポン」でした。

 今回のまち歩きで、「けやきとアートの散歩路」の理想型が見えたような気がしました。

3.病児保育

 前号において病児保育について書きました(前回「病時」と書きましたが、「病児」の間違いです。お詫びして訂正いたします)。これに対し、いくつかご意見をいただき、更には、この1週間のうちに石原九州観光推進機構会長にお会いする機会があったので、再度この問題につきご高説をいただきました。

 その結果分かったことは、病児保育のためには、医師の診断が必要であり、手続を踏まねばならないこと、病児保育で成功している例は東京にあり、フローレンスという非営利公益団体が行っているということ、などです。

 もっと調べる必要がありますが、フローレンスのような病児保育を専門に行う公益組織を久留米にもつくれればと思います。更に皆様方のご意見をお待ちします。

4.あとがき
 最後までお読み下さりありがとうございました。

 暖かくなりましたが、今週後半には冷え込むそうです。どうか皆様ご自愛下さい。



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  • 2017/01/03
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