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最近サンプルがやっと自動的に差し替え可能になりました。
さっきまで(09年10月6日未明)、04年3月の創刊号を載せていたんですよ (*^o^*)
候補の号はいろいろありますが、JEMAサイトのメルマガ案内には日産婦学会が
06年1月に発表した「改訂ピル・ガイドライン」関連を載せたので、こちらでは
内膜症薬物治療をまとめた最新のものを掲載しておきます。
はじめに、で、いぬいの年末年始を詳細に書いた部分は省略しました (^^ゞ
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117号 ・内膜症治療薬の基本的まとめ
JEMAネット通信 “あなたを守る子宮内膜症のお話” 2009.01.05
日本子宮内膜症協会(JEMA)
http://www.jemanet.org
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☆★ はじめに ★☆
100万~200万人と言われる子宮内膜症のみなさん、ご家族、医療者、医療企業、
行政、医療団体、女性団体、一般の老若男女の方々、こんにちは。
“内膜症のことならJEMAに聞け”の、日本子宮内膜症協会(JEMA)です。
2009年、明けましておめでとうございます!
今年も良い年でありますよーーに!!
年末年始はいかがでした?
自宅や実家でのんびり過ごした人、レジャーに出かけた人、夫の実家で心身が
疲れた人、働いていた人、入院していた人、ここまで書いたシチュエーションとは
逆の人(実家でアンハッピーだったとか、夫の実家でハッピーだったとか)、
いろいろでしょうね。
私は、年末は例年とは違ってあちこちのショッピングに出かけ(昨年12月は胆嚢と
子宮・卵巣の摘出手術で動けなかった反動かも。インフルエンザも流行ってないから
いいかなと)、まぎわになって年に2~3回レベルの掃除やかたづけをして(昼夜
逆転族だから大晦日の明け方まで)、大晦日の午後から2日の午後まで夫の実家で
過ごし(大阪市中心部から車で2時間ほどだけど、標高600メートルの山中にある
過疎の村)、自宅に戻って2日の夜から昨夜までは寝るか食べるかテレビを見るか
ピアノを弾くかで(中3まで習った程度の技術だけど、Jpop、アリア集、ヒーリング集
など弾き語っちゃう)、このメルマガが仕事始めです。
(略)
対外的な仕事始めは、17日18日のエンドメトリオーシス学会(今年から研究会では
ない)で、仙台です。
エンド研は毎年大学センター試験の日で、結構寒いんですよねえ。
仙台だから大阪から飛行機ですが、雪で飛ばないとか降りないとか違うとこ降り
ちゃうとか、なしにしてもらいたい。
12月20日に発行した116号本号で、難民支援センターはスカートやズボンや上着は
受け取ってもらえないと書きましたが、少々違っていました。
洗濯済みなら、ズボン、カーディガン、ジャンバー、オーバーコートは受け取って
くれます。
ただし、衣料品を送ると振込用紙が返送されてきて、海外にその衣料品を輸送する
費用として1500円を目安に寄付を振り込むことになっています。
私は10年以上前からときどき不要衣料品と輸送費寄付を送っていましたが、しだいに
受け取れない物品リストが増えていき、こちらが不要なものはあちらも不要のようで、
利用しなくなっていました。
詳しいことは↓
日本救援衣料センター
http://www.jrcc.or.jp/
(略)
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1.内膜症治療薬の基本的まとめ
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2008年は内膜症女性にとって記念すべき年でした。
内膜症の保険適用のあるルナベル(低用量ピル:OC)が7月に登場しましたね。
その半年前の1月には、内膜症の保険適用のあるディナゲスト(黄体ホルモン剤:
プロゲスチン)も登場しています。
ルナベルはオーソM21と同じものなので(前者は保険医薬品、後者はバイアグラや
男性型脱毛症のプロペシアと同じ自由診療医薬品)、1974年以来世界中であまたの
人が使用してきた定番の低用量ピルです。
ディナゲストは、95年あたりからドイツ界隈で低用量ピルに含まれる黄体ホルモン
として使われていますが、黄体ホルモン単剤としては日本が世界で初めて承認し、
使用している段階です。
これまでの情報によると、低用量ピルで疼痛改善できない段階の人(腺筋症や深部
病巣があって激痛の人など)は、ディナゲストで疼痛改善するケースがあります。
確かに黄体ホルモン作用が強いのでしょうね(黄体ホルモンの副作用の、頻繁の
不正出血、更年期症状や倦怠感などが伴いますが)。
さて、新たな読者もおられるでしょうから、今回は、日本で内膜症女性が使える薬
について、整理しておきましょう。
■ 治療効果
●使用目的
・薬物治療は、不妊には全く無効で(2000年前後に世界で結論)、基本的に疼痛
緩和で使います。
・別に、術後の内膜症再発遅延効果が、しだいにエビデンスが出始めています
(低用量ピル1年以上使用でや、G薬のアドバック1年以上使用でなど)
・別に、エビデンスはないですが、欧米(世界)ではピルの長い使用実績から、
内膜症かその疑いの女性は、妊娠する1周期前までと、手術治療する前まで、
OC(ピル)を長期に使おうと推奨されています。
●治療効果
・基本中の基本事項ですが、治療効果は、世界の常識で、どの薬も同等です。
・ただし、3か月や半年の短い使用期間での病巣縮小作用には優劣はありますが
(G薬が優位)、内膜症は10年~30年という長期慢性疾患なので(卵巣2個摘出
しないかぎりどの治療も再発するから)、そんな短期の優劣に意味はありません。
・同じく、チョコレート嚢胞の縮小率が大きい(といっても最大半分程度ですが)
ことにも意味はありません。
チョコレート嚢胞は存在すること自体が大問題であり、なくすには手術で取る
しかないからです。
6センチが4センチになると気持ちは少し楽になるでしょうが、医学的な問題
レベルは変わらないのです。
●疼痛緩和効果が表れる時期
・早いタイプ
ピル:ただし月経初日や2日目に服用開始した人は1~2か月遅れる
黄体ホルモン剤
・遅いタイプ
ダナゾール
GnRHアゴニスト
■ 薬のわかりやすい分類
●使用期間制限の分類(副作用の観点)
副作用の程度や種類の酷さは、GnRHアゴニスト>ダナゾール
・4か月使用期間制限
ダナゾール錠(ボンゾールなど)
・6か月使用期間制限
GnRHアゴニススト(リュープリン注やスプレキュア点鼻)
・1年使用の安全性試験あり
・ディナゲスト(黄体ホルモン剤)
・ルナベル(NETの低用量ピル):1974年から海外で広く使われている薬なの
で世界的には実質安全性は10年でも20年でもOK
・使用期間制限なし(1980年以前の承認なのであまい部分もある)
・デュファストン(黄体ホルモン剤)
・NET(黄体ホルモン剤のプリモルトNやノアルテン)
・中用量ピル(プラノバールほか)
・使用期間制限なし(世界で実証ずみ)
・低用量ピル、超低用量ピル(個人輸入)
●骨量が減るか減らないかの分類(エストロゲン低下レベルの大きさ)
女性の心身(骨、血管、脳機能、排尿機能、皮膚機能などなど)を守っている
エストロゲンを低下させるタイプの薬は、半年以上使わないほうがよい。
・骨量が減るタイプ
GnRHアゴニスト
1994年のLamayらの大規模レビューで(内膜症15報告と筋腫報告)、毎月
平均1%低下するとわかった。つまり半年で6%前後。
女性の自然閉経では閉経初期の骨量低下幅が最もひどいが、それでも1年で
3%低下だから、G薬がいかに大きく骨量低下する薬かわかる。
ディナゲスト
日本の臨床試験で、半年で1.56%低下、1年で1.74%低下だった。
臨床試験で、エストロゲンは37ピコグラムに低下した(G薬と比べると
かなりまし)。
これは、更年期や閉経後女性のホルモン補充療法の薬より明らかに低い
(ディビゲル1包は40ピコグラム、ジュリナ2錠は50ピコグラム、ルエストロ
ジェル2プッシュは60ピコグラム)。
37ピコグラムというのは、だいたい47、48、49歳あたりの閉経直前レベル。
・骨量は減らないか、上がるタイプ
ダナゾール錠(ボンゾールなど)
ピル(中用量ピル、低用量ピル、超低用量ピル)
ミレーナ(黄体ホルモンを添付した子宮に挿入する避妊具)
* NET単剤(プリモルトN、ノアルテン)については骨量は下がらないと思う
のですが(海外論文で下がるというのはないと思う。G薬のアドバック用に使う
薬だし)、なにせ国内で全く使われたデータがないので、なんとも言えません。
なぜ医師はNET単剤(オーソMやルナベルに使われている黄体ホルモン)を
内膜症に使わないのでしょう???
●内膜症以外の利益があるかないか
内膜症以外に人体や女性に何らかの利益がある薬は、低用量ピルと超低用量
ピルしかないでしょう。
たとえば、子宮体がん半減、卵巣がん半減、大腸がん減少、関節リウマチ減少、
骨粗鬆症減少、良性乳房疾患減少、機能性卵巣嚢胞減少、月経困難症減少、
貧血減少、過多月経減少、にきび減少、不妊減少などなど。
●ピルの黄体ホルモンのタイプ別利点は、
NET系(ルナベル、オーソ:疼痛緩和作用が強い、消退出血が大きく減少、
積極性や前向き、性欲亢進)
DSG系(マーべロン、マーシロン:お肌がキレイになる)
DRSP系(ヤスミン、YAZ:強い利尿作用で排尿が増えて痩せるような
気がする、にきび治療)
シプロテロン系(ダイアン:にきび治療)
LNGの1相性(ノルデット、マイクロジノンなど:疼痛緩和作用が強いと思う)
同じくタイプ別欠点は、
NET系(ルナベル、オーソ:お肌がざらつく、便秘系になる人がいる)
DSG系(マーべロン、マーシロン:消退出血が減らない、性欲低下、気分低迷
する人がいる)
DRSP系(ヤスミン、YAZ:排便回数まで増える人がいる、使用経験者が
少なくてよくわからない)
LNG系の1相性(ノルデット、マイクロジノンなど:男性ホルモン作用が最も
強いので肌荒れや眠すぎるとか倦怠感が強すぎる人がいる)
■ 薬の使い方
・内膜症を疑う段階
10代でも低用量ピル(10代や40代以上は超低用量ピルがよいと思う)
・手術を考慮中
低用量ピル(40代以上は超低用量ピルがよいと思う)
・術後で妊娠希望の時期
何も使わず妊娠トライ
ただし、妊娠トライ中は不妊治療をしようがしまいが内膜症は進んでいく
・体外受精の直前
ふつうの体外受精で妊娠しない場合、直前にG薬を3~6か月使うと妊娠率
が上がる可能性がある
・術後で妊娠希望しない時期
低用量ピル(40代以上は超低用量ピルがよいと思う)
・閉経まで
低用量ピル(40代以上は超低用量ピルがよいと思う)
・上記の全段階で、低用量ピルでは全く疼痛が改善されない場合
ディナゲスト
ただし、低用量ピルを正しく使っているか(月経4~5日目開始、12時間以上の
服用ずれなし、他に3剤以上の薬やサプリメントを使っていない、アルコール
常飲していないなど)、NETピル(ルナベル、オーソ)がダメならDSGピル
(マーべロン)や超低用量ピル(個人輸入:マーシロン、メリアン)や貼付ピル
(個人輸入:オーソエブラ:1週間に1枚貼る薬)に変える、いずれも2~3か月
は頑張るなどして、それでも全く疼痛改善しない場合に限りましょう。
・低用量ピルの副作用が改善しない場合
エストロゲン系副作用なら超低用量ピルに変える。
プロゲステロン系副作用なら違う黄体ホルモン剤のピルに変える。
それでもダメな場合は、ディナゲストか、ダナゾール低用量か、ミレーナを子宮に
入れるか、G点鼻剤の減量(噴霧回数を減らす)か、G薬のアドバック
以上です。
さて、
12月や1月は、毎年、ESHREのガイドラインが改訂される時期ですが、2008年
改訂は小規模になると2008年9月に書かれています。
改訂案について意見のある人は2008年11月14日までにメールしてこいと書かれて
いるので、すでに閉め切って集約に入ってると思われますが、まだ2008年版は
アップされていません。
2008年改訂原稿は↓で読めます(改訂部分は色づけされている)。
http://guidelines.endometriosis.org/The%20ESHRE%20Guideline%20on%20endometriosis%202008.pdf
また訳さないとなあ・・・・・(遠い目)
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■編集後記
毎月5~10人くらいでやめる人がいて、始める人がいるので、今回は基本を書いて
みました。
バックナンバー売上が2008年まぐまぐプレミアム全体(971誌)で18位になったので、
新しい人もある程度のバックナンバーを買っていると思われますけどね。
では、湿度を50%以上に保ち、温度は20度ちょっとくらいで、風邪やインフルエンザ
にかからないようにお過ごし下さい。
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発行責任者 日本子宮内膜症協会(JEMA)代表 いぬい益美
連絡先 大阪市中央区上本町西5丁目
(詳しい住所はホームページ。手紙での医療相談は不可)
TEL・FAX 06-6718-4789
ホームページ 日本子宮内膜症協会 http://www.jemanet.org
Eメール info-1@jemanet.org(患者用:メールでの医療相談は不可)
info-2@jemanet.org(非患者用:電話より早く対応可能)
発行システム まぐまぐプレミアム http://premium.mag2.com/
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