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『逢魔怪奇探偵団』事件簿−怪奇の現場へ探偵団が飛ぶ−

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 ∵   ∵      怪奇の現場へ探偵団が飛ぶ!    ∵   ∵

      ‥…★★★ 『逢魔 怪奇探偵団』事件簿 ★★★…‥

              <サンプル号>
          プロローグ/探偵団誕生編より抜粋
 ∴   ∴   ∴     2007.00.00     ∴   ∴   ∴
   ∴   ∴   ∴   ∴   ∴   ∴   ∴   ∴
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 <「0」のつく日は探偵団の日。フォントは等幅設定でご覧ください>





   ‥∴∵∴★さぁ、逢魔 怪奇探偵団と怪異の現場へ★∴∵∴‥



     ようこそ、逢魔 怪奇探偵団へいらっしゃいました。
         あなたはもう探偵団のメンバーです。


 怪談「逢魔が時物語」メルマガ発行者の雲谷斎と、怖いもの見たさの
 好奇心丸出しスタッフたちが「逢魔怪奇探偵団」を結成!
 読者から投稿のあった怪異の現場を訪れ、身も凍るような体験を重ねて
 いきます。

 恐怖とユーモアで綴る、誰も書かなかったエンタテーメントホラー小説。
 本当にあった怪奇談とフィクションの融合した物語をお楽しみください。


      読者になっていただいた方、心から歓迎いたします!


             【執筆・雲谷斎】



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 ━━━━━━━━━━ ☆★☆【目 次】☆★☆ ━━━━━━━━━━

 ■本編  :『逢魔怪奇探偵団』事件簿−探偵団誕生編より抜粋−
 ■お知らせ:サポーターになると本やCDがもらえます!
 ■編集後記:今までなかったメルマガです

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 エンタメホラー小説『逢魔怪奇探偵団』のサンプルをお送りします。
 サンプル版につき、ストーリーは大幅に省略しました。





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 『逢魔 怪奇探偵団』事件簿1

        ■プロローグ/探偵団誕生編より 抜粋■
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                             著:雲谷斎




 <おもな登場人物>

 雲谷斎……「逢魔が時物語」の主宰者。探偵団の団長
 こねこ……ホラー映画と猫好きのパート主婦
 フーさん…慎重派で背がひょろ長いデザイナー
 滝 正義…怪異を科学的に解釈するSE
 久住 仁…軽薄さが窮地を招くホームヘルパー
 学…………メールマガジン読者(投稿者)



 ●第一章 怪奇ツアーのお誘い


          (前半省略)

 雲谷斎はふと、とんでもないことを思いついた。

 メールマガジンに投稿された怪奇現象の起こる地を訪ね歩いたら、死ぬほ
 ど面白いのではないかと。
 それも、この洋館に出入りしている怖いもの見たさの者や、投稿者と一緒
 に行けたら最高のイベントになるはずだと確信した。
 はなはだ不謹慎、かつ好奇心丸出しの企てである。

 そのときは単なる思いつきだけで、もちろんまだ怪奇探偵団という名前も
 なく、子供の好きな肝試しに近いものだったが、雲谷斎の頭の中で構想は
 どんどんと翼を広げていった。

 雲谷斎はパソコンで「逢魔が時物語」のデータベースを開いた。
 この中には読者からの投稿が累々とアーカイブされている。
 数え切れないほどの体験談に加え、さらに新しい怪奇体験談が日々どんど
 ん寄せられている。

 ウィーンとかすかな送風音を響かせるHD本体には、ブロードバンドとは
 場違いな雰囲気で、ペタッと晴明神社の御札が貼り付けられている。

 プリンターの横には読者がわざわざ送ってくれた、手作りの貴重な清め塩
 が盛られ、雲谷斎の首には晴明神社でいただいた五芒星が刻印された水鏡
 のお守りペンダントが揺れている。
 これで全身にお経が書かれていれば、まるで耳無し芳一である。

 数々の怪奇な体験談の中から、雲谷斎はいくつかの話をピックアップした。
 どうやら、あるテーマの下に選び出しているようである。

 「やっぱりテスト的な初回やし、インパクトのある所がええやろなぁ……。
 よっしゃ、ここがええんとちゃいまっしゃろか?」

 大きな独り言を声に出してキーボードを叩く。
 どうやら怪奇ツアーの行き先が決まったようだ。

 「行くでぇ! トンネルやトンネル。クラガリータ、マルガリータ!」

 訳のわからないはしゃぎ方をして、雲谷斎はメールを送信した。
 件名は【逢魔が時物語の地へ 怪奇ツアーのお誘い】とある。

 主婦のこねこ(愛称)は根っからのホラー好きで、逢魔が時物語メールマ
 ガジンを五年以上も愛読している古参の読者だった。
 普段はDIYでパートとして働き、ヒマなときはホラー系ゲームやホラー
 映画を見たりするのが大好きな根っからの怪談好きである。
 それが高じて、今は雲谷斎の怪しげな活動をネット上で手伝ったりもして
 いる。

 「そうだ、今日は0のつく日『逢魔が時物語』メルマガの配信日だわ」

 こねこはすぐメールをチェックした。
 数多くのスパムメールに混じってメルマガが届いている。
 それとは別に雲谷斎からのメールも着信していた。

 一番に開いて目を通すと、そこにはこねこの怖いもの見たさに火をつける
 ような、ドキドキする提案が書かれていた。
 【逢魔が時物語の地へ 怪奇ツアーのお誘い】
 なんだろう、と早速目を通す。
 
 怖いもの好きの有志だけで、怪異が起こった現場を訪れようという破天荒
 なツアーの案内であった。
 怪奇の現場を訪れて追体験できればラッキー! という大胆不敵、ヘタす
 れば危ない目に遭いそうな企画である。

            (中途省略)

 こねこはきちっと最後まで読まず、即座にツアー参加! という返事をし
 てしまった。
 かくして、神をも恐れぬ怪しげなツアーへの応募は、逢魔が時物語に関わ
 る多くの者たちから寄せられた。

 しかし、行った先でとんでもないことが待ち受けていることなど、このと
 き当の雲谷斎をはじめ、当選した参加者の誰もが予想していなかった。

 今回、雲谷斎が行き先をあるトンネルに決めたのには理由があった。
 関東の某トンネルでの体験談が何件も寄せられていたからだ。
 それもここ数年に集中している。これは偶然なのだろうか……。

 某県の山深いところにある、問題のトンネルへ。
 こうして、怪奇ツアーは後に引けない第一歩を踏み出すことになる。





 ●第三章 トンネル突入


        (第二章および 第三章前半省略)

 いちばん最後に運転席に乗ろうとした学が、看板の方をじっと見て首を傾
 げていた。

 「……ヘンだなぁ……ま、気のせいかもな」
 小さな声でぼそぼそとつぶやきながらエンジンをかけようとする。

 「何かあったんですか? よく聞こえなかったんだけど」
 後部席から正義が気にして声をかけた。

 「あ、いや、みんな気にするといけないので、言わないでおきましょう」
 そんなこと言われると余計に気になる。みんな、聞くまでクルマを出させ
 ないぞ、というぐらいの勢いである。

 「じゃあ言います。看板にね、女の顔がふぅーって一瞬浮かんだんですよ。
 気のせいだと思うんですけどね。
 じつは、この近くで最近女の人が自殺したんですよ。通行止めの先に橋が
 あってね、飛び降りちゃったんです」

 学は怖ろしいことをさらりと言ってからエンジンをかけた。
 ブォーンとたくましいエンジン音がした。

 「バックするので、後ろ見ていてくださいね」

 狭い空き地なので、何回かハンドルを切り返さないとUターンできない。
 雑草の先は崖になっているらしく危険だ。
 後部席のこねこが必死で後ろを確認している。

 「オーライ、オーライ! まだ少しバックいけます」
 クルマは看板を背後にして、やっと百八十度向きを変えた。

 「こねこさん、後方確認ありがとう」
 「…………」

 さっきまで大きな声で的確に指示を出していたこねこが、急に黙りこくっ
 て固まったまま前を向いている。

 「どうしたの?」
 横に座っている正義が心配そうに声をかけた。

 「……見なかった?」
 こねこは、同じように後ろを見ていたはずの正義に小声で聞く。

 「何を?」
 「女が……上から落ちてきたの。看板の向こうに……」

 正義は反射的に後ろを振り返った。
 しかし、看板が闇の中に立っているだけで、何の異常もない。

 こねこは青い顔をして、二度と後ろを振り向こうとはしなかった。
 みんなはクルマの中からリアウインド越しに後ろを確認するが、ただそこ
 には闇が茫漠と広がるだけだった。

 「行こか! クルマ、ここから出した方がええで」

 雲谷斎の一言で、クルマは蹴飛ばされたように霧の揺らめくトンネルに再
 突入した。
 狭いトンネルの中を車はややスピードを落として走っていた。
 ほどなくして真っ暗闇の中、途中のカーブにさしかかった。

 「おや、釣りの人が歩いていますね」

 えっ、と思って前方を確かめると、学が言うようにライトの光芒に照らし
 出されているのはフィッシングベストを着て、竿を持った釣り人たちだっ
 た。
 早朝のベストタイムを狙って、渓流に入るつもりなんだろう。

 しかし、今は深夜の時間帯、釣りにしてもあまりに早過ぎる気もする……。

            (後半省略)




 ●第四章 逢魔 怪奇探偵団誕生


           (前半省略)

 みんなの目の中には困ったことに、怖れよりもキラキラと光る好奇心が圧
 倒的に勝っていた。

 「素晴らしい! 続けましょう! 今回の怪異もほとんど自分なりの説明
 はつくんだけど、幾つかは不可解なんですよね。これは面白い」
 いつも冷静な正義が力強く発言した。

 「あたしも続けたい! ホラー映画の舞台みたいでドキドキするわ」
 こねこが即座に追随する。

 「ということで、パンパカパ〜ン! 決定ですよね。今回来れんかった
 メンバーにも報告して、あっちこっち怪しいとこへ行きましょ!」
 こじゃれた髪型とファッションに不釣合いな関西弁で、仁も全面的に賛同
 した。

 雲谷斎は満足げに頷き、ニヤニヤとしながらポケットから折り畳んだ紙を
 取り出した。

 「こんなこともあろうかと思てやなぁ、わし、会の名前考えてきたんや。
 みんなが止めよ言うたら出さへんけど、これからもやるっちゅうしなぁ」

 もったいぶった言い方をしながら、くしゃくしゃになった紙を広げる。
 そこには大きく筆文字で、逢魔怪奇探偵団と書いてあった。
 なんというワクワクする名前だろう。
 怖いもの見たさの面々が活動する会の名前としては、これ以上のものはな
 い。

 そして、探偵団員の名前がずらずらと記されてあった。
 もちろん、雲谷斎が呼びかけた企画に賛同する者のリストで、ざっと見た
 ところ二十名ほどの名前が挙がっている。

 怪奇探偵団はチーム奇志団、チーム霊能社、チーム幽界魔、チーム妖稚園
 という、意味深な名前の四チームに分けられていた。
 そして、各チームは四、五名で編成されている。

 「うわ、雲谷斎さん、ここまで出来てましたん? 逢魔怪奇探偵団か……
 ええ名前やなぁ。それにチーム名もイケてますやん」
 仁が手放しで喜んでいる。

 「ほう、いいですねぇ。ところで、各チームの特長は何ですか?」
 みんながいちばん知りたがっていることを正義が聞いた。

 「これはな、メンバーの性格や能力で分けたんや。チーム奇志団は怖いも
 の見たさの好奇心旺盛な者から成るチーム。
 チーム霊能社は霊感や霊能力がある者から成るチームで、チーム幽界魔は
 霊界の知識や雑学のある者から成るチーム。

 それから、チーム妖稚園は妖怪が大好きな者から成るチームやなぁ。投稿
 してくれた読者はガイド役として、ゲスト参加するっちゅうわけや」

 明確に分けられたチームカラーに感心しながら、みんなは自分がどのチー
 ムに属するのかをさっそく嬉々として調べはじめた。

 「どや? 逢魔怪奇探偵団、発足ちゅうことで意義ないか?」
 雲谷斎は顔をくしゃくしゃにして、うれしそうに提案した。

 「異議なーし!」
 間髪を入れず、みんなの声が重なった。

 こうして、天下無敵の怖いもの見たさ集団、逢魔怪奇探偵団は誕生したの
 である。


 『逢魔 怪奇探偵団』事件簿1
 ■プロローグ/探偵団誕生より サンプル版用抜粋  終





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 ●『逢魔 怪奇探偵団』事件簿2 予告
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 ■県立心霊小学校
 さぁ、結成なった「逢魔 怪奇探偵団」初めての出動。
 <チーム奇志団>という、探偵団の中では怖いもの見たさの好奇心旺盛な
 者たちから成るチームが怪奇の現場を訪れます。

 数々の怪異な現象が起こっているという、ある小学校が舞台。
 気楽な雲谷斎やお調子乗りの探偵団たちが、そこでとんでもない恐怖に
 遭遇してしまいます。


 まさに、学校の怪談の集大成というべきストーリー。
 しかも、起きた怪奇現象は、投稿のあった実話から選んでいます。

                              雲谷斎



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 『逢魔怪奇探偵団』事件簿1−プロローグ/探偵団誕生<サンプル版>
 いかがだったでしょうか? 

 実話+フィクションのまったく新しいエンタメホラー小説。
 これからもっともっと面白く、また怖くなっていきますよ。

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                               雲谷斎
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