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七尾藍佳の最強恋愛論

  1. 恋愛・結婚
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  3. 心理・テクニック
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             七尾藍佳の最強恋愛論

               《Vol.000》
    「二足歩行をしている以上あなたは恋愛から逃れられない」

           http://ameblo.jp/nanao-aika/
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>>>   「二足歩行をしている以上あなたは恋愛から逃れられない」   <<<


恋愛市場は決して飽和状態にならない不思議なマーケットである。恋愛小説、
映画、社会学から心理学、果ては計量経済学にいたるまで、ありとあらゆる場
で「恋愛」はテーマになっている。文学で言えば東は近松門左衛門、西はシェ
イクスピアから、現代文学にいたるまで、「恋愛」は創作の源泉であり続けて
いる。

だが、不思議なことにそれほど大量の情報があるにも関わらず、誰も決してお
腹いっぱいにはならない。万人が求める「恋愛」の形を提示することに成功し
た例は聞いたためしがない。それは、「完全」な恋愛が存在しないからである。

「100%な恋愛」。それは最早神の領域である。そういう「愛」を求めるな
ら、教会に行くべきだ。あるいは哲学者プラトンが求めた「至高の愛」であろ
う。突き詰めれば、愛はそこまで行くのである。恋愛って凄い。

というわけで、誰も彼もが「恋愛」について何らかの参考になる言説を求めて
いる。だが、この「最強の恋愛論」なるメルマガが、あなたの参考になるかど
うかは、まったくもって保障の限りではない。

恋愛マーケットにおいて、かなり大きな部分を占めているのが「ゴシップ」だ。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの「ブランジェリーナ」カップ
ルが、世界のどこかのゴシップ誌の表紙を飾らない日は無いと言っても過言で
はない。日本でも、多くの資本が「ゴシップ」取材に投下されている。他人の
恋愛が何でそんなに気になるんだ?!と誰もが思いつつ、今日もコンビニで女
性週刊誌やスポーツ紙の芸能スクープ記事に手を伸ばす。

それは考えてみれば当然のこと。なぜって恋愛は人生の基本だから。よく考え
るまでもなく、もともと「血縁」でつながっている「家族」から、まったくもっ
て「他人」という「家族」を作り上げなければいけないのだから、これは人生
の一大事だ。まさにそこから新しい人生が始まると言えよう。

しかも、人類は進化のために「一夫一妻制」という生殖システムを早くから選
び取った種である。二足歩行をするため、女性の産道は赤ちゃんが通れるギリ
ギリまで狭くなった。足を地面に対して垂直に伸ばすためである。この狭い産
道を通らないといけないから、人類の赤ちゃんは、他の動物と比べて未熟なま
ま生まれる(馬の赤ちゃんなどが生まれてすぐ立ち上がる瞬間に「すごいな、
おい!」って我々人類は思うが、自然界ではあっちの方が普通だ)。だから人
類の出産と育児は大変なのだ。生むのだって、狭いところを無理やり通るよう
なものだから痛くって大変。その上、他の動物ならまだ外に出ない段階で出て
くるからその後のケアが大変。だから育児のサポートをするために、女性には
「夫」というパートナーが必要になる。

この「パートナー」を維持するために「恋愛」は生まれたと言われる。つまり、
刹那的な性的欲求に終わらず、持続的に「他者」を自分につなぎとめるための
生物学的なシステムである。

だから、どんなにあなたが「恋愛なんて、ふんっ、一人で生きていけるわよ
(いけるぜ)!」と思っているとしても、そもそも二本足で大地を踏みしめる
生物である以上、「恋愛」からは逃れられない。どんなにしたくなくても、あ
なたの脳内物質が「恋愛せざるを得ない」状況に持っていくのだ。今は「フリー」
であっても、必ずあなたは誰かを好きになる。

もっとも、最近の研究では「持続的に誰かへの愛着を維持」するために必要な
ホルモンを遺伝的に分泌できない、もしくは分泌量が少ない人がいることがわ
かっている。そういう人達は言ってみれば「浮気因子」を自分のDNAに持っ
ているのだ(そんなものはDNA解析をするまでもなくその人の行動パターン
を見れば一目瞭然だろうとは思うが)。自分が「浮気性」であることに悩んで
いる方々に朗報だが、愛情を維持するためのホルモン治療薬の研究も進んでい
るらしい。(参照:だから、男と女はすれ違う〜最新科学が解き明かす「性」
の謎〜/奥村康一/著 水野重理/著 高間大介/著 ダイヤモンド社)そう
いった恋愛にまつわる科学の最新ニュースも本メルマガでチェックして行きた
い。

最後に、そんなメルマガを書く人物が一体どんな恋愛をし、年齢はいくつで、
既婚者か未婚者なのかは、当然気になるところだろう。現在私は30歳、既婚。
入籍したのは29歳の時。結婚式はもうすぐ、である。相手は三つ年上。男で
ある(当然か)。私の家族は、夫のことを私の「保護者」「管理人」「珍獣遣
い」などと呼んでいる。妹などは、繁殖のために遠くメキシコまで三回も貸し
出された上野動物園のパンダ、「リンリン」が、パートナーに恵まれないまま
22歳7か月の生涯を閉じた、というニュースを見て、こんなメールを夫に送っ
た;

「よい引き取り先が決まって、館員一同よろこんでおります。リンリンには苦
労をかけたので」

うちの夫は当初意味がわからず、「リンリン」は「元彼」なんじゃないか?と
的外れな勘ぐりをしていたが、一緒に生活しているうちに妹が言わんとしたこ
とがしみじみと分かってきたらしい。「館員一同」とは「珍獣館」か何かのこ
とだろうと思われる。

とにかく、家族が諸手を挙げて厄介払いができた(失礼な話しである)と喜ぶ
ほどの「問題物件」であった私が結婚できたことは、我ながらめでたいことと
いうか、有り体に言うと、自分でも「よく私が結婚できたな」と思うのである。

あなたは恋愛に対して苦手意識を持っているかもしれない。恋愛はできても
「結婚」に対してはかなり気が引けているか、あるいは半ば諦めているかもし
れない。両方とも自分にはいらないと思っているかもしれない。私自身も似た
ようなところがあった。いずれにせよ、あなたが適齢期であれば社会(とあな
たの家族)は結婚して(事実婚でもよいが)子供をもうけることを常に求める
だろう。そして、よっぽどの例外的事例でもない限り、あなたは恋愛すること
を宿命づけられている。だって人間なんだから。そんなあなたに言いたい。腹
をくくって恋愛しようではないか。そして恋愛について考えよう。

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著者:七尾藍佳
著者ブログ:http://ameblo.jp/nanao-aika/
所属事務所:http://www.blooming-net.com/agency/index.html
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  • 2009/12/19
  • 毎月 第1土曜日・第3土曜日