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困難が介護観を深くする!
専門職のための「週刊介護コラム2000文字」
http://sakakkie.jugem.jp/
創刊号 2009.6.14
発行 榊原宏昌
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◆「週刊介護コラム2000文字」創刊にあたって◆
―このメルマガが目指すもの 今の介護への挑戦状―
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┗┛「介護現場での違和感」
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介護の仕事を始めて10年目。
特養やグループホーム、ケアマネの現場で働いてきた。
「何かおかしい」、「どうにも違和感がある」と思うことが山のようにあった。
何とか解決してスッキリしたいと思っては、本を読んで勉強し、研修に出掛け、
自分の頭で考え、同僚と語りあい、10年間やってきた。
けれど、おかしいと感じること、違和感を覚えることはどんどん増えていく。
国の方針ですら間違っているんじゃないかと疑いたくなることもしばしば。
「介護に答えはない」と言われるが、
現実問題としては、「答えはないんだよ」なんて
涼しいことは言っていられない。
今、ここで、何か具体的なことを決めていかなくてはいけない仕事の連続だ。
たとえ「答えはない」と、本音では思っていたとしても、
何かしら答えを出すことが求められる。
職場内や他のサービス事業者の方と打ち合わせを行うと、
自分の思いとは異なる意見が大勢を占めることがある。
そんな時、僕は異論を唱えるよりは自分の感性を抑え、
周囲に合わせ、納得したフリをする。
自分の気持ちだけではどうしようもないんだ……と、一人、気持ちを暗くする。
自分の思いを前面に出して戦う勇気を持てない卑怯者だと、
自らを蔑むこともある。
サラリーマンなんてそんなものだ、と冷ややかな気持ちになることもある。
だからと言って、精神を病むほどには自分を追い詰めないのがバランス感覚だ、
などとなぐさめてはいるが、裏を返せば、
いい加減にやっているんだよなと自覚する。
恥ずかしい話、それがこれまでの自分であり、今の自分だ。
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┗┛「考え抜き、自ら納得できる答えを出すこと」
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こんな寂しい現状となっている理由は大小色々あるだろうが、
一つには、そんな「違和感」の追求が十分ではない、
つまり、とことん考え抜いていない、ということがあるのだと思っている。
不満には思うが、戦うだけの自信がないのだ。
相手にちゃんと説明し納得させるだけのものがないから、
中途半端に勝手に諦めてしまっているのだ。
そんな自分は、自分自身が一番よく分かっている。
そして、こんな状態では、将来独立開業したって上手くいきやしない、
という、認めるのもしんどい現実だってよく分かっている。
「何かおかしい」とか「違和感」を覚えることについて、
おぼろげに何となく不満を抱いている状態からはいい加減に卒業したい。
頭に汗をかき、考えに考え抜いて、自らの理性と感性を総動員して、
一つ一つ課題を解決していくことが大切なんだと思う。
おかしいと感じることがあるからこそ、
自分の大事にしたい介護が明確になる。
困難があるからこそ、介護観が深くなるのだ。
これからもこうやって、少しずつでも自分を深めていくことが大切だ。
他人のことをとやかく言う前に、まずは、目の前の困難や違和感、
疑問の一つ一つに「自らが納得できる答え」を出していくこと。
その実戦の場の一つにこのメールマガジンを選んだ。
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┗┛「このメルマガの目指すもの」
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テーマはズバリ、
介護職として働く自分が、現在進行形で抱えている困難、違和感、不満。
こういったテーマなので、誰でも気軽に読めてしまうブログでは
書けなかったことばかりだ。
また、ブログのような比較的短めの文章では、
十分な内容を伝えることができなかったものだ。
そう考えて、読者を限定するために、あえて有料の媒体とし、
おおむね2000字(雑誌原稿の見開き分に相当)をその長さとして、
毎週、書いていくことを自分に課した。
また、有料にふさわしい内容のものを書くことの覚悟の表現として、
普段用いない「である調」の文体を採用した。
断定的に言い切ってもいい!という自信を持って発信する、
という覚悟だ。
これまで僕は、この「有料」であることとか、「である調」の文体というのは、
いささか傲慢さを感じさせる、と思ってきた。
僕ごときが有料のメルマガだなんて、と考えてきた。
ただ、よくよく考え直してみると、
この「有料」や「である調」の文体は、
他人が読むに値するまで練りこむという行為を自らに課すための手段であり、
中途半端なものを読ませないという気概の表現であり、
そういう意味で一つの謙虚さなんだ、というふうに思えてきた。
無料や丁寧さばかりを強調するのは、
もしかしたら内容についての自信のなさや甘さの表れかもしれない。
長々と書いたが、この「週刊介護コラム2000文字」が、
僕自身が介護の実践者・発信者としてレベルアップする場となり、
読者の皆さんに「読んでおいて良かった!」
「同じ疑問を抱いていたけどスッキリした!」
と思ってもらえることが、僕にとっての最高の目的であり喜びだ。
創刊号のこの文章では、その思いと覚悟を感じて頂けたらと思う。
根底には、今の介護がこのままであってはいけない!という問題意識がある。
今の介護への挑戦状のつもりで、筆をとりたい。
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榊原宏昌
◆著書「介護職基本姿勢10則 −29歳主任介護士からのメッセージ」
http://sakakkie.jugem.jp/?eid=305
◆ブログ【Natural Sense ♪人生も介護も自然体♪】
http://sakakkie.jugem.jp/
◆日刊メールマガジン【介護の名言】&【人生と仕事の名言】
http://sakakkie.jugem.jp/?eid=865
◆天晴れ介護サービス設立準備室ホームぺージ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~appare-kaigo/
◆GEヘルスケア・エッセイ大賞受賞作品
http://japan.gehealthcare.com/cwcjapan/static/company/essay/index.html
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