右に見えますのは〜、紙すきの里でございま〜す。
7月7日に、ここ奈良県は吉野町(よしのちょう)で、「蛙飛び行事」がおこなわれます。
蛙飛びは、蛙にされた男が高僧の力で人間に戻った、という話を再現するお祭り。当日は、地元の若者が蛙を乗せたおみこしを担ぎ、町中を練り歩きます。
再現されるストーリーはというと…、昔むかし、ひとりのへそ曲がりの男がおったぁ。そやつが修験道(しゅげんどう)の行者である山伏の法力をバカにしていたところ、飛んできた大ワシに捕らえられ、断崖絶壁の岩の上に置き去りにされてしまったそうな。困った男が通りすがりの山伏に泣きつくと、山伏は男を蛙に変えて降ろしてくれた。ところがどっこい、今度は男は人間の姿に戻ることができない。そこで吉野山の高僧が、蔵王権現(ざおうごんげん)の前に座らせて経文をとなえ、人間に戻してくれたんだとさ。めでたしめでたし。ハイッ!この伝説にもとづいておこなわれているのが「蛙飛び行事」というわけ。一見、おみこしに乗せられてゴキゲンな蛙ですが、実は罰当たりな奴っちゅーわけです。
え?ワシもへそ曲がりやから蛙に変えられるかもなぁって?お父さん、蛙の唐揚げにして食べてあげますよ。ポン酢がいいっすね。