フィーアバルトの風 -スイス建国物語-

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13世紀末、神聖ローマ帝国から独立するスイスを舞台に、若きヴィルヘルム(ウイリアム)・テルの活躍と生き様を描く。史実をもとに、当時の生活や習慣などもなるべく忠実に再現する歴史小説。

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メルマガ名
フィーアバルトの風 -スイス建国物語-
発行周期
不定期
最終発行日
2012年06月24日
 
発行部数
0部
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0000088937
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 小説

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☆───┐    ★「フィーアバルトの風」★
☆───┼─────────────────────┐  Vol. 174
☆───┴─────────────────────◇────☆──☆
       web site:ON THE SWISS ROAD
            http://ritchie-.hp.infoseek.co.jp
       mail  :ritchie_ftf@yahoo.co.jp

◆◆ もくじ ◆◆

 ◎登場人物
 ◎本文
 ◎相互紹介メールマガジン
 ◎あとがき

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

    ==登場人物==

 ヴィルヘルム・テル
     ビュルグレンの若者。弓の名手。チーズ職人。
 ハンス・ヴェルナー・フォン・シュタウファッハー
     シュヴィーツ村の名家の長男。弓の名手でもある。
 マヌエラ・バウムガルテン
     ビュルグレン村長の美しくもおてんばな末娘。シュテファンの妻。
 シュテファン・バウムガルテン
     ニトヴァルテンの心優しい農夫。マヌエラの夫。
 シビル・アントニア・シュタウファッハー
     ハンスの妻。はっきりした性格で、聡明な女性。
 ゲオルグ・ベリンゲー
     ウーリの豪商の息子。ウンターヴァルテン下級代官代理。ゲスラーの部下。


∇∇∇∇∇∇∇∇-本文-∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇

    ◇◇ 第七章  圧制 22 ◇◇



 今回のヴィルの試作品は、すこぶる好評であった。

 夕食の後、スライスして出されたヴィルのチーズを、
ハンスの妻シビル・アントニアは舌つづみを打って絶賛した。

ハンスもいつものようにうまいを連呼して褒め称える。彼はヴィルとバウムガルテン夫妻を
屋敷に招き入れた後、夕食を奨め、話を聞こうとしなかった。

彼らの様子から何かあるのは分かったが、とにかくマヌエラとシュテファンを落ち着かせて
からの方が良いと判断したのだ。その方が、より正確に話を聞くことができるだろう。

「ところでヴィル、ニトヴァルテンで何があったんだ?」

 ふたりから自然な笑顔が溢れるのを見てとったハンスがいった。
その途端、また笑顔が消えたが、ヴィルが肩をすくめて

「ゲオルグがまた馬鹿をやったのさ」

とシュテファンから聞いたエメッテンでの事件を話した

 ゲオルグに入浴中に襲われたこと、彼を打倒して逃げてきたこと……

「なるほどな」

 話を聞き終わったハンスはいった。

「俺もヴィルと同じ考えだ。
しばらくここに隠れているがいい。すぐにほとぼりは冷めるだろう」

「何も遠慮しなくていいのよ。ここなら何も不自由しないから」

 テーブルを片付けながらシビルがいった。

「ありがとう。本当にそうならいいんだけど……
あいつのやることに誰もなにも出来ないんだ」

 シュテファンはそういいながら、皿を集めるのを手伝う。

「やつの横暴に手がつけられないのか?」

 ハンスは眉間に皺をよせた。

「みんな後の仕返しが怖くて何をされても黙ってるんだ」

「そいつは困ったな」

 腕を組んでため息をつく。

「未だにあいつは仕返しなんて、馬鹿げた子供じみたことを繰り返しているのか」

 ヴィルが肩をすくめて、テーブルに肘を付いて手を組んだ。

「オプヴァルテンのメルヒタールでゲオルグに挨拶をしなかった少年がいたんだけど、
その子がゲオルグに追われて家まで逃げ帰ったって事件があったんだ……」

 シュテファンは言葉を詰まらせた。

「それで、どうしたんだ……?」

 ヴィルは眉をしかめた。

「奴はその子の父親を家から引きずり出して……」

 そこでシュテファンは、重いため息をついた。

 視線を落とし、

「あまり言いたくないんだ」と首を横に振る。

「――目を潰したのよ」

 マヌエラが眉間にしわを寄せ、小さな声でいった。

「なんだと」

 ハンスが身を乗り出した。

「真っ赤に焼いた鉄の棒を両方の目に突き刺したって。
……押さえつけて、無抵抗の父親を!」

 首を振りながら彼女はいった。



△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△-つづく-△△△△△△△

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■■■ あとがき ■■■


 台風4号が去り、スッキリ晴れるか……と思いきや
まだ、梅雨の真っ只中でしたね

 きょうはスポーツクラブでダンスしてきました
きょうはイベントで、なんとピンクレディーのUFOです

 懐かしい~

 なん年ぶりにピンクレディーを踊ったのでしょうか(笑)
でも、楽しかったです

 さて、物語は出来ているのですが
文章が出てこなくて、前回の配信からかなりの時間が経ってしまいました
申し訳ありません

 バウムガルテンの口から代官の悪行が語られるシーンです
自然にそのエピソードを語らせるには……
それが難しかったのです

 では、次回をお楽しみに

Ritchie

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  ┛       Vol.174  END       ┗

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