シネマトコラム

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メルマガ名
シネマトコラム
発行周期
月2~3回
最終発行日
2018年11月29日
 
発行部数
493部
メルマガID
0000231303
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > 映画 > レビュー・映画評

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シネマトコラム vol.369 (2018.11.29)

 *新作レビュー「ボヘミアン・ラプソディー」
 *ちょっと蛇足
 *次号予告

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*新作レビュー
「ボヘミアン・ラプソディー」(ブライアン・シンガー監督・英、米)
ラミ・マレックス、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン
・ハーディ、ジョゼフ・マゼロ、アレン・リーチほか出演。原題同

 ロック史に燦然と輝くスーパーバンド、クイーンのボーカリスト、
フレディ・マーキュリーの軌跡を描いた作品。光と影が交錯する人間
模様と、耳馴染みのある名曲たちが登場する演奏シーンのバランスが
素晴らしく見応えがある。目下日本でもヒット中の話題作だ。

 1970年初頭、イギリスに住むインド系移民の子、ファルーク・バル
サラ(ラミ・マレックス)は、ロックに傾倒し夜な夜なライブハウスに
入り浸る。厳格な父から疎まれた彼は、両親が名づけた自分の名前を
嫌い、“フレディ”と名乗り始める。

 空港で荷下ろしの仕事をしつつ、曲や詞を自作するフレディは、ラ
イブハウスに出演していたブライアン・メイ(グウィリム・リー)、ロ
ジャー・テイラー(ベン・ハーディ)らのバンドのボーカルが脱退した
ことを知ってアピールし、ボーカリストとして迎え入れられる。同時
にジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)も加わり、彼らはオリジナ
ル曲を作ってライブで披露し、フレディのパフォーマンスもあって人
気を博す。

 ライブで知り合った洋服店の店員、メアリー・オースティン(ルー
シー・ボイントン)と恋に堕ちたフレディは、やがて彼女と結婚、バ
ンド名を「クイーン」と改名、自らも「フレディ・マーキュリー」と
改名して活動を加速させる。

 やがて大手レコード会社、EMIが彼らをスカウトしメジャーデビ
ューするやいなや、たちまち人気に火が付く。だが全ての決定権を握
る大物プロデューサー、レイ・フォスター(マイク・マイカーズ)の、
同じ路線の製作戦略やテレビでの口パク出演にメンバーは抵抗し、農
場に合宿して斬新なアイデアを取り入れた楽曲を作り始める。
 こうしてロックにオペラの要素を入れたアルバム、「オペラ座の夜」
が完成するが、メンバーが自信を持ってシングル曲に推した「ボヘミ
アン・ラプソディー」は、6分を超える曲は長すぎてラジオにそぐわ
ないと却下され、彼らはレイの元を去る。
 この曲はマスコミや評論家からは酷評されるが、ファンには支持さ
れる。

 世界各国でライブツアーを組んだ彼らは、瞬く間にスターダムに駆
け上がる。だがこの頃からフレディは同性愛に走り、マネージャーの
ポール(アレン・リーチ)とゲイの関係になる。
 CBSレコードから巨額のソロ契約のオファーが入る一方、メアリ
ーとの結婚生活に亀裂が生じ、さらに身体の異変が彼を襲う……。
 
 曲とドラマももちろんだが、感心したのは映像の臨場感とテンポの
良さ。
 まったくダレることなく興味を繋ぎ、とても快適なテンポでみせて
くれる。各シーンの配分が過不足なく、わかりやすく、しつこくない。
 映像も完成度が高く、特に20世紀最大の野外イベントといわれる
1985年、アフリカ飢餓を救うために行われたチャリティーライブ、
「ライブエイド」の再現シーンは本当に圧巻である。

 各曲の生まれたいきさつが興味深かった。フレディはステージ上で
は強烈なパフォーマーだが、メロディーメーカーとしても優れていて、
結局様々な大胆なアレンジで驚かす仕掛けをしているが、やはり大元
となる曲そのものが良いことに全ての要素は端を発している。そんな
気がした。
 代表曲もあらためて歌詞を見ながら聴くと、それぞれ当時のフレデ
ィの心境が投影されているようにみえる。
“ママ 僕は人を殺してしまったよ”で始まる「ボヘミアン・ラプソ
ディー」は、歌詞も凄い。本作を観終るとなんとなくこの曲の歌詞の
意味がピンとくる。なぜ映画のタイトルがこの曲なのか、も。

 前半の洋服店で女性服を試着するあたりからしても、この人はゲイ
というより、性にこだわらないバイセクシャルだったのだろう。
性の垣根などなく、異性の女性とも同性の男性とも気に入れば恋愛
の対象になる、そんな独特の感覚を持っていたのではないだろうか。

 映画で観なければ知ることがなかったであろう事実の数々も感慨深
い。生まれつき過剰歯だったために普通の人より口の可動域が広いこ
と、設備の限られた当時のスタジオでバケツを叩いたり、マイクを左
右に振って録音したこと、信頼しきっていた側近が重大な情報を伏せ
ていたこと、そしてクイーンにとっての「ライブエイド」出演の本当
の事情等々。

 ラミ・マレックスの成りきり演技が話題になっているが、骨格と目
が若干異なるものの動作は完璧にコピーされていてお見事、こういう
伝記作品は「本人感」の度合いが成否に大きく関係するが本作はここ
がしっかり確立されている。
 音源は当時のものが使われていて、何よりメンバーであるブライア
ン・メイとロジャー・テイラーが音楽の総指揮を取っているので、音
質はすこぶる上等に仕上がっている。

 音楽映画はファンなら楽しめるものと、その人のことをあまり知ら
なくても「映画」として誰でも入りこめるものとがあるが、本作は間
違いなく後者。現在活躍する多くのミュージシャンたちが、影響を受
けたアーチストとして名前を挙げるクイーン。
 類いまれな才能と、誠にロックスターらしい軌跡をぜひスクリーン
で堪能いただきあれ。 
 
*「ボヘミアン・ラプソディー」公式サイト↓
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

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*ちょっと蛇足
小田原コロナシネマワールド スクリーン3 D-8にて。観客約15人
 先週行こうと思ったのですがどこも混んでいたので一週間ずらして、
サービスデーも外して一番確実に良い席が取れそうな所で観ました。
前のど真ん中の絶好の席がばっちり取れて良かったです。
 
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*次号予告
次号新作レビューは未定です。

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シネマトコラム

発行者 上間秀彦
連絡先 g-note.uema@nifty.com
 『まぐまぐ』感想フォーム↓
http://form.mag2.com/trigawiowo

 発行板
*『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら→ http://www.mag2.com/m/0000231303.html

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