シネマトコラム

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メルマガ名
シネマトコラム
発行周期
月2~3回
最終発行日
2018年06月29日
 
発行部数
502部
メルマガID
0000231303
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > 映画 > レビュー・映画評

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シネマトコラム vol.363 (2018.6.29)

 *新作レビュー「ワンダー 君は太陽」
 *ちょっと蛇足
 *次号予告

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*新作レビュー
「ワンダー 君は太陽」(スティーヴン・チョボスキー監督・米) 原題同
ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン
ほか出演。 

 難病や障害を持った人が頑張るお話は、近年一つのジャンルとして定着し
てきている。批判されることは少なく、そのほとんどがまずまず好評を博す。
主人公が子供ならなおさらだ。しかし冷静にみると、主人公の境遇に頼って
ストーリーが練られていなかったり、感動の演出に終始するものもけっこう
ある。
 予告と紹介をみる限り、本作はまさに上記のジャンルのど真ん中に位置す
る内容。テーマと展開にある程度察しがつくとあって、最大の関心は、一歩
踏み込んで作品としての詰めがどうか、だった。

 ニューヨークに住む10歳のオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、遺伝子
の異常により生まれつき顔面が正常に形成されず、27回も手術を受けてきた。
性格はごく普通の男の子だが、行く先々ですれ違う人にぎょっとしたような
目でみられてしまう。宇宙が大好きでStar Warsマニアの彼は、そのため外
に出る時はいつも宇宙飛行士のようなヘルメットを着用して顔を隠していた。

 いじめられることを恐れて学校にも行かずに自宅学習で過ごしてきたが、
母、イザベル(ジュリア・ロバーツ)は、学校のコミュニティーに触れさせよ
うと、5年生の新学期からの入学を決断する。それには彼の得意な理科分野
の能力を伸ばしてやりたい、という狙いもあった。
 
 登校初日、生徒による学校案内の際に、裕福な家庭の息子、ジュリアン(
ブライス・ガイザ)から容姿を指摘され、その後校内でもクラスでもやはり
好奇の目でみられて孤立してしまう。だが、クラスメイトのジャック(イア
・ジュプ)やサマー(ミリー・デイビス)と友達になり少しずつ馴染んでいく。
 だが、そんなある日、オギーは信じていたジャックの会話を耳にして大き
なショックを受ける。
一方、ずっとオギーの面倒も家事もフォローしてきた姉の"ヴィア"ことオ
リヴィア(イザベラ・ヴィドヴッッチ)も、悩みを抱え……。

 原作は、R.J.パラシオの同名小説だが、映画もとても小説っぽい構成で作
られている。ここが一番予想外で新鮮だった。
 オギーはもちろんだが、それに続いて姉のヴィアのパート、その親友のミ
ランダ(ダイエル・ローズ・ラッセル)のパート、そしてキーパーソンでもあ
るジュリアンのパートと、主人公の周囲の人々の状況が重層的に織り込まれ、
わかりやすい群像劇の側面もあるのだ。オギーから見た彼ら、彼女らではな
く、あくまでも本人の側からの視点で描かれていることが光る。
 
 特にヴィアの軌跡と心情が、オギー以上に心に響いた。両親は障害のある
弟にかかりきりで、彼女はまるで当然のような「手のかからない子」。本当
は自分にも構って欲しいのに、それを封印して黙々と家族のために動いてい
る。オギ―の入学後、自身の人間関係にも異変が起きているのに誰も気づか
ない。それでも新しいことにチャレンジしてみる小さな勇気がいい。
 
 理系の知識と発想に長けるオギーは、やがて学内でその頭角を現す。何か
1つ才能があれば道は開ける。そしてこの映画は、終盤とても印象的な良い
言葉を響かせて締める。人間は脚光を浴びる経験をしないと駄目だ、と。
 その後のラストの台詞はシンプルだがさらにグッときた。優れた映画は終
わりが良い。街の季節感や上空や広角からのカットといい、疾走感のあるポ
ップロックを中心にした選曲といい、言葉の集約といい、監督のセンスを随
所に感じた。

 最大のポイントは、ベタな感動物語に終始しそうな題材を、娯楽商品では
なく、「映画作品」に徹して作ったこと。
 可もなく不可もない及第点だろうと思っていたのだが、予想以上の完成度
である。

*「ワンダー 君は太陽」公式サイト↓
http://wonder-movie.jp/

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*ちょっと蛇足
109シネマズ湘南 シアター6 C-9にて。観客約50人
 スクリーン位置がそれほど高くないので、前の方でも見上げる感じになら
ず、観やすい位置でした。
 スキー場のシーンで流れた、ブルース・スプリングスティーンが歌う「サ
ンタが町にやってきた」がとてもマッチしていて良かったです。

 サッカー日本代表が予選リーグを突破しました。あまり期待されない中で
スタートしたせいか今大会は選手も監督も落ち着きが感じられます。海外で
プレーする選手が中心になっているので、体格はともかく動きは相手に劣っ
ていません。以前と比べて打てるところでちゃんとシュートを打っているし、
今回はようやくそこそこ通用するチームになったように思います。

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*次号予告
次号新作レビューは未定です。

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シネマトコラム

発行者 上間秀彦
連絡先 g-note.uema@nifty.com
 『まぐまぐ』感想フォーム↓
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 発行板
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配信中止はこちら→ http://www.mag2.com/m/0000231303.html

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