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メルマガ名
岡田斗司夫の毎日メルマガ
発行周期
ほぼ 日刊
最終発行日
2019年02月20日
 
発行部数
14,602部
メルマガID
0001148694
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
ニュース・情報源 > 一般ニュース > 社会

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『ラ・ラ・ランド』OPミュージカル徹底解説 2 「テーマは“夢を追う素晴らしさ”ではなく“夢を信じられる若さ”にある」
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今日は、ニコ生ゼミ2月10日分(#268)のハイライトです。
『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』から一部抜粋してお伝えします。

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 ここから先はサビですね。
(パネルを見せる)
http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/a/0/a04b9990.png
 どんどん人数が増えてきて「今、私は頂きを目指す」と歌うシーンです。
 「Climb these hills.I'm reaching for the heights.Climb these hills.I'm reaching for the heights. And chasing all the lights that shine~♪(今、私は頂きを目指す 輝く光を追い求めて)」と歌い上げながら、周りの車からも一斉に人が飛び出して来るんですね。

 同じ車線の全ての車から、一斉に人が飛び出してきて、サビの部分を歌い出すんですよ。
 つまり、これは「ここにいる全員、夢を諦めかけていたり、押し殺していたりしたところから、我慢できずに本音を語り出す」というシーンなんですね。
 それを、「主人公の演説セリフでみんなが感動して~」という形ではなく、ミュージカルの中で、“動き”としてやっちゃってるところが、演出としてはすごいところなんですよ。
 「ミュージカルって、なんでいきなり歌い出すんだよ?」とか、「なんで見ず知らずの人間が、同じ歌を歌うんだよ?」っていう、よくあるツッコミを逆に利用して、「それは“ハリウッド”という場所に集まっている若者だからですよ」と説明してるんです。

・・・

 実際にハリウッドに行くとわかるんですけど、ハリウッドにいるUberの運転手とかタクシーの運転手って、もう、本当に、100%と言っていいくらい、脚本家かプロデューサーを名乗るんですよね。
 「実は俺、脚本を書いてるんだ」とか、「実は俺、映画のプロデューサーやってるんだ」って。
 もう本当に、あの街は特殊なんですね。そういう夢を持った人が集まって来ているようなところだから。
 なので、これって、あり得るシーンだと思うんです。

 だから、夢を諦めかけた人達が、我慢できずに車から飛び出して、本音を歌として語りだすんです。

・・・

 ここのポイントは何かと言うと。
 僕はこのシーンをすごいって言ってるんですけど、歌詞自体は安直なんですよ。「しょーもない」と言ってもいい。安直で幼稚でくだらない夢なんですよ。
 だって、「故郷に彼氏も家族もいたのに、女優になりたくて飛び出したの」って言ったり、それを周りのみんなで一斉に「そうだ、そうだ! 俺達は夢を追い求めて、トップを目指すんだ!」って言ってるんですから。
 なんか、それって、すごく子供っぽくて、「お前、もっと自分のことを見つめろよ」って言いたくなるような夢じゃないですか。

 ……だから! だからこそ、ですよ! こいつらは全員、普段はそういった夢を押し殺して、高速道路の渋滞の列に並んでるんですね。
 そんなふうに、渋滞に並んでいるヤツら、自分でも「幼稚だな。もうそんな夢ばっかり見てる場合じゃないな」と押し殺してたヤツらが、一斉に踊り出すからこそ、ここのシーンの爆発力というのが生まれているんです。
 「これでいいの?」という自分自身の問いに押し潰されないように。
 それまで彼らが、それぞれ違った自分自身の音楽を車の中で聞いていたのは、自分自身の問いに押し潰されないように、自分の世界に閉じ籠もっているからなんですね。

 「Climb these hills」とか「to the heights」という歌詞の中で、あえて目指すべきものについて「丘」とか「高み」といった漠然とした表現で書いているのは、もうね、何を目指してるのか、何を夢見てるのか、自分でもわからないからなんですよ。
 「hills」とか「heights」、「乗り越えなければいけない丘」とか「目指す高み」というのが、もう自分でもわからなくなってる。
 「だけど、とりあえずそれを目指すのを忘れてはいけない」という歌なんですね。

・・・

 この歌の感動というのはどこにあるのかと言うと。
 さっきも言ったように、歌詞自体は安直でくだらないんですよ。子供っぽいんですよ。幼稚なんですよ。
 だから、ここで語られる夢自体が素晴らしいわけでもなければ、「夢を諦めないでいることが素晴らしい」と訴えているわけでもないんです。
 よく、『ラ・ラ・ランド』の評論として「そういうメッセージが素晴らしい」という意見があるんですけど、それはね表面的なものだと思うんですね。
 その表面的なメッセージの1段奥にあるのは「そんな夢に酔いしれることのできる“若さ”と“愚かさ”」なんですね。
 「そういった愚かさが、それを見ている自分の中にもまだ残っていたんだ」って驚くことなんですよ。

 これは、完全に観客に向けて作られているんです。
 なので、夢を諦めきれない若者が踊っているところを見て、「ああ、自分にもそんなことがあったよな」とか、「そんな人もいるんだな」と、僕らも自分の心の中を探って行く。
 そして「ああ、なんかこいつらを笑うことはできないわ。ちょっと感動しちゃってるわ」という驚きを見つけるようなシーンになってるんですね。
 自分の心の中、観客の心の中に、とうに終わっていた、失われていたと思っていた、そういう若さや愚かさが蘇ってくるからこそ、僕らはこういうシーンに感動するんですよ。
 自分の心の中にないものなんて、見せられても、別に感動しないですから(笑)。


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企画編集:のぞき見のミホコ(FREEexメンバー)
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■発行日2019年2月20日 6:00
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