風聞～イタたわGP

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【 風聞〜イタたわGP 】
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［ 号外 2014年8月2日 発行 ］

『 風聞〜イタたわGP 』は、ブログ『イタたわGP』の記事について掘り下げた情報や、イタリアの巷に流れる噂などをご紹介します。

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　ラ・キリコより
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皆さん、こんにちは！
モトGPも夏休みで、ちょっとのんびりできるかと思いきや…
ライダー去就関係のニュースが次から次へと飛び出てきて、おちおち昼寝もしてられないですねぇ。
でも、自宅でやってる日本語レッスンの生徒さん達が8月から夏休み体制に入ったもんですから、
私もちょっとだけ夏休みらしくなってまいりました！
とは言え、今年の夏は雨も多くて、本当にもう秋みたいなんですけどねぇ。
毎晩、シーツの上に毛布かけて寝てるんですよぉ…
いつもの年なら、窓を開けてないと暑くて眠られない時期なのに。
おっと、愚痴っぽくなってきたところで、そろそろ本編に行きますか。
それでは、本日のお題はこちら！！
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　目次
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【ロッシ大注目！ポル・エスパルガロがM1機でモト2走法に挑戦！！】
●モトGPライダーの『虎の穴』…その名はモト2
●マルク・マルケス＆ポル・エスパルガロ「モト2走法は特殊！！」
●ロッシ興味津々「良いアイディアかもしれない！！」
●噂のジャック・ミラー、そのライディングは！？

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　コンテンツ
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●モトGPライダー養成の『虎の穴』…その名はモト2
前回のメルマガ第6号『ジャック・ミラーのモトGP飛び級事件、これまでのまとめ』でご紹介した通り、
昨今ではモト2クラスを飛び越えて、モト3からモトGPへとダイレクトに昇格させようと言う企てもあるようで…
本当にそんな前例が生まれ、我も我もと追随する選手らが出てきたら、モト2クラスの格が下がりかねないわけでして。
もともと2010年に経費削減の名の下、旧250ccクラスに代わって登場したモト2クラスは、
周囲からは不況対策の申し子のように受け取られ、
また、ホンダのワンメイクエンジンとされたため各シャーシメーカーは研究を強いられ…
当初はあまり評判も良くなっかった訳です。
しかしですね、その後、豊富な投資により開発が重ねられ、
チームも新タイプのセッティングに慣れて行き、
実はいまや、このモト2クラスがモトGPライダー養成の『虎の穴』として注目されてきてるんですよ。
イタリア人の…あっ、いや、正確にはサンマリノ人のアレックス・デ・アンジェリス選手が、
モト2クラスについてなかなか良い説明をしてますね。
デ・アンジェリス選手と言えば、今年はモト2クラスに参戦中で、
かつてはモトGPクラスのワイルドカード参戦も何度か経験しており、
イタリアでもアンドレア・ドィツィオーゾ選手に継ぐ、かっちり喋れる理論派ライダーと言うイメージなんです。
余談ですが、現在はチーム・フォワードがコーリン・エドワーズ選手の後任としてデ・アンジェリス選手と交渉を進めてるんだとか。
それも、来年に向けての後任って話じゃなくて…
ほら、エドワーズ選手と言えば、8月10日開催のインディアナポリス戦を最後に、早めに引退するんじゃないか…なんて噂があるじゃないですか。
それで、もしそうなった場合は、今シーズンの残り8戦をデ・アンジェリス選手に走らせようって言う交渉なんだそうですが…
おっと、やべぇ〜話がそれた…
え〜と、そのアレックス・デ・アンジェリス選手が言うには、
モト2機と言うのは4ストロークといい、大きさや重量と良い、モトGP機にけっこう近いマシンだし、
精巧かつ究極の車台のおかげで『真のレーシングバイク』とされてるんだと。
また、リアタイヤがかなり幅広なためもあり、けっこう独特のライディングになるのだとか。
そして電制システムが付いてないって所もミソでして…
もしライダーがパフォーマンスを上げたいのなら、自分でアレンジするなり発明するなりして、
ライディング技術を上達させていくしかないのだ…と。
それ故に、モト2クラスはモトGP昇格に向けての最良のトレーニングジムとなるわけです。
チーム・グレジーニのベテランメカニック、ファブリツィオ・チェッキーニさんも同じような事を言ってますねぇ。
チェッキーニさんのメカニック視点によれば、モトGPクラスは電制システムの影響力がかなり大きいため、
選手からのどんなに細かな要求にも応じるレベルで、
それさえこなしてしまえば、ほとんどの問題はクリアしたようなものなんだとか。
あれ？
このチェッキーニさんって…
今年のバルセロナ戦でモト3クラスのルーキー、エネア・バスティアニーニ選手が2位になった時、
「あとは表彰台後の記者会見で英語がきちんと喋れるかどうかだけが心配…」と言っていた人だわ。
おっと、やべぇ〜また話が逸れる…

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ラ・キリコ