こころをつなぐ、相続のハナシ

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愛知県の行政書士で、「お金の終活」(すばる舎)著者である山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。 ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。 そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。 だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。 このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、 「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで 幅広くお伝えして参ります。

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メルマガ名
こころをつなぐ、相続のハナシ
発行周期
毎月第2水曜日と第4水曜日に発行します。
最終発行日
2019年03月13日
 
発行部数
611部
メルマガID
0001633048
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 家庭 > 法律

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こころをつなぐ、相続のハナシ
2019年3月13日号
(毎月第2、第4水曜日発行)
***************
【相続で、古い戸籍が必要になる理由】

先日の日経新聞に、

2024年前半にも、
出生時から死亡までの戸籍謄本集めが
楽になるようだ、

との記事が掲載されていました。


相続が起きた後の財産の名義変更には、
原則として、亡くなった方の出生から死亡までの
連続した戸籍謄本が必要になります。

これは、現在の仕組みでは、
それぞれその時に
本籍を置いていた市町村役場に
請求をしなければなりません。

そのため、本籍地の変更(転籍)が多かった方や、
遠方に本籍地を置いていた事のある方が
亡くなった場合には、一苦労なわけです。

わざわざ出向かずとも
郵送での請求もできるのですが、
これも慣れていないと大変です。


今回のニュースは、
こういった出生まで遡る戸籍や除籍が、

近い将来、
一か所の役場でまとめて請求できるようになりそうだ、
という内容でした。



では、そもそもなぜ相続の手続きで
出生まで遡る戸籍や除籍が
必要になるのでしょうか。

最後の戸籍謄本だけでは、
なぜ手続きできないのでしょうか。

今回は、これについて
解説をしていきます。



まず、相続が起きて、遺言書が無い場合には、
相続人全員が話し合いをして、
「誰が、どの財産をもらおうか」を
決めなければなりません。

この話し合いを、「遺産分割協議」といいます。

そして、この遺産分割協議は、
法律上の相続人全員で行なう必要があり、
一人でも欠けていれば、その協議は無効です。


この遺産分割協議の結果を
まとめた書類を、
「遺産分割協議書」といい、

遺産分割協議書には、通常、
「本当に全員納得していますよ」という証に、
相続人全員が実印を押し、
印鑑証明書と一緒に使用します。


遺産分割協議は相続人全員が
参加する必要がありますから、

「相続人全員とは、誰なのか」
が、とても重要になるわけですね。


つまり、子どもが相続人である場合には、
「子どもは本当に、ほかにいないのか」が、
相続の場面においては、とても大切なのです。



ここで、「一番新しい戸籍謄本だけを見れば
子どもは全員載っているのでは」、
と思われるかも知れませんが、
実は載っていないケースも多々あります。


現在の戸籍のルールでは、
子どもは結婚をすると、
親の戸籍からは抜けていきます。

他にも様々な理由で、
子は親の戸籍から抜けていくわけです。


戸籍から抜けてすぐは、
「除籍」という表示とともに、名前は残ります。
(昔の戸籍では、「×」印がつけられました。)

しかし、その後転籍をしたり、
戸籍のルールが変わったりして戸籍謄本が
新しくなると、

既に抜けた子供の名前は、
新しい戸籍謄本には載ってこないのです。

そのため、一番新しい戸籍だけを見ても、
「子供が何人いたのか」ということは、
実はわかりません。


前述のように、相続では、
「誰が相続人なのか」はとても重要です。

そのため、亡くなった方の戸籍を
生まれたときの分まで遡ることで、

「本当に、ほかに子供はいないのか」
を、見ていくわけです。


これが、相続手続きで
出生まで遡る戸籍や除籍が
必要になる理由です。



子どもであれば、原則として
すべて相続人になります。

そのため、もちろん他家へ嫁いだ子も
相続人であることに変わりありませんし、

離婚した相手が親権をもち
自分とは何十年も会っていない子であっても、
相続人です。


現在の自分の戸籍謄本に載っていないからといって、
そういった子を無視して
相続の手続きを進めることはできません。

仮に隠していたとしても、
書類を取得する中でわかってしまいます。


そのため、長年会っていない子がいるなどの
懸念がある場合には、
遺言書の作成は不可欠なのです。


なぜ出生まで遡る戸籍が必要なのかを
正しく知って頂いた上で、

心配なことがある場合には、

お元気なうちにきちんと
対策をしておきましょう。

________________

【お知らせ】
私ごとですが、先日
山田から池邉へ名字が変わりました。

HP等現在修正中で、
当面は併記してまいりますが、
いずれは新姓の池邉へ統一していく方向です。

今後も情報発信及び
ご依頼頂いたサポートに尽力して参りますので、
引き続きよろしくお願いいたします。


【事務所情報】
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TEL:0562-38-5505

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