三田紀房&『ドラゴン桜』編集チーム
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『ドラゴン桜2』の最新話や取材記事が読める!作者・三田紀房とドラゴン桜編集チームによる、『ドラゴン桜2』公式メルマガです。

著者プロフィール

三田紀房&『ドラゴン桜』編集チーム

三田紀房(漫画家)1958年生まれ、岩手県北上市出身。明治大学政治経済学部卒業。『ドラゴン桜』で2005年第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。代表作に『エンゼルバンク』『クロカン』『砂の栄冠』『インベスターZ』など。現在、「ヤングマガジン」にて『アルキメデスの大戦』を連載中。

サンプル号
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学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ
2018年7月9日(月)
【Vol.025 取材記事・コラム版】

月曜日7時・木曜日0時の週2回配信
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☆ドラゴン桜公式メルマガ、週2回配信へ!

こんにちは!『ドラゴン桜2』担当編集のまほぴです。
ドラゴン桜公式メルマガ、第25号をお送りします。

前回のメルマガでもお伝えしましたが、
ドラゴン桜公式メルマガは前号より週2回配信になりました!

・毎週木曜日0時:漫画『ドラゴン桜2』最新話をいち早くお届け
・毎週月曜日7時:学び方が学べる!教育業界取材記事、コラムをお届け

ドラゴン桜メルマガのおかげで月曜日が来るのが待ち遠しくなり、1週間のスタートを爽やかに切ることができる。
そんな変化が生み出せるといいな、と思います。


☆スクショ&SNSへの投稿、大歓迎!

「学び方を学べ!ドラゴン桜メルマガ」は本文・画像の引用、
スクリーンショットのSNS投稿、すべてOKです!

・メルマガの内容を引用し、SNSに投稿
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メルマガ限定公開事項のネタバレと
読者以外の方へのメール転送のみ、禁止とさせていただきます。
(ネタバレ禁止のパートには注意書きを表示します)
心に残るシーンやフレーズがありましたら、SNSへどしどしご投稿ください!


それでは、「学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ」
今週もどうぞお楽しみください。


◇目次◇

1.今週の一言

2.【特別記事】
ドラマ『インベスターZ』スタート間近!
番組プロデューサー・工藤里紗さん
インタビュー!

3.【連載】
「はみ出し者の18歳」
プロ・ゲーマー・梅原大吾

4.【連載】
2020年、センター試験はどう変わる?
独立行政法人大学入試センター審議役
大杉住子さんインタビュー

5.【連載】
角田陽一郎の
最速で身につく勉強法

6.【連載】
現役東大生塾長・綱島将人の
大学受験は戦略が全て!

7.【コラム】
担当編集まほぴのドラゴン桜裏話
「天野はユーチューバーになれ!」

8.【Q&A】
三田紀房Q&Aコーナー

9.【あとがき】

━━━━━━━━━
1.今週の一言【NEW!】
━━━━━━━━━

=============
成功は最短距離でつかめ!!
(三田紀房『個性を捨てろ! 型にはまれ!』より)
=============

漫画家という職業柄、僕の元にはアシスタント志願の若い人たちがたくさんやってくる。彼らはみんな「将来は漫画家になりたい」と思っているわけで、まさに典型的な「成功を夢みる人」であるはずだ。
そして僕は、彼らを面接するときには「これまでに漫画を描いたことは?」と質問することにしている。
すると驚いたことに「まだ漫画を描いたことがありません」という人が、意外なほど多いのだ。
「えっ? 描いたことがないって、漫画家になりたいんじゃないの?」
「はい。でも、まだ技術が足りないので、描いていません。でも、ここで修行させてもらえれば、描けるようになると思います」
これが僕にはわからない。
はっきり言って、漫画なんて紙と鉛筆があればいつでもどこででも描ける。
修行だなんて悠長なことを言ってるヒマがあったら、さっさと自分の作品を描いてしまえばいい。そして新人賞に応募するなり、プロに見せるなりしてみればいい。だって、それがなによりも手っ取り早い修行になるんだから。

これは漫画家のアシスタントに限った話ではない。
ああなりたい、こうなりたい、もっとやりがいのある仕事がしたい、と口では大きなことを言いながらも、実際にはなにも行動しない。
そして、いつまでも「いつかそのうちやろう」とか「チャンスが来たらやるんだ」と考えている。
なんてバカげた話なんだろう。これは断言してもいいことだけど、「いつかそのうち」の夢なんて、絶対に実現しないまま終わってしまう。
もしチャンスが残されているとするなら、やるタイミングは「いま」なのだ。

きっと『ドラゴン桜』の主人公、桜木建二ならこう言うだろう。

「成功は最短距離でつかめ!!」

そして続けるはずだ。

「遠回りなんかしてたら成功は逃げていく。
最短距離で追いかけるからこそ、成功できるんだ!!」

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2.【特別記事】
ドラマ『インベスターZ』放送間近!
番組プロデューサー・工藤里紗さん
インタビュー!
━━━━━━━━━━━━━━━━

ドラマ版『インベスターZ』第1話が
いよいよ7/13(金)深夜0時57分より放送スタート!
楽しみなことこの上ないけれど、ひとつ根本的な疑問が。
 
三田紀房さん自身が、
「え? ドラマにするんですか?
 てか、できるんですか?」
 とコメントを寄せるほど、この作品は映像化へのハードルが高いような気も。

「投資」ってどうやって映像にするの? 華やかさをどう演出する? 漫画にはリアルな経営者がたくさん出てくるけれど、本物が登場する?
 なぜドラマ化の話が浮上し、どう撮影されていったのか。
 仕掛け人たる工藤里紗プロデューサーに、ドラマに賭けた思いと制作時の様子をお聞きしました。

ライター・山内宏泰

(画像)

■プロフィール
工藤里紗(くどう・りさ)

テレビ東京制作局 演出・プロデューサー。慶應義塾大学環境情報学部卒。 ドラマ「インベスターZ」7月13日金曜深夜放送開始! 「極嬢ヂカラ」「アラサーちゃん 無修正」「昼めし旅」「マツコ、昨日死んだってよ。」 「ソレダメ!」 「ナイトヒーロー NAOTO」「大竹まことの金曜日オトナイト(BSJ)」「老い愛で子さんのご自愛下さい」ほか、映画「ぼくが命をいただいた3日間」で監督も。



ドラマ制作者として、『インベスターZ』はかなりの難問じゃありませんでしたか?

「確かにチャレンジングな企画ではありました(笑)。でも、誰に頼まれたわけでもないのに、つい使命感を抱いてしまったんです。これはテレビ東京が、そして自分で企画したい!と」

もともと漫画『インベスターZ』は読んでいらした?

「あるとき夫から『これ熱いよ、読んだほうがいい』とコミックを渡されたんです。お金には興味あるけど、株式や投資には縁がないしなあ……。そう思いながら読みはじめると、そこになんて色んなものが詰まっていることかと驚きました。
 お金をテーマにするという設定の斬新さやストーリーの面白さはもちろんありますが、それだけじゃない。話の中にいきなり、“リアル”な“お金の世界のスター”たちがごく当たり前のように、続々登場するではないですか。リアルタイムの経済社会状況もどんどん反映されていきますし。フィクションとリアル社会の『今』が混じり合っている。なんだこれは! 漫画でこんなことまでしていいのかと、目からウロコが落ちました。
 取り上げる話題も多様なんですよね。就職活動のこと、働き方、女性の生き方、経済の生産性・効率性の問題、経済的側面から見た日本の歴史の裏側などなど。時事的な問題を次々と考えさせられます。
 そうか、こんなやり方もあったのか。漫画の新しい可能性が切り開かれていると感じました。これを、マスのメディアであるテレビでやったら、また違った面白さを出せるんじゃないか。
 そう考えて、ぜひドラマ化をしたい、しかもこれはテレビ東京でこそやる意味があると、確信してしまいました」

テレビ東京でこそやるべきだ、というのはどんなところから?

「ひとつには、テレビ東京のイメージとして『経済』というものがあるから。《ガイアの夜明け》《ワールドビジネスサテライト》といった経済を扱う番組もありますし。
 それから、実験的なことができる深夜のドラマ枠を持っている点も大きい。他局がドラマにする場合、予算もかけられ表現の幅も広がりますが、情報よりは恐らくドラマ様に変更されたストーリー重視のものになる可能性があるでしょう。私が漫画『インベスターZ』で新鮮に感じた、リアルとフィクションが融合しているような所が活かしきれない、または、やりたくても大人の事情でやりきれない可能性もあります。勝手ながら『ドラマ25』でやれば、ドラマの既成概念を打ち破るようなものだってできてしまうはず! そう思ったんです」

工藤さんの狙い通り、ドラマでは原作に登場する企業や経営者を含め、実在の著名企業、社長たちが続々と登場することに。
『フィクションとリアルが融合』した、かつてない形態のドラマをつくることと相成ったわけですが、うまく成立するという勝算はあった?

「これまでにやったことないものを作るので、撮り始めてみないとわからないというのが、正直なところでしたね。実際、最初から難題は山積みでした。
 投資の話であるからには実態経済とできるだけリンクさせないと、うまくリアリティが出ない。ということは、企業名はできるだけ実名にしたいところです。でも、通常ドラマの世界では、企業名や商品名はひじょうにデリケート。番組はスポンサーあってのものですし、俳優の方々もそれぞれいろんな契約をお持ちです。放送局としての営業面からの要請もあったりして、とにかく制約が多い。企画が通ったものの、やはり“大人の世界”さらに“謎の忖度”の壁が大きく立ちはだかりました(笑)。
 会社の色んな部署に協力を求めたり、出演者サイドとも話し合いを重ねて理解を頂いたりしながら、なんとか前に進めていきました。その中で、意外に面白がり乗っかってくれる方が多くて本当に助かりました。やっぱりそれだけ原作に魅力があって、『なるほどこの世界観を出す為なら!』と思って頂けたからでしょう」

登場する企業や経営者はどう決めていったのですか。

「ドラマは全12話しかなく、原作のストーリーすべてを拾うわけにはいきません。使う話を絞り込み、各回に就活、ベンチャーなどのテーマを割り振り、話を面白く進める回とリアル経営者に登場してもらう回をバランスよく配するようにしていきました。
 経営者の人選は、2018年の今、お茶の間でちょっとでも気になる人って誰だろうと考えていきました。原作で出てくる方もいるし、ドラマオリジナルの人も沢山います」

 結果、本人役で出演することとなったのは、「メルカリ」小泉文明さん、「ユーグレナ」出雲充さん、「ピクシーダストテクノロジーズ」落合陽一さん、「メタップス」佐藤航陽さん、「SHOWROOM」前田裕二さん、「ビズリーチ」南壮一郎さん。くわえてナレーションは堀江貴文さんと、錚々たる名前が並ぶことに。他にも、ウォーリーを探せ的なホットな方が。
 ビジネスシーンの最前線にいる人たちがドラマで何を語るのか、これは楽しみ。ただ、思えばこれは、あくまでもフィクションの中の話。リアル経営者の人たちも、俳優として演じることになっている?

「撮り方としては、各回のテーマに沿ったお話を伺う形式です。話の中身について細かい台本があるわけではなく、本人の言葉と心情を語って頂いています。ただし、あるストーリーの流れの中で登場頂く事になるので、ある程度は演技をしてもらっていますよ。ドアを開けて部屋に入ってきてこんな印象で一言、ですとか。台本にも、本人役として名前が載っています。
 経営者の皆さんは演技(なのか設定の上でのナチュラル?)が上手で本当に驚きました。台本の前後の流れを踏まえたうえで、アクションやリアクションをとってくださる。こちらから『演技もぜひひとつ』などとお願いすることはないのですが、台本を読み取り立場を想像し演じてくださる。クレバーさとバイタリティに圧倒されます。
 ナレーションを担当してくださった堀江貴文さんも、見事のひとこと。ドラマの冒頭では毎回『語り』が入るんです。大河ドラマでいえば『そのころ明智の謀反を知った豊臣軍は……』というような、アレですね。財前と投資部の立ち位置や全体像を、客観視点で堀江さんが冒頭に語る。すると謎のワクワク感が高まって、ものすごく効果的なんです。ぜひご注目のほど」

経営者の方々の知られざる魅力が、存分に見られそうですね。

「そうなんです、お一人おひとりのお話が面白くて面白くて。撮影の前に打ち合わせに伺うのですが、そのときにオフィスで見聞きしたことがたいへん勉強になります。スタッフのあいだでは、経営者の方々への取材を『大人の社会見学』と呼んで楽しみにしていました」

実際にワンシーンの為に、リアルなセミナーまで開催してしまったとか。

「ベンチャー企業をテーマにした回ですね。ストーリー上、投資部の生徒たちがセミナーに行って話を聞くシーンが必要となったんです。『ならばリアルなセミナーを開いて、そこで撮影をすればいいんじゃないか!』と思って。投資部メンバーを演じる役者さんにとっても勉強になりますから。
 そこで、「メタップス」佐藤航陽さん、「SHOWROOM」前田裕二さん、「メルカリ」小泉文明さんという顔ぶれに加え、モデレーターとして「リンクアンドモチベーション」麻野耕司さんという、事業・経営に関心がある人ならぜひ聞きたくなるセミナーを実際に開きました。お客さんには少々テレビの撮影があるとはお伝えしていましたが、情報公開前なのでドラマの撮影の一環とは言えず、事情を知らないまま。それでもイベントとして、充分に満足していただけたんじゃないかと思います。急に制服の男の子が質問したりして、びっくりしたと思います(笑)」

ちょっとクセのある主人公・財前を、若手注目俳優の清水尋也さんにお願いしたのはどんなところから?

「設定年齢に近いというのが大前提でしたが、以前から俳優として凄く気になる存在だったんです。カッコイイとか爽やかなだけではなく、内側に謎の魅力を秘めている印象があって、財前にぴったりじゃないかと考えました。
 難しい経済・投資用語を説明するシーンでは、清水さんがコメディタッチの寸劇に挑戦しています。これまでの作品では観ることのできなかった清水さんの魅力が炸裂しているので、ぜひ楽しみにしていてください!」


◇◆◇◆◇

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■ドラマ『インベスターZ』あらすじ

道塾学園はハイレベルな授業、豪華な校舎と絵に描いたような札幌の進学校。ある秘密をのぞいては――。
学園内では全教科満点の成績トップで入学した、財前孝史(清水尋也)の話題で持ちきり。部活の勧誘が殺到する中、強引に孝史の手を引く女子が現れる。ひとつ先輩の藤田美雪(早見あかり)だ。勧誘?もしやモテキ?だが連れて来られたのは図書館にある怪しげな隠し部屋…そこは学年トップの生徒で構成された「投資部」だった!

放送日時
2018年7月13日(金)深夜0時57分放送スタート

放送局
テレビ東京、テレビ大阪 ほか

番組公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/investorz/

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3.【連載】
「はみ出し者の18歳」Vol.1
プロ・ゲーマー・梅原大吾
<第5話>
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朝、決められた時間に学校に行く。決められた席に座って、先生の言う通りに教科書を開く。誰かがつくったルールの中で、順番を競う。そんな学校生活に、嫌気がさしている君へ。これは、ルールから外れた「はみ出し者」たちの物語だ。自分を縛るものに別れを告げ、広い世界に飛び出して成功した彼らにも、18歳という時代があった。連載「はみ出し者の18歳」、1人目は世界一のプロ・ゲーマー、梅原大吾さんの話を聞こう。

ライター・室谷明津子

■プロフィール
梅原 大吾(うめはら・だいご)

日本のeSports界を牽引する日本初のプロゲーマー

15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして、20年間にわたり世界の頂点に立ち続ける。みずからのフィロソフィーを綴る書籍(『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』など多数)は一般にも広く受け入れられ、企業、大学、その他の教育機関の招待を受けて特別講師としても活躍中。現在、レッドブル、Twitch(アマゾン社の配信プラットフォーム)、HyperX(ハイパーエックス)、Cygamesのグローバル企業4社のスポンサード・アスリートとして世界で活躍する。
公式サイト:www.daigothebeast.com


■5話/とにかく考えて、本質を理解する。「勝ち続ける」にはそれしかない。

ゲーマーにはいろんなスタイルがあります。例えば新しいタイトルが出たときに、情報を吸収するのがすごく早い人。要領よく攻略法を身につけて、最初の1~2ヶ月で勝ちまくるのが、こういうタイプです。

僕はまったく逆で、みんなが攻略法を身につけている間、「このゲームの本質は何か?」をひたすら考えます。ある攻略法で勝てるとわかっても、そのまま使わず、自分が納得できる方法を見出すまで、試行錯誤を続けます。

刀しかなかった時代に、「銃」が発明されたときのことを想像してみてください。

「刀より圧倒的に強い!」と話題になって、銃を使った人がバンバン戦いに勝つ。その間、僕は銃を分解し、「どんな原理で動くんだろう」「弱点はないのか」と研究を続ける。2年くらい経ってから、「俺気づいたんだけど、銃って強いよね!」とおもむろに言う(笑)。このころには自分で銃をカスタマイズできるくらい知り尽くしていて、戦ってみたら誰よりも強い……。

こんなことを、ゲームでやっている感じです。もちろんほかのゲーマーも、攻略情報を鵜呑みにせず、自分なりの方法をトライしています。その回数が10回、20回だとしたら、僕は1000回くらい試す。その中で本当に納得できたことだけを、自分のものにするのです。

なぜ、こんなに面倒なことをするのか。それは、世界中のゲーマーを全員倒して、「1番」になりたいから。僕はプロ・ゲーマーとして、「勝ち続ける」ことにこだわっています。目の前の1勝ではなくて、長く勝ち続けること。ここに、僕のオリジナリティがあると考えています。

勝ち続けるためには、他のゲーマーより深く、本質を理解する必要があります。最初は手探りで、自分の頭と体で理解できるまで何度も試し、基礎を身につける。この段階を経ないと、本質にたどり着けません。もちろん、他の人の何倍も時間がかかります。

「ウサギとカメ」のように、ウサギが軽やかに前を走って行くのを見ながら、
カメは一歩ずつゆっくりと進む。これが自分のペースだと信じているけど、心の中は不安でいっぱいです。このまま置いていかれるんじゃないか。そう思いながらも、自分のペースで進む。するとある時、ずっと前を走っていたウサギたちがピタッと止まる「壁」に出くわす。攻略法が出尽くし、新しい情報がなくなった途端、ウサギは走れなくなる。後ろをヨタヨタと歩いてきたカメが、それを横目に見ながら、追い越す。「あれ、皆さん、どうしたんですか?」と。その瞬間の、気持ちよさ。

僕は決して、器用な人間ではありません。要領だって悪い。効率よく目の前のタスクを処理して、どんどん前に進むのはかっこいいけど、それができない。でもその代わり、「ゲームを深く追求して、誰よりも強くなりたい」という思いがある。他の人が到達していない景色を見たいという冒険心、誰よりも強くなりたいという高い目標がある。

結果として、僕はいままで、「勝ち続ける」ことができています。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」として、ギネスにも認定されました。

「記録」だけではありません。試合を見てくれるファンの間で、「あのとき、誰も突破できない壁をあいつは突破した」という「記憶」が、語り継がれる。自分の持ち味を出すことで存在感が増し、唯一無二と言ってもらえる。そのおかげで、いろんな大会にも呼んでいただけます。

不器用な自分をどう思うかと聞かれたら、「一周回って、結果的には得してるんじゃねえの」って答えたいですね。

(終わり)

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4.【連載】
2020年、センター試験はどう変わる?
独立行政法人大学入試センター審議役
大杉住子さんインタビュー
<第6回>
━━━━━━━━━━━━━━━━━

 高校と大学の学びの成果を接続させることをねらいとして、大学入試改革が進められています。具体的には、現在の大学入試センター試験に変えて、大学入学共通テストを2020年度から導入する予定。
 気づけばもう目前に、大きな変化が迫っているではないですか。
 何がどう変わるのか。独立行政法人大学入試センター審議役(新テスト作問・調査研究機能強化担当)の大杉住子さんに教えていただきました。

ライター・山内宏泰

■6

 桜木建二に、「新テストにはこう対応しろ!」というセリフを言わせるとしたら、どんなものにしたらいいでしょう。

「「好きなことについて問いを立て、勉強したこととつなげてみろ!」なんてどうでしょうか。これからは学校で学んだことを、自分の生活や社会に関連づけてつなげていく訓練がますます大事になると思います。試行調査にもあるようにたとえば、文化祭で売るTシャツの価格設定に数学で学んだことを生かすですとか。
 日ごろ触れる情報のなかから興味のあるテーマを見つけ出して、教科で学んだことを生かして探究する。そうした場数を踏んでおくと、新テストの探究的な問題を解く備えにもなるし、社会へ出てから活躍する備えにもなる。そのあたりのことを、漫画でも取り上げていただけるとおもしろいのでは」

 思えばお話を聞いているここは東京駒場の大学入試センター。センター試験というのは慣れ親しんだ言葉ですが、その名を冠した施設が実在するのですね。そのことは意外に知られていないのでは。

「そうです、実在するんですよ(笑)。まさにここでセンター試験の問題はつくられて、印刷に回され、全国へ発送されていきます。試験が終わると今度は、全国から答案用紙が運び込まれます。そうして大きなホールで解答の読み取り作業が行われる。その様子は壮観ですよ。コンテナから降ろされた用紙の梱包を丁寧に解いて、間違いのないように整理して作業していく。スタッフの手際はさすがプロだと唸らされるものです。
 ここでは作問と試験実施の両方を担っているので、業務内容が多岐にわたります。作問というのはひじょうに創造的な作業です。高校生に身に付けてほしい力をよりよく問うにはどうしたらいいのか、学習プロセスや思考プロセスをイメージしながら問題をつくっていきます。作問委員の先生方の発想や工夫を最大限に生かせるよう、できるかぎり整った環境をご用意しようと考えています。先生方の話にとにかく耳を傾ける姿勢がこちらとしては大切であろうと思っています。
 試験実施の面では毎年、確実に安定的に行っていくことが大前提。クリエイティブな作問と実施のサステイナビリティのバランスを取っていくことが、大学入試センターとしては必須のことですね」

(終わり)

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5.【連載】
角田陽一郎の
最速で身につく勉強法
<第7回>
━━━━━━━━━

東京大学文学部を卒業後、長年TBSテレビで「さんまのスーパーからくりTV」や「中居正広の金スマ」等のバラエティ番組を作ってこられた、バラエティプロデューサーの角田陽一郎さん。
角田さんは、日常で見聞きする情報をあらゆるヒト・モノ・コトと関連付け、構造化する『見立て力』が必要だと述べます。

机の上での勉強だけが、学びではない。
これからを生き抜くために必要な『見立て力』について、バラエティプロデューサーという視点からお話しいただきます!


■プロフィール
角田陽一郎(かくた・よういちろう) 

1970年、千葉県生まれ。 東京大学文学部西洋史学科卒業。
1994年、TBSテレビ入社。 「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「オトナの!」 などの番組を担当した名ディレクターとして高い評価を受ける。また、テレビ制作だけでなく、映画監督やネット動画配信会社goomoの設立など新しいメディアビジネスをプロデュース。現在では、TBSテレビを退社し、独立。


■人生の見立て力(2)【淀対江戸】

そんなことを考えながら京阪電車に揺られて、スマホでネット検索をし続けていると、さらにある項目を見つけたのだ。

淀yodoと江戸edoは、語源が一緒であると。

つまり川が合流して水がよどむのが淀であり、遠浅の海岸付近で海の水がよどむと江戸になる。確かに音が似ている。でもネット情報だからどこまで正しいかはまゆつば物かもしれない。

でも仮にその真偽は不明瞭であったとしても、と僕は思考をさらに続けた。
このあと真田丸で放送される大坂城を取り巻く冬の陣、夏の陣は、西の豊臣方と東の徳川方という東西対決だ。つまりその豊臣方のトップは淀であり、徳川方のトップは江戸なのだ。

その後の江戸時代以降を形成する、日本の政治の中心を決定する戦いは、大坂vs江戸という東西対決であったのであり、さらにその対決の本質とは淀vs江戸であったのだ。つまりそれは淀んだところの都市同士の対決だったのである。


僕が言いたいのは、その対決とは淀(よど)vs清(きよ)ではなかったということだ。

僕らは戦いって、正義vs悪という構造で行われると思いがちだ。
自分が当事者だった場合、だいたいにおいて自分側が正義であり、相手側を悪と認識する(ことが多い)。西の豊臣方は真田幸村の奮戦虚しく大坂夏の陣で敗れ、その後徳川時代が盤石となって江戸時代が続くわけだが、その江戸側=正義という見方でそれ以降の江戸時代は豊臣方を捉えられがちだったので、淀君は悪の女帝的な認識が取られるようになった(それが淀殿を淀君と呼称した遠縁?)、その戦いの本質は、よどみ都市vsよどみ都市同士の、これからの日本のヘゲモニー(主導権)を奪いあう東西対決だったのだ。

ということは淀(大坂)と江戸とはよどむ場所にできた都市だから、つまり清(きよ)くは無い。つまりヘゲモニーを争うほどの大都市は、淀んだ場所にできるということだ。つまりヘゲモニーを争うような首謀者たちはそんなよどむ場所を押さえたいのだ。

なぜなら、そのよどんだ場所は、よどむくらい水が集まって来ている場所だから、交通アクセスが頻繁に行われるジャンクションであり、つまりそれは物流が集まる場所であり、そんな場所に人は集まり、市場が開かれ経済活動が活発に行われる。なのでそこに街ができる。つまり清い場所には、都市はできにくいのだ。

淀んだ場所だから、街ができる。すごく淀んだ場所だから、街が大都市になる。大都市には多くの人が住んでいるから密集する=淀む、つまり巨大な都市=よどむことは、地理の必然的プロセスでもあるのだ。

そして日本で2大“よどむであろう都市”がまさに西の大坂(大阪)と東の江戸(東京)になるのであって、そのどちらか対決が大坂の陣であったのだ。

(次号へつづく)

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6.【連載】
現役東大生塾長・綱島将人による
「大学受験は戦略が全て!」
━━━━━━━━━━━━

このコーナーでは、学習塾STRUX塾長の綱島さんに、
効率的に受験勉強を乗り越えていくための具体的な戦略をお伝えいただきます!

◇◆◇◆◇

【「教える」は最強の勉強法】

ドラゴン桜のなかでも紹介されていましたが、ひとに教えることはもっとも効率のいい勉強法といえます。なぜなら、授業を聞いて理解しているつもりでいても、それは「わかったつもり」でいることがほとんどだからです。聞いて理解できていることとゼロから自分でできることの間には大きな差があるのです。ひとに教えてみると、自分がどこを深く理解できていて、どこを理解できていないのかはっきりとさせることができます。

とはいえ、いつも誰かに教える場面に恵まれるわけではありません。
そこでオススメなのが、自分で自分に教える勉強法です。
脳内で、今日の授業で習ったことを自分に教えるのです。
これは、実際に僕が受験生の時代にやっていた勉強法ですし、
また多くの塾生におすすめしている勉強法でもあります。
たとえば、数学の場合、授業で習った解法を自分で自分に教えていました。
このとき、じっさいに先生になったつもりで、なにも知識のないひとに伝えるにはどうすればいいのかと考えながら、自分に教えていました。
この勉強法のいいところは、頭をフル回転することになるので、短い時間で効率よく復習することができることです。
じっさい、10分程度でその日の授業を復習することができていました。

勉強時間で重要なのは、机の前に座っていた時間ではありません。どれだけ、頭を使っていた時間が多いかです。そういった面では、自分で自分に教える勉強法は効率のいい勉強法といえるのです。

おそらく最初は難しいはずです。ですが、一度やってみると、わかったつもりでいたことをひとに説明することの難しさを実感するはずです。うまく説明できるようになるために、わかりやすい先生の授業をより熱心に聞いてみてください。「わかったつもりでいたけど、実は理解できていなかった」という実感が日々の授業の集中へとつながります。


▼綱島将人さんが塾長をつとめる学習塾STRUX HP▼
https://strux.oner.jp/

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7.【コラム】
担当編集まほぴのドラゴン桜裏話
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先週木曜日にお届けした、『ドラゴン桜2』21話。
ラスト1ページが衝撃的だ、とTwitter上で話題になっていたのをご存知でしょうか。

(画像)

「コラ画像かと思ったけど、本家なの!?」というコメントも。
たしかに……コラ画像みたいに見えますよね。笑

漫画家・編集者が集まって行われる、ストーリーの流れについて話し合う編集会議。
21話のネームの構成とヒキ(※漫画の終わり方)が決まったとき、実はその場にいた全員が笑ってしまっていたんです。

ストーリーをつくっている漫画家と編集者、東大生、みんなが「おもしろい!」と思える回は、読者の方にもおもしろがってもらえる。まず自分たちが「おもしろい!」と強く思えるストーリーを、これからも三田先生と一緒につくっていきたいと思いました。

今回の反響をきっかけに、『ドラゴン桜2』が連載されていることを初めて知った方も多いようです。もっと作品を多くの方に届けるため、そして受験を控えている高校生にも読んでもらうため、宣伝にもっと力を入れていかねば!

気になる桜木の真意は、22話で明らかになります。お楽しみに!

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8.【Q&A】
三田紀房Q&Aコーナー
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作者である三田紀房が、メルマガ読者のみなさんから寄せられた質問に答えるコーナーです!

Q.『ドラゴン桜』で生徒がピンチに陥った際、桜木が心に刺さるセリフを言い、それで生徒がすごくやる気になるというシーンが好きで、楽しみにしています。このような桜木のセリフはどのようにして思いつくのですか?

全部自分のオリジナルというわけではない気がします。
ニュース番組や新聞など世の中に情報があって、それに対して自分がどう思うか。ああいうセリフって基本、何かの事例に対する自分のリターンという感じだと思います。

例えばなかなか自分に自信が持てない人に「自信を持て」といっても、元々持ってないものに持てと言うだけで何の具体性もない。
自信を持てということを相手に伝えるためには、何かに置き換えるとか、言いたいことを具体化させるとか、言い方を変えるという作業が必要になってくる。

それを自分なりにどう作っていくか。
そのためには、普段から考えることが大事。いろんな起こった出来事とか、誰かの主張とか、何かの情報ってのをきっちりウォッチして、自分が反応を返せるような日常を送っていれば、意外と場面に応じた言葉ってのは出てくると思います。

■作者・三田紀房への質問募集中!

『ドラゴン桜+』では、三田紀房への質問を募集しています!
メールの件名を 「メルマガ質問コーナー」 とし、
info+mita@corkagency.com 宛てに、質問内容をお送りください。

ご質問、お待ちしています!


━━━━━━━━━
あとがき
━━━━━━━━━

ドラゴン桜公式メルマガ、第25号をお送りしました。

漫画パートと読み物パートを分けての、初回配信。みなさんいかがでしたでしょうか?漫画と読み物が別々になったことで、読みやすくなっているといいなあ、と思います。

もしかしたら、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが……実はメルマガのタイトルも、前回の漫画版配信時からしれっと変わっています。

「学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ」

『ドラゴン桜2』のコンセプトは「学び方を学べ!」です。
「学び方が学べるメルマガ」という更新方針で、今後もさまざまな連載をお届けしていきます!

今後のメルマガですが、各コーナーにタイトル画像をつけて、視覚的に見やすくなる工夫を行うことも検討中です。
また、次週より作者・三田紀房によるニュースピックアップコーナーがスタート!

毎週試行錯誤と改善を行い、読者の方の反応を柔軟に反映しながら、
このドラゴン桜メルマガは変化・成長していきます!

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次号は7/12(木)0時に漫画『ドラゴン桜2』第22話をお届けします!


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発行元:
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