ID: 0001683458

はるマガ

¥864(税込)/月 初月無料!
毎週 月曜日予定
PC・携帯向け/テキスト形式
月途中の登録でも、月内に
発行されたメルマガがすべて届きます!
→バックナンバーの購入はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ID: 0001683458

はるマガ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、内野宗治と申します。
「はるマガ」は僕、通称ハルが主筆となり、毎週月曜日17時にお届けするメールマガジンです。

「月額864円、高っ!」

そう思った方、ご安心下さい、初月無料です。
まずは騙されたと思って、ご登録下さい。
ご登録後、即ご解約いただければ1円もかからず1カ月分読めるという筆者泣かせの裏技もございます。
以下にサンプル号も掲載しておりますので、ご参考下さい。

このメルマガを通じて、僕と読者の皆様の人生がより楽しく、より豊かなものになることを願っています!

サンプル号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
はるマガ
Vol.011
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ 2018年8月13日発行 /

■目次
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
1.ハル通信
2.世界の街角から
3.この4丁目の片隅から
4.2020年のメディア論
5.カフェバーようこ(新コーナー!)
6.31歳のハローワーク
7.ソロ読書会
8.カフェ・ド・ハル
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


……………………………………………………………………………………………


1.ハル通信


バグース!

こんにちは、ハルです。
このコーナーでは、僕の近況を勝手に報告していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ーーーーーー

今週も、クアラルンプールにいます。

先週、クアラルンプール中心部のショッピングモール「パビリオン」で、クアラルンプール・ファッションウィーク(KLFW)なるイベントが開催されました。
「パビリオン」は東京で言う表参道ヒルズのような、ハイブランドからカジュアルブランド、飲食店までズラリと揃うKL随一のお洒落スポット。
KLFWでは、注目の若手デザイナーによるランウェイ(ファッションショー)が4日間に渡って行われ、多くのファッショニスタたちが集まりました。

土曜日、たまたま「パビリオン」にいた僕は、フォトグラファーとしてランウェイに潜入を試みましたが「事前に申請してないとダメだ」と言われ却下。
しかし、ただで引き下がる僕ではありません。
会場に入れないのであれば、外で勝手にファッションウィークを開催しよう。
というわけで、パビリオン周辺でカメラ片手に、街角ファッションスナップを敢行しました。

道行くファッショニスタたちに片っ端から声をかけひたすら撮影する、マレーシアのお土産Tシャツを着た日本人男性。
はたから見たらさぞ、怪しかったことでしょう。

しかし「写真を撮っても良いですか?」と訊くと、ほとんどの人が快諾し、笑顔やポーズを決めてくれます。
たまに「フォーワットゥ(何のために)?」という人に対しては、その場で僕のブログをスマホで見せ、ここに載せたい、と説明。
すると、ブログの画面を写真に撮って「あとでチェックするね」と言ってくれる人もチラホラ。

図らずも道端でブログの宣伝をすることにもなったファッションスナップ大会、その模様はコチラです。

https://goo.gl/UHNZMB

女性の方が若干(かなり?)多い気がしますが、悪しからず(当然です!)。

僕はKLの人たちのファッションセンス、というか異質なものを組み合わせるセンスが好きです。
中でも「ミップスター」と呼ばれるイスラム教徒の女性たちが、伝統的なヒジャブと現代的な洋服を組み合わせるセンスには脱帽します。
何十人もの人に声をかけて写真を撮っていると、写真を撮った後に会話が弾むこともあり、僕が今どういうわけでKLにいて、どういうわけでここで写真を撮っているのか、といった話になることもしばしば。
そうした会話もまた、ストリート撮影の楽しみなのだと最近感じています。

撮影中、とある大学生3人組が僕に声をかけてきて、僕にインタビューをしたいと申し出ました。

大学の課題で、マレーシアに住む外国人の声を集めているそうで、インタビューはスマホで動画撮影。
最初の質問は「あなたにとって"Independence"とは何ですか?」
ふむ、なかなか難しい質問だ、、

僕は少し考えてから「僕にとってインディペンデンスとは、自分の人生を自分でコントロールできること」と答えました。

二つ目の質問は「あなたはマレーシアのことをどう思っていますか?」
これは最初の質問に比べて、幾分イージーです。
僕は「マレーシアが大好きです。マレーシアの人は皆、僕に親切だから」と答えました。

僕がマレーシア、クアラルンプールを好きな理由は、気候や食事など色々ありますが、何よりも「人」なんです。

幸運にも良い友人知人に恵まれ、また街角で声をかける人や旅先で出会う人も皆、親切です。
そうでなければ僕は、ファッションスナップをやろうなどとは考えなかったでしょう。
この国の、この街の「人」が僕に、新しいアイデアや楽しみを提供してくれるのです。

ファッションスナップ中に出会ったおじさんの一人は「俺は日本の規律正しさが大好きだ、素晴らしい国だ」と言ってくれました。

このように言ってくれる人も、マレーシアでは珍しくありません。
僕が「日本人」というだけで親切にされたり、日本を誉めてもらったことは、枚挙に暇がありません。
それは僕らの先祖が代々、時間をかけて作り上げてきたブランドなのだと思います。

日本に生まれ育ったこと、今マレーシアにいられることに感謝して、今日も楽しく生きたいと思います。


……………………………………………………………………………………………


2.世界の街角から

このコーナーでは僕、ハルが世界の街角で見た風景や出会った人々、そこで考えたことなどを書いていきます。
日常のワンシーンから見えてくる、リアルな世界を感じていただけますと幸いです。

ーーーーー

インドネシアのバタム島からシンガポールへと向かうフェリーの船内で、なぜか日本のバラエティ番組が放送されていた。

長崎から佐賀にかけて、ローカル列車で気ままに旅をする、という番組だった。
そこに出演していたのは、なんと僕の小学校時代の同級生。
当時から皆のアイドル的な存在だった彼女は現在、タレント(?)として活動している。
まさかこんなところで(東南アジアの国境沿いの海上で)再会するとは思わなかった。

彼女は本名で活動しており、顔も小学生の頃の面影を残している(というかほとんど変わっていない)。
僕はテレビを全く見ないが、昔の同級生がこうして活躍しているというのは嬉しいものだ。

ちなみに僕が通っていた小学生は、僕の卒業後に別の小学校に合併され、僕が通っていた校舎は今、品川区の施設になっている。

僕が今もこの場所に足を運ぶのは、選挙のときしかない。
20年前に友達とバスケをしていたとき、ジャンプの着地に失敗して右手中指を骨折した体育館が、投票所になっている。

当時、人生初の骨折で右手が使えなくなった僕は、左手だけで1ヶ月ほど生活した。

スプーンやフォーク、箸はもちろん、文字を書くのも左手。
僕は右利きなので最初は苦労したが、徐々に慣れてきて1ヶ月後には、難なくこなせるようになっていた。
子供ならではの適応能力の高さもあったのかもしれない。

ある日、習字の授業が行われて、僕は仕方なく左手で書いた。

僕は習字が苦手で、右手でも上手く書けた試しがなかった。
授業では毎回、特に達筆だった生徒数名の作品が黒板に貼り出されるのだが、一度として選ばれたことはなかった。

しかし、仕方なく左手で書いたこの日、初めて僕の書いたものが黒板に貼り出されたのである。

あまりに嬉しかったので、今も覚えている。
それは先生に選ばれた、評価された嬉しさというより、自分の未知なる可能性を発見した嬉しさだったのかもしれない。
普段は使わない手を使うことで、自分でも知らない才能に出会うことができた。
まさに「怪我の功名」である。

その後右手は復活し、すっかり左手を使わなくなってしまったが、最近はよく左目を使っている。

というのも僕は効き目が左目で、カメラのファインダーを左目で覗き込むのだ。
たまに鏡や窓に映った自分にカメラを向けると、あたかも右目で覗いているように見える。
だから何だ、と言われたらその通りで、この話に特にオチはない。
ので、フェリーで見たテレビ番組の話に戻ろう。

僕の元同級生が伊万里牛のハンバーグを平らげた後、テレビのチャンネルが代わり、シンガポールのニュース番組が映った。
ロンボク島の地震、バングラデシュの学生デモ、マレーシアの政権人事、そして日本の異常気象。
岡山県のマスカット農家が、未だかつてない不作に頭を悩ませていると語る映像が流れた。

その後に表示された世界のお天気ニュースを見て、驚いた。

その日の最高気温は東京が35度、ソウルが37度。
パリも35度、クアラルンプールは30度。
東京より暑いのは韓国とインド、中東、そしてアフリカしかない。
急激な気候変動を実感しつつ、クアラルンプールの安定した気候に改めて感謝した。

もっともフェリーの中はクーラーが効きすぎで、ビーサンを履いた僕の足は凍り付いていたのだが。


……………………………………………………………………………………………


3.この4丁目の片隅から

このコーナーでは僕、ハルの大学時代の同級生であるナナミ氏に、とある「4丁目の片隅から」日常を綴ってもらいます。
2児の母として子育てをしながら、在宅でバリバリ仕事もこなす彼女は一体、日々どんなことを考えているのか?
とりあえず、綴ってもらいます。

ーーーーーー

子どもが生まれてから、防犯意識が高くなった。
といっても、セコムに加入するだの防犯グッズを購入するだのといった実用的な防犯対策は何ひとつしていない。

例えばバスに乗ったとき。
「もし、今このバスに刃物を持っている男が乗ってきたら」とシュミレーション(妄想)する。
前に座っているのはおばあさんなので、私は抱っこ紐の中で眠っている赤子と、横に座っている3歳児と、目の前のおばあさんを守り抜く必要がある。
そのために、まずはこのオムツが大量に入ったカバンを通路側に置く。
万が一腹を狙われたとき、刃物が肉体に到達しないようにするのだ。
しかし腹ではなく胸を狙われたら?
私の胸元には赤子の頭がある。
……そうかとりあえず、腕だ。
腕で赤子の頭を包もう。
自然と自分の胸も守ることになる。

買い物帰りに、通り魔に遭遇したら?
例のごとく胸には赤子を抱いていて、腕には大根とじゃがいもとにんじんと玉ねぎという、レジを通した後にまとめて買ったことを後悔する根菜類がたっぷり入った袋をぶらさげ、もう片方の手で3歳児の手を繋いでいる。
今狙われたらアウトだ。
……いやまてよ、この大根使えるか?

家にいても例外ではない。
夜中、豆電球ひとつだけつけた部屋で横になりながら、奥で爆睡している夫と、入眠からたった5分で頭と足の位置が逆になっている3歳児、そして2時間全く同じ姿勢で眠り続けている赤子を順番に眺め、もし、今この部屋に強盗が押し入ったら、まず何をすべきかとシュミレーションする。
夫は大柄だが、睡眠時無呼吸症候群のせいでシーパップ(鼻に装着する人工呼吸器のような医療機器)につながれているのではっきり言って全く役に立たない。
とりあえず部屋の中に入られないように内側からがっちりドアをホールドするか……いやいざとなったら怖くて動けないだろう。

そしてすべてのシュミレーションの先に行き着くのは、やっぱり犯人が男なら一番効果があるのは、家にいようが外にいようが急所を蹴り上げる、という結論だ。
ふざけてなどいない。
運動神経の悪い私が効果的に、かつ一発で仕留めるためにはどの角度で蹴り上げるか、ヒザから行くかつま先から行くか?

そして急所を蹴り上げたらこう言うのだ。

「警察には言わないから、とにかくここから去って」

うまく巻けたら、すぐさま110番する。
でも通報したのがバレて恨みを買い、服役を終えたあとに報復されたら?
そもそも犯人はそんなにバカか?

ついこの間まで、「万が一天変地異や通り魔的な事件に巻き込まれてしまったら、正直どうしようもないからその時はその時で諦める」と考えていた。
しかし非常にありきたりだが、子どもが産まれてそれは大きく変わった。
なんとしても生かしたい。
生き延びたい。

とはいえ、子どもたちには「知らない人には挨拶もNG」というような昨今はびこる行きすぎた“防犯”教育は、できれば施したくない。
どんな時代にいても、自分の子どもたちには多くの人との繋がりを大切にしてほしいのだ。

となると、やはり親が見守っていられる間は、私がなんとかするしかない。
バスの停留所で話しかけてくるおじいさんやおばあさんの長話には付き合いつつも、道を歩けば「あの人は見た目怖いけどたぶんいい人」「あのティーネイジャーらしき男の子は手ぶらでフードをかぶってポッケに手を入れている……厳重注意」「あのごく普通そうな大学生風の男は意外と何考えているかわからない」などと、通りすがりの人々に失礼極まりない判定を下すのだ。

生きにくい時代だろうか。
きっとそうなのだろう。

ああ、仮面ライダーに変身できたらなあ。


……………………………………………………………………………………………


4.2020年のメディア論

このコーナーは僕、ハルが「メディア」について勝手に考え、書いていくコーナーです。
「メディア」とは一体何なのか、どのように「メディア」と付き合っていけば良いのか。
読者の皆様と一緒に、考えていければ幸いです。

ーーーーー

2013年の夏、メジャーリーグ公式サイト日本版の記者として、ニューヨーク・ヤンキースの試合を取材した。

ヤンキー・スタジアムのプレスボックス(記者席)は、他の球場のプレスボックスと比べて綺麗で広々としており、また屋根はあるがフィールドとつながっているので、とても気持ちの良い仕事場だった。
ESPNやニューヨーク・タイムズなどの大手メディアの記者たちは皆、毎日ここでラップトップを広げて原稿を書き(あるいはツイッターで呟き)、試合後は選手や監督のプレス・カンファレンス(記者会見)に出席する。
試合前後にはクラブハウスが報道陣に開放され、選手たちを自由に取材できる時間もある。

この日は、前年に現役を引退した松井秀喜氏のセレモニーが試合前に行われたこともあり、日本のメディア関係者も多く訪れていた。

松井氏がフィールドに登場すると、球場に詰めかけたヤンキースファンたちから大声援が送られた。
しかし、さらなる大声援を独り占めしたのは「ニューヨークの貴公子」ことデレク・ジーターだった。
故障で戦列を離れていたジーターはこの日、復帰初打席でホームランを放ったのだった。

さて、試合後にヤンキースのクラブハウスに行くと、多くの記者がジーターを囲んで取材していた。
また、当時ヤンキースの先発ローテーションを担っていた黒田博樹の周りにも、何人かの日本人記者が集まっていた。

その脇で、やはり当時ヤンキースに所属していたイチローが、ロッカーの前で椅子に座っている。

イチローに話を聞いている記者はなぜか、2人しかいない。
「お、空いてる、ラッキー!」と思い、僕はイチローのそばに近寄った。
するとイチローが、少し驚いたような顔で僕を見て、怪訝そうな顔で「ちょっと……」と言った。
それを聞いて僕の存在に気付いた記者のひとりが、僕を手で「しっしっ」と追い払った。

あれ、俺、何かマズイことしたのかな?

僕を追い払った記者の方が、後から僕のところに来て説明してくれた。
曰く、イチローは自身が信頼を置く限られた記者にしか話をせず、それ以外の記者は彼に直接取材をしてはならないそうだ。
「限られた記者」である彼はイチローから話を聞いた後、他の記者を集めてその内容を伝達する。
という作業が毎試合後、行われているとのことだった。

実際にその様子を見て僕は、明らかな違和感を覚えた。

球団から許可をもらって取材に来ている記者なのに、選手が一切の取材を拒む、そんな話があるだろうか?
他の選手たちは皆、基本的にオープンで、話しかければ気さくに答えてくれる。
もちろん、イチローが一部の記者に心ないことや事実と異なることを書かれて、不快な思いをしたくない、というのもわかる。
自分のことをよく理解してくれる記者だけに話をして、より自分の真意が伝わるように書いて欲しい、という気持ちもわかる。

しかし、だからといって窓口を閉じてしまうというのは、お門違いではないか?

僕にはイチローの話を聞き、本人の意図とは異なっていてもまず書いてみる、その権利さえないのだ。
イチローがこのような方法を取りたくもなるような、レベルの低い記者がいることは理解できる。
しかし、だからといって僕のような新参者を一切遮断していては、彼が望むような記者は一向に育たないではないか。

とはいえ、これはイチローという選手個人よりも、日本のマスメディアの問題なのだろう。

他の選手たちの多くも、日本のスポーツ紙やテレビ局の記者たちをあまり快く思っている感じではなかった。
彼ら選手たちは半ば仕方なく、仕事の一環として取材に答え、さっさと着替えて家(かホテル)に帰る。
そして後日、書かれたことに対して不満をあらわにする選手も珍しくない。
そんな不毛のやり取りをするくらいなら、信頼できる記者数名にだけ話をしたい、というイチローの気持ちもわかる。

ほぼ全ての日本人のみならず、アメリカ人でも知らない人の方が少ないイチローの言葉は、社会的影響力が大きい。
それ故に、自分の言葉が世にどう出回るかについて、本人が慎重になるのはおそらく正しいことだ。
しかし、だったら言葉を選んで喋れば良い話で、最初からコミュニケーションを遮断する必要はない。
まあ、遮断しないと手に負えなくなる、という経験が過去にあったのかもしれないが。

あのときに感じた「違和感」は今も、僕は忘れずに覚えている。


……………………………………………………………………………………………


5.カフェバーようこ(新コーナー!)

このコーナーは僕、ハルの元仕事仲間である松山ようこ氏に、自由気ままにご執筆いただくコーナーです。
ちょっとした取材のこぼれ話から、ときには大手マスメディアでは書けない「禁断コードものの話」まで?
とりあえず、綴ってもらいます。

ーーーーー

みなさん、はじめまして。
先月、Domaniの特集記事で巻頭”グラビア”デビューした松山ようこと申します。
翻訳者兼ライター兼いろいろ企画屋みたいなことをしています。
あ、特集記事とは、それを面白がってくださった知り合いのライターさんが働く女性のコーナーでインタビューをしてくださったんです。
あ、グラビアと言っても白黒ですし、ちゃんと露出もしてません。
うはは。

そこでも語ってますが、私は30代でフリーの翻訳者・ライターになって早や10年目。
実は、会社勤めで何度も体調を壊したぐらいの内向人間なので、個人事業主という組織に入らなくていい(毎日オフィスで他人と囲まれなくて済む)”フリー”になりました。
そういうわけで当初はあまり外に出ることもなく、細々と翻訳やライティングをしてたんですね。

それが6年前、ハル君ともう一人KKさんという通訳の方と出会ってしまい(笑)、大きな転機を迎えました。
3人でユニットを組んで仕事を受注し始めたんです。
二人があまりに優秀なので(本当に!)、私も引きずられるように主にスポーツ&英語関連の仕事をかなりこなしました。
でも、3人の個性(特にハル君とKK氏)が強すぎて、”方向性が合わなくなり”、2年であえなく解散。
まるでバンドみたいですが、ケンカ別れしたわけでもなく(結構な波乱もありましたけどw)、円満離婚ならぬ円満解散をしたので、今も3人は仲良しです。

で最近、いろいろと3人で近況を更新してたら、ハル君に「僕のメルマガに寄稿しませんか」とお誘いいただき、こうしてお邪魔させてもらうことになった次第です。
実は私、このハル君のメルマガの熱心な購読者なので、私をば何を…少しひるんだのですが、カフェでいつも話す感じでいいよと開眼してもらい、そんな感じで隠しネタ(?)を綴ることにしました。

3人ユニット時代に下積みをした甲斐あって、今は主にスポーツ関連の現場で取材することも多く、ハル君には埋もれた話をよくぶちまけてます。
実際のところ、媒体で書くには…という小咄ですけども、多少なりとも楽しんでもらえたら幸いです。
例えば先月は、5年ほど暮らしたアメリカのワシントンDCで、メジャーリーグのオールスターゲームが開催されました。
私にとって馴染み深い街なので、これは行かねばとコンテンツを企画し、DCの友人宅に居候をしながら、取材をしまくってきました。

ガチな内容は(といっても、ガチなスポーツ記事というより周辺情報が得意分野ですけど)、MLB専門雑誌「SLUGGER」にきちんとコラムにして掲載されてます。
体力限界情報過多ぐらい頑張りました(笑)。
根が真面目らしく(?)つい体力の限界まで取材してしまうので、そうした四方山話やフリーになってからの裏話などを、カフェで話す感じで綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

例えば、メジャーリーガーたちが目の前で全裸になるとか、日本人メディアの評判が悪いとか(私もあんまり好きじゃないですw)、普段なら禁断コードものの話もありますけど、それだとカフェというよりバーにふさわしいから違うかしらん。
まずは爽やかにスタートしますです。
はい。


……………………………………………………………………………………………


6.31歳のハローワーク

このコーナーは僕、ハルが「仕事」について勝手に考え、書いていくコーナーです。
「できれば働きたくない」と思っている31歳の僕は一体、どうすれば楽しく働けるのか?
読者の皆様と一緒に、考えていければ幸いです。

ーーーーー

仕事ができる人は「メールの返事が早い」という説がある。
本当だろうか?

世界で最も「メールの返事が早い」のは、おそらく自動応答メールだ。
「このアドレスは存在しません」とか「休暇中です」あるいは「お問い合わせを受け付けました」などと自動的に返ってくるアレだ。
つまり、人間ではなくロボットである。

もし「メールの返事が早い」人が仕事ができる人、なのだとしたら、仕事ができる人とは「限りなくロボットに近い人」ということになる。

何かを命じられたら反射的に反応し、対応する人。
確かにレストランでは、呼んだらすぐにオーダーを取りに来てくれるウェイターの方が良い。
しかし正直なところ、僕は「反応の速さ」はそこまで気にしない。
それよりも、笑顔で気持ちよく接客してくれるか、の方が大事だ。
吉野家や松屋は注文から数秒で牛丼が出てくるが、店員はまるでロボットだ。

つまり「メールの返事が早い」というのは、従順なロボットであるということとほぼ同義なのではないか?

もっとも、僕もかつては「メールの返事が早い」ことを「仕事ができる」と勘違いし、24時間いつでもメールを返していた時期があった。
しかし、無駄なコミュニケーションが増え、仕事の生産性が上がった気はしなかった。
何より、自分の「メールの返事が早い」と、相手にも「メールの返事が早い」ことを自然と求めてしまう。
そして、もし相手が「メールの返事が遅い」とイライラし、相手を責める。
という、不寛容な悪循環に陥ってしまう。

それ故、僕は「なるべくメールをすぐ返さない」ことを最近は心がけている。
「全く返さない」のではなく「すぐ返さない」のだ。

ちなみに僕が考える「仕事ができる人」は、「メールの返事が早い」人ではなく「面白いメールが書ける」人だ。

僕はあまり「メールの返事が早い」人ではないと思うが、面白いメールにはすぐに返信する。
人間の心理とは、そういうものではないだろうか。
つまり、早くメールを返すのではなく、相手がメールを返したくなるようなメールを送る。
そういうメールを書ける人こそ「仕事ができる人」ではないかと思う。

また、スピードに関して言うと、メールを返す早さよりも、意思決定や行動の早さの方が圧倒的に重要だ。

どれだけメールをしていても「決まらない」「物事が進まない」のでは意味がない。
個人でも組織でも、迅速な意思決定と行動スピードは極めて重要だ。
一般的には、個人よりも組織の方がスピードが遅く、時間がかかる。
その要因が、メールのやり取りをはじめとする「無駄なコミュニケーション」にあることは少なくない。

ただ「即レス」をするだけの自動応答メールになってしまわぬよう、くれぐれも気をつけてよう。


……………………………………………………………………………………………


7.ソロ読書会

ひとり寂しく行う読書会、その名もソロ読書会へようこそ。

このコーナーでは僕、ハルが最近読んだ本やおススメの本を勝手に紹介していきます。
もし興味をお持ちいただけたら、ぜひ手に取ってみていただけますと幸いです。

ーーーーー

【今週の一冊】

「最新 天中殺占い入門」
高尾学館 (著)
http://amzn.asia/3GmcNd8

算命学、をご存知だろうか?

僕はつい最近まで知らなかった。
算命学は、古代中国で生まれた運命学、人間学だ。
ざっくり言うと、生年月日に基づいて各人の「宿命」を占う。
その「宿命」に基づいて、各人の「運命」を指南するというものだ。

算命学の重要な理論に「天中殺」というものがある。

これは12年間のうち2年間、天に見放される時期がやってくるという理論だ。
いつ天中殺が来るかは人(生年月日)によって違うが、誰もに訪れる。
さらに12ヶ月間のうち2ヶ月間、また12日間のうち2日訪れる「天中殺月」「天中殺日」もある。

天中殺の期間中は「何か新しいこと、重要な決断をしてはならない」とされている。

たとえば天中殺中に行った結婚や転職、起業や不動産購入は、ことごとく裏目に出て失敗する、らしい。
天中殺中は新しいことを始めず、大事なことは決めず、淡々と自分を磨き、自分と向き合うのが良いとされている。

僕はあまり占いなど信じないタイプだと思うが、算命学、特に天中殺の理論はすんなり入ってきた。
というのも、突拍子もなく「あなたの運勢はこうです!」などと言われるのではなく、考え方が極めてロジカルなのだ。
何かを始めることや決めることではなく「始めないこと」「決めないこと」にフォーカスしているのも良い。
そして何より、過去数年の自分自身を振り返ってみてしっくりくるのである。

僕は2016年2月4日から2018年2月3日まで、天中殺期間だった。

この事実を知ったのは天中殺が終わりかけの頃だったが、合点がいった。
というのもこの2年間、何か新しく始めようとしたことが、ことごとく上手くいかなかったからである。
もしかしたら、単に人生が上手くいかなかったことを天中殺のせいにしたい気持ちもあるのかもしれない。
しかし何はともあれ、この2年間はにっちもさっちもいかなかったのである。

ちなみに僕がマレーシア移住を決めたのは、天中殺が明けた翌日、今年の2月4日だった。

この頃は既に自分の天中殺を把握していたので、敢えて決断を天中殺明けまで遅らせたのだ。
結果として、とても良い決断ができたと思うが、これはまあ気持ちの問題でもある。

現代の感覚では、算命学に限らず「占い」的なものは非科学的に感じられるかもしれないが、不思議と算命学にはその手の胡散臭さがない。
それはおそらく、内容はさて置き、説明が極めて論理的だからだと思う。
そして「宇宙のバイオリズムと調和することで、人は生命を全うできる」という考え方も受け入れやすい。
これは算命学に出会う前から漠然と、しかし強く僕が感じていたことだ。

ちなみに先週の8月7日より、僕は2ヶ月間の天中殺月に入りました。
しばらくは大人しく、慎ましく暮らそうと思います。


……………………………………………………………………………………………


8.カフェ・ド・ハル

カフェ・ド・ハルへようこそ。

このコーナーでは僕、ハルが最近気に入ってる音楽などを、勝手に紹介していきます。
コーヒーや紅茶を片手にどうぞ、おくつろぎ下さい。

ーーーーー

【今週の一曲】

globe - DEPARTURES
https://youtu.be/1uOmGr68_8U

本当に良い曲というのは、いつどこで聴いても良い。
グローブの代表曲「ディパーチャーズ」も、そんな名曲のひとつだ。

1996年1月1日にリリースされたこの曲は、発売日からもわかる通り「冬」の曲である。

歌詞には「降り積もる雪」「凍える日」などとある。
今、改めて歌詞を調べたら「冬のせいかもしれない」というモロなフレーズもあった。
切なくも美しいこの曲のメロディを聴くたび、僕は日本の冬を想像する。
ちなみにこの曲のライバルは、強いて挙げるならGLAYの「ウィンター・アゲイン」だと思う。

CD全盛期の日本で、実に200万枚以上を売り上げたという「ディパーチャーズ」。
発売から22年後の今、常夏のマレーシアで聴いてもやはり名曲だった。

先日、シンガポールとの国境沿いの街ジョホールバルから高速バスに乗り、クアラルンプールへと北上した。
バスターミナルを出発して高速道路に乗ると、車窓から絵に描いたような熱帯雨林のジャングルが見えた。
どこまでも立ち並ぶヤシの木の彼方に、地平線へと沈む夕日が見える。
時刻は午後7時前、壮大なジャングルの上空が真っ赤に染まっていた。

そんな風景を見ながら、ヘッドフォンを取り出して「ディパーチャーズ」を聴いたときの高揚感が忘れられない。

200万枚以上売れたこの曲を、マレーシアの高速バスで夕焼けとジャングルを見ながら聴いた人間はたぶん、僕が史上初だろう。
南国の大自然と、日本の冬を想起させる曲のコントラストが、何とも言えない不思議なケミストリーを生み出した。
そして今後、冬の日本でこの曲を聴く度に、僕はあの壮大なジャングルと夕日を思い出すのだろう。

「いつだって想い出を作るときには あなたと二人がいい」

マレーシアに来て良かったことのひとつは、思い出が増えたことだと思う。

それもたとえば、大学時代に皆でBBQをして楽しかった!とかそういう類の思い出ではなく、もっとパーソナルな思い出だ。
誰とも共有できないけれども、自分の心の中に大切にしまっておける、そういう思い出。
もっとも、僕はその思い出を、自分が見た景色や出会った人々のことを、可能な限り他の人にも伝えたい、と思っている。
だから今も、こうして文章を書いている。

「少しでも伝えたくて 届けたくて そばにいてほしくて」

「ディパーチャーズ」はやはり名曲である。


……………………………………………………………………………………………

有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、reader_yuryo@mag2.com(まぐまぐ)までお願いいたします。

……………………………………………………………………………………………

★著書「トラヴェリング・ウィズアウト・ムーヴィング」
https://goo.gl/fjBqHK

★ブログ「I AM NOT A TRAVELLER」★
https://goo.gl/isjGhD

……………………………………………………………………………………………
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
購読解除はマイページより行えます。
https://mypage.mag2.com/Welcome.do(PC・スマートフォン用)
https://mypage.mobile.mag2.com/Welcome.do(携帯端末用)
……………………………………………………………………………………………

編集・発行元:スプラッシュ・ヒッツ・プロダクションズ

……………………………………………………………………………………………

「はるマガ」内コンテンツの著作権は、すべて編集・発行元に帰属します。
本メルマガの内容の大部分または全部を無断転載、転送、再編集など行なうことはお控えください。
また、商用目的ではない個人ブログやSNSでの引用は、出典を明記いただければ、問題ございません。

……………………………………………………………………………………………

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
はるマガ
Vol.011
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ 2018年8月13日発行 /
ID: 0001683458

はるマガ

¥864(税込)/月 初月無料!
毎週 月曜日予定 今月3/5回(最終 2018/10/15)
PC・携帯向け/テキスト形式
バックナンバーの購入はこちら
2018/09/24 「はるマガ」Vol.017/Part1
2018/09/17 「はるマガ」Vol.016
2018/09/10 「はるマガ」Vol.015
2018/09/03 「はるマガ」Vol.014
2018/08/27 「はるマガ」Vol.013/Part2
バックナンバー購入ページはこちら
さらに以前のバックナンバー一覧