占術家・竹本光晴の「風の時代のライフスタイル」

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占術家・竹本光晴の「風の時代のライフスタイル」

毎週金曜日発行
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■風の時代とは

「風の時代」という言葉が流布しています。
占星術ではエレメント（火→地→風→水）の順に大きな時代が転換していきます。
1842年から2020年までが「地の時代」であり、2020年から2219年までは「風の時代」となります。
「地の時代」は物質世界、経済的な世界、つまり、市場経済が支配的な力を持つ時代であり、物質的、経済的な成功を美德とした時代です。

では、2020年12月22日から私たちが足を踏み入れる「風の時代」はどういう世界なのでしょうか。
「風の時代」のキーワードは、知性・コミュニケーション・自由・移動・理想・希望・変革などです。
既存の文化に対して反旗をひるがえす運動は、いつの時代でも繰り返されていました。でも、2020年12月22日以降の反体制的な宇宙の活動は、とても壮大に、そして何よりもグローバルに展開していきます。それは、誰の目にも明らかになってきています。
2020年以降の「風の時代」になると、人はこれまで自分を縛っていたものから解放され、新しい環境を手にすることになります。
それは、一人一人の個性を自由に発揮できるようになる、一種のシャングリラの世界です。


■「何かが違う！」と、感じていませんか？
　
あなたは、この社会のなかで、あるいは今の状況のなかで、満足していますか？「満足している」と自信を持って答えられる人は少ないと思います。
今の状態に対して、どこかで不満を持っていると思います。「こんなはずではない」、「何かが間違っている」という不条理の感覚です。
その不満は社会に向けられることもあるでしょうし、家族に向けられることもあるかもしれません。また、自分自身の現状に向けられていることもあるでしょう。

こんなふうに「世の中は不条理だ」とか、「変革したい」とか、「変わりたい」と真剣に考えはじめた人であれば、2020年以降の「風の時代」はとても生きやすくなります。
それとは逆に、与えられた環境のなかで「何も考えずに生きていければいい」とか、「現状を変えたくない」という考えであれば、「風の時代」は生きづらくなるかもしれません。
何も疑わず社会の常識がそのままあなたの常識になっていて、そのなかで生きていくことに満足しているほうがラクなのはわかります。でも、時代のうねりは容赦なく今までの常識を打ち壊していくことになるでしょう。
実際、あなたの周囲には、そんなふうに漫然と常識を生きている人がたくさんいると思います。「何かが間違っているのではないか」とあなたが感じたとしても、「みんなそうしているから」と、諦めてしまうこともあるでしょう。
「世の中の不条理を変革したい」なんて何だか大袈裟でピンとこない人も多いでしょう。

この「不条理」と「変革」を日常生活に置き換えて考えてみましょう。
例えば、会社のなかで知らず知らずに「当たり前」になっている不思議な習慣があるとします。「何で朝からこれやっているんだろう」とか、「これって何か意味があるのか」と思いながら続けている会社の習慣はありませんか？
あるいは、部長に気に入られている社員の意見は何となく無条件に通ってしまうとか、人間関係でもいろいろあると思います。
「我が家の常識」が「世間の非常識」も、また然りです。
多くの人はそれが「どこか妙だ」と思いながらも、意識しないようにしていたり、あるいは気がついていたとしても、あえておおっぴらには言わなかったりしているでしょう。
面倒なことに巻き込まれるのも嫌だろうし、また、あえて取り上げるには些細なことも実際にはあります。
でも、「みんなそうしている」からではなく、「何でみんなそうしているのか？」と疑念を抱くことが大事です。
勇気を出して「いったいどうしてなのですか？」と、言葉にしてみましょう。
そんな言葉のワーク（働きかけ）が「風の時代」を生き抜く最初の一歩になるでしょう。


■凌犯期間について

2020年6月2日から6月28日は凌犯期間（りょうはんきかん）です。
凌犯期間は社会に大きな影響を与えます。大きな事例を見ると、２６０年間続いた江戸幕府が終わり、新しい政府が誕生する期間である明治維新の頃、凌犯期間が集中しています。その中でも、大政奉還（１８６７年１１月９日）から王政復古（１８６７年１２月９日）までは、凌犯期間の最中でした。
また、新型コロナウィルスが発生した時期も凌犯期間でした。
凌犯期間中は、時代を大きく変えるような出来事が多いので要注意です。大きな変革や事件が起こる可能性が高いでしょう。緊迫した社会情勢となる暗示があるので、自制・抑制・忍耐といったことを強いられそうです。
　仏教でいう因果の法則（因果応報）のように、考え方という「因」を改めなければ、「果」という未来に起こる現象は淀んでしまうでしょう。各自が「改める」ということを念頭に置いて行動することが大切です。

凌犯期間は、その一つの節目であり、重要なことを知らせてくれる時期です。
過ぎ去った時を呼び戻すことはできないけれど、過去の出来事から何かを学ぶことはできます。
各自が考え方を改め、今という一点に生命を完全燃焼させることが、もっとも確実な生き方なのです。


■凌犯期間中は、「傲慢」という罪を犯しやすい。

どんなに良い人でも聖人君子のような完璧な人はいません。
普段は物静かで控えめな人でも、凌犯期間中は不満が爆発して傲慢な態度を取ってしまうことがあります。
自分の話ばかりしたり、自慢話が止まらなくなったり・・・。そんなふうに承認欲求が強まることがあります。
たとえば「私ってさー」と、すぐに自分の話をしたがったりするのは、その兆候。
これが暴走してしまえば、人が話していても、強引に自分の話に持っていき、あくまでも主張は「私」。なんてことになって、その結果、周囲から疎まれてしまいます。

凌犯期間中は、傲慢さがエスカレートし、人の気持ちを顧みず、人に物を頼むときも「それ、やっといて」。で、頼んでおきながら「まだー？」「そんなこともできないの！」という具合に、つい口調がきつくなってしまう危険性があります。
こうした傲慢さの奥に潜むのは、「自信のなさ」です。自信がないからこそ、必要以上に自分を大きく見せようとして見栄を張ったり、尊大な態度を取ってしまったりするのです。
実力が伴わない自信は虚栄でしかありません。

でも、この傲慢さを自分ではなく、みんなのために働かせば、強いリーダーシップにもなるし、強力な推進力として発揮できるはず。
誰の中にもある傲慢の芽をプラスに転化すれば、精神的にもっと強くなれるし、周囲を統率し大きいことを成し遂げられるかもしれません。
そんなに私は強くないし、プラスに転化することもできない・・・という人であれば、この罪を犯さないための予防法が必要です。


■傲慢の元凶は慢心にあり。

「何様だよ！」と周囲から言われないためには、常に高い目標を設定したり、自分より有能な人と交流を持ったり、自分はまだまだと実感することが大事。
とくに「最近好調！」と思っているときほど、要注意。つい人を見下したり、傍若無人に振る舞ったり、不遜な態度をとりやすい。
そんなときは初心に返ってみましょう。そうすることで、真摯な気持ちを思い起し、正しいモチベーションを取り戻せるでしょう。

繰り返しになりますが、凌犯期間中は傲慢という罪を犯してしまう可能性が高いです。そして、傲慢という罪は、無自覚のうちに犯していることが多いものです。
友人や恋人、同僚や部下などに、何気なくこうして欲しいと要求することだって、一種の身勝手な傲慢さです。
この傲慢の対極は謙虚です。自分は一歩下がり相手を立て、そしていつも自分のわがままを聞いてくれている人に「ありがとう」と、言ってみましょう。その一言で相手も赦す気持ちになるはずです。


■今週のスーパーフード

この時期は、くよくよと考え込んだり、自分を責めたりしやすくなります。理由はないのに不安感を感じ、考えすぎてなんだか眠れない・・・なんてことも。
今週は、執着している食習慣を改めて、心の負担を解放しましょう。
まずは、今までなんとなく継続的に食べている「偏った食事」を改善することから始めましょう。「バランスよく食べているから大丈夫」と、思っていても、誰にでも何かしらの偏った食習慣はあるものです。
たとえば、コーヒーを日に何杯も飲んだり、調理の際に少しコクを足したくて、砂糖やみりんを加えるなど、思い起こせば無意識の習慣となってしまっているものはないでしょうか？
とくに気をつけたいのが「甘味」です。甘味を加えたいときはオリゴ糖がおすすめです。中でもラクトスクロースがおすすめで、ビフィズス菌を増やしておなかの調子を整えてくれます。


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■ 発行元：竹本光晴

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