『競馬重賞競走 | 血統データで有力馬を探る』

=====================================
『競馬重賞競走 | 血統データで有力馬を探る Vol.XX』
=====================================

皆さん、こんにちは。 血統データ研究班オズです。

このメルマガでは過去5年間の重賞3着以内馬の血統データを分析し、
好走確率の高い馬を3頭ピックアップしています。

---------------------------------------------
目次
---------------------------------------------
1. 先週の重賞回顧
2. 今週の重賞：阪神牝馬ジュベナイルフィリーズ（G1）
3. 今週の重賞：カペラステークス（G3）
4. 今週の重賞：中日新聞杯（G3）
5. 先週の注目新馬：中日新聞杯（G3）


---------------------------------------------
1. 先週の重賞回顧
---------------------------------------------
・チャンピオンズカップ（G1）
引退レースとして臨んだレモンポップが見事連覇。それどころか2着ウィルソンテソーロ、3着ドゥラエレーデまで昨年と同じ。現在のダート中距離界を引っ張る馬たちが力を出し切ったレースとなりました。
レモンポップはドバイの2レースで大きく崩れた以外は実に優秀な競走成績。血統的にはキングマンボ系とストームキャットの配合馬。似た配合でロードカナロアがいますが、レモンポップはLemon Drop Kidにシアトルスルーが入る分、瞬発力には劣るもののスピードの持続力が効いており、種牡馬となってもダート適性の高い仔を輩出してくれるのではないでしょうか。サンデー系を持たないキングマンボ系として大いに期待できます。
ウィルソンテソーロも近走安定していて、こちらは海外も苦にしないタイプ。2025年も展望が明るく、ダート界のリーダーとなれる器です。ドゥラエレーデはこのレースに限って当研究班も注目していた馬。毎年この手のタイプが必ず突っ込んできますが、今年もムーアパワーで頑張ってくれました。

・ステイヤーズステークス（G2）
シュヴァリエローズが京都大賞典に続き重賞連覇。ですが、強かったのは2着にハナ差まで急追したシルブロンの方ではないでしょうか。3着ダンディズムも直線もう少し進路取りがスムーズだと勝ち負けまで行けたかも…と、このレースは実力伯仲で見応えがありました。

・チャレンジカップ（G3）
前にいた馬が総崩れで、道中は追い込み含めあまり余計な動きをしていなかった3頭が突き抜けました。その中でラヴェルは前走のG1出走が大きかったと思います。そうでなくてもその前のマーメイドステークス、オクトーバーステークスと時計の速い決着で戦ってきた馬。チャレンジカップが乱ペースでも、これまでに比べたら楽とまでは言いませんが、戦いやすかったのではないでしょうか。キタサンブラック産駒で古馬開花の一頭です。


---------------------------------------------
2. 今週の重賞：阪神牝馬ジュベナイルフィリーズ（G1） 阪神 芝：1600m
---------------------------------------------
［過去5年の傾向］
勝ち馬は年によってパワー型かスピード型に分かれる。
パワー型であればクラシック血統、スピード型ならダイワメジャーやディープインパクト系といずれかの方針を持って臨みたい。
相性の良い血：エピファネイア、キングカメハメハ系、ダイワメジャー、ディープインパクト系

［ピックアップこの3頭］
ビップデイジー
ランフォーヴァウ
ミーントゥビー

→血統傾向データはこちら
https://keiba-z.blogspot.com/2023/12/g1_12.html


---------------------------------------------
3. 今週の重賞：カペラステークス（G3）中山 ダート：1200m
---------------------------------------------
［過去5年の傾向］
ミスプロ系のスピード型が強いこのレース。
ノーザンダンサー持ちも強いが、米国由来のノーザンダンサー系が多く、完全にアメリカンダートの様相。とにかくダートでのスピード血統重視で良いだろう。
相性の良い血：ロードカナロア、フォーティーナイナー系、ヴァイスリージェント系、ストームキャット系

［ピックアップこの3頭］
ジレトール
チェイスザドリーム
テイエムトッキュウ

→血統傾向データはこちら
https://keiba-z.blogspot.com/2023/12/g3_8.html


---------------------------------------------
4. 今週の重賞：中日新聞杯（G3）中京 芝：1600m
---------------------------------------------
［過去5年の傾向］
近年、父はサンデー系かキングマンボ系。
母父もノーザンダンサーの信頼が高い。血統的に狙いが絞れそうな重賞。
相性の良い血：ダイワメジャー、ディープインパクト系、キングカメハメハ系、ノーザンダンサー系

［ピックアップこの3頭］
ベリーヴィーナス
デシエルト
ドクタードリトル

→血統傾向データはこちら
https://keiba-z.blogspot.com/2023/12/g3_25.html


---------------------------------------------
5. 先週の注目新馬：マディソンガール
---------------------------------------------
父キズナ、母ヤンキーバローズ。
ヤンキーバローズといえばリバティアイランド。その2歳年下の妹がこのマディソンガール。1番人気は牡馬ショウヘイに譲りましたが、このショウヘイも中々の馬で2頭で3着以下を5馬身ちぎったところに価値があります。そしてこの2頭のゴール前がまた必見で、ショウヘイを差し切るマディソンガールの脚の鋭さが際立ちました。
正直なところ、キズナというのは今年こそクラシック戦線で結果を出しましたが、基本は晩成型なのではとも考えてました。でも、やはり繁殖の質が上がると、2歳のクラシックに直結するような重賞を勝ちだしたり、まさにマディソンガールレベルの馬を出せる資質があったのだなと感心させられます。姉の能力から、クラシックは十分乗り切れるでしょうし、怪我さえなければ、2025年のクラシックのみならず牝馬戦線の中心馬になれる器だと思います。


***********************************************************************
■発行人：オズ・ファクトリー
■発行人による競馬情報サイトでもデータを公開中！
「競馬重賞競走 | 血統データで有力馬を探る（https://keiba-z.blogspot.com/）」
■配信停止はこちらから。
http://www.mag2.com/m/0000XXXXXX.html

※障害戦は、このメルマガでは除外させていただきます。
※登録馬を参考に馬を絞り込んでいますが、出馬に至らないケースや
発走除外などの場合もありますのでご了承ください。
※馬券は自己責任でお楽しみください。
本内容により発生したあらゆる損害に対し、当方では一切の責任は負いません。
データの内容につきましては、主催者発行のものと照合し確認してください。