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日経平均は5日続伸、一時500円超上昇も、パウエル氏討議前に急失速

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日経平均は5日続伸。13日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、8ドル安となった。長期金利の低下に伴い景気敏感株を中心に利益確定売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで13円安からスタートしたが、根強い先高期待を背景に買いが入り、後場中ごろを過ぎると一時28979.53円(前日比522.94円高)まで上昇。しかし、その後薄商いだった先物に売りが出るなどして急失速した。今晩の米国で討議に参加する予定のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極めたいといった思惑などがあったようだ。

大引けの日経平均は前日比241.67円高の28698.26円となった。バブル崩壊後の戻り高値を連日で更新し、終値としてはおよそ30年5カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は14億1374万株、売買代金は3兆2420億円だった。業種別では、ゴム製品、陸運業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉄鋼、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は50%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%近い上昇となり、ファーストリテ<9983>と2銘柄で日経平均を約108円押し上げた。ソフトバンクGは出資先の中国アリババ集団について、米政府が投資禁止の対象に追加しない方針を固めたと報じられた。その他では三菱UFJ<8306>などのメガバンク株が堅調で、ソニー<6758>やトヨタ自<7203>は小じっかり。ブリヂス<5108>や安川電<6506>は5%超上昇した。また、決算が好感されたイワキ<8095>やエスプール<2471>は東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、レーザーテック<6920>は買い一巡後に値を崩し、5%近い下落で取引を終えた。東エレク<8035>などその他の半導体関連株も売りに押された。日本電産<6594>は3%近い下落。決算発表銘柄ではディップ<2379>やパソナ<2168>が急落し、セラク<6199>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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