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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値上がり、中国の経済対策に対する期待感が強まる流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 118328.99 -1.10%
21日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1317.41ポイント安(-1.10%)の118328.99で取引を終了した。120242.9から117785.1まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で推移した。世界的なワクチン普及の遅れに伴う経済活動の回復遅れ懸念が高まった。また、欧州市場の下落なども懸念材料。ほかに、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が高まった。

【ロシア】MICEX指数 3422.67 -1.27%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比44.13ポイント安(-1.27%)の3422.67で取引を終了した。3489.07から3407.22まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売りが広がった。また、原油価格の下落も指数の足かせに。ほかに、欧州市場の下落などがロシア株の売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 49624.76 -0.34%
21日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比167.36ポイント安(-0.34%)の49624.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.35ポイント安(-0.37%)の14590.35で取引を終えた。

プラス圏で推移した後終盤にマイナス圏に転落した。地方の財政赤字の拡大が財政支出の縮小懸念を強めた。地方の財政赤字は8兆7000億ルピー(約12兆3540億円)に拡大し、域内総生産に占める割合は4.7%に上昇した。これは過去最高水準だと指摘されている。また、両指数とも過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が高まった。

【中国本土】上海総合指数 3621.26 +1.07%
21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比38.17ポイント高(+1.07%)の3621.26ポイントと続伸した。約5年1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。

中国の経済対策に対する期待感が強まる流れ。李克強首相は20日、国務院(内閣に相当)全体会議を主宰し、3月5日に開催する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で提案する「経済対策の第14次5カ年計画(2021-25年)」や「2035年までの長期目標」の草案作成を進めた。内需の拡大や科学技術の発展が示されている。
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