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26日の香港市場概況:ハンセン2.6%安で反落、香港交易所7.2%下落

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26日の香港市場は値下がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比767.75ポイント(2.55%)安の29391.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が265.06ポイント(2.22%)安の11695.43ポイントと反落した。売買代金は2789億2700万香港ドルと高水準が続いている(25日は2869億900万香港ドル)。


新規の買い材料に乏しい中で売り圧力が意識される流れ。前日のハンセン指数は急上昇し、約2年7カ月ぶり高値水準を回復していた。足もとで上げの目立っていた銘柄群に売りが先行している。中国の引き締め懸念浮上も重し。中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員の馬駿氏は中国メディアのインタビューに対し、「過剰流動性や低金利を背景に、株式・不動産市場に資産バブルが生じつつある」と警鐘を鳴らした。人民銀は26日、オペ取引を通じ、差引で780億人民元の資金を吸収。資金引き揚げが予想外だったこともあり、10年国債利回りは約1年ぶりの水準に急上昇している。指数は中盤から下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が7.2%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が6.3%安、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.3%安と下げが目立っている。前日の取引では、テンセントが10.9%高、香港交易所が8.3%高、美団が5.2%高。上場来高値をそろって更新していた。


セクター別では、前日に急伸した非鉄関連が安い。金川集団国際資源(2362/HK)が8.2%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.7%、五鉱資源(1208/HK)が5.4%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.1%ずつ下落した。


保険・証券セクターも急落。中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.5%安、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.7%安、新華人寿保険(1336/HK)が2.6%安、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が6.3%安、中信証券(6030/HK)が5.2%安と値を下げた。


医薬品セクターもさえない。百済神州(ベイジーン:6160/HK)が5.8%安、薬明生物技術(2269/HK)が4.5%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.3%安、石薬集団(1093/HK)が2.5%安、中国生物製薬(1177/HK)が2.0%安で引けた。


他の別株動向では、香港航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.0%安。同社は25日、各種防疫措置のため、1日当たりの営業支出は現在の10億〜15億香港ドルから、さらに3億〜4億香港ドル増加する見込みとした。また、当局は今年2月中にも、香港ベースのパイロットや客室乗務員について14日間の隔離措置を適用する。輸送能力を旅客で約60%、貨物で約25%削減する必要があると説明した。


半面、食品飲料や酒造の消費関連セクターはしっかり。日清食品(ニッシン・フーズ:1475/HK)が6.3%高、中国雨潤食品集団(1068/HK)が3.2%高、中国旺旺HD(151/HK)が1.1%高、青島ビール(168/HK)が7.1%高、華潤ビールHD(291/HK)が1.2%高で取引を終えた。


そのほか、タンカー輸送中国最大手の中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.5%高。同社は25日引け後、2020年12月期(本決算)業績の前年比444〜492%増益予測を明らかにした。


一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.51%安の3569.43ポイントで取引を終了した。保険・証券が安い。消費関連株、医薬品株、ハイテク株、自動車株、防衛関連株、素材株、不動産株なども売られた。半面、銀行株の一角はしっかり。空運株、公益株も買われた。

亜州リサーチ(株)



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