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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、引き締め懸念が浮上する流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 116464.06 -0.78%
26日のブラジル株式市場は5営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比916.43ポイント安(-0.78%)の116464.06で取引を終了した。119167.1から116109.1まで下落した。

前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。一方、新型コロナウイルスワクチンの接種開始に伴う経済活動の再開期待が引き続き指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 3390.76 -0.20%
26日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比6.72ポイント安(-0.20%)の3390.76で取引を終了した。3408.13から3374.10まで下落した。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。海外市場の下落が嫌気され、ロシア株への売り圧力も強まった。一方、指数の下値は限定的。景気の回復観測が指数を下支えした。2021年と22年のロシアの成長率について、それぞれ3%、3.9%まで回復すると予測されている。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3569.43 -1.51%
26日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比54.81ポイント安(-1.51%)の3569.43と反落した。

引き締め懸念が浮上する流れ。中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員の馬駿氏は中国メディアのインタビューに対し、「過剰流動性や低金利により、株式・不動産市場に資産バブルが生じつつある」と警鐘を鳴らした。人民銀は26日、オペ取引を通じ、差引で780億人民元の資金を吸収。資金引き揚げが予想外だったこともあり、短期金利は約1年ぶりの水準に急上昇している。今年に入ってからの上海総合指数は急ピッチに上昇し、足もとでは約5年1カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、利食い売りも意識された。
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