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今日の為替市場ポイント:安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い

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27日のドル・円は、東京市場では103円59銭から103円75銭まで反発。欧米市場では、103円65銭から104円20銭まで上昇し、104円10銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に104円台で推移か。株安を警戒して安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月26-27日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、金融政策の現状維持を全会一致で決定した。金融政策の現状維持は予想通り。FOMC声明では、「経済活動と雇用の回復ペースはここ数カ月で鈍化」、「公衆衛生を巡る危機が引き続き経済活動、雇用、インフレの重しになり、経済見通しに対する大きなリスクになる」との見解が提示された。

27日のニューヨーク市場では、CBOE SPXボラティリティ指数(VIX)の急上昇を警戒して米国株式は大幅安となり、安全逃避的なドル買い・債券買いが優勢となった。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大によって世界経済は2021年後半にかけて回復する可能性はあるものの、景気回復のペースが加速するとの見方は後退しつつある。そのため、目先的にリスク選好的な取引は抑制される可能性が高い。


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