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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日続落、新卒の就職市場が依然として厳しい

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【ブラジル】ボベスパ指数 118430.53 -0.64%
19日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比768.44ポイント安(-0.64%)の118430.53で取引を終了した。119249.8から117867.3まで下落した。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。資源大手ブラジル石油公社(PETR3)の格下げが同セクターの圧迫材料。ブラデスコ銀行はこのほど、ブラジル石油公社の格付けをこれまでの中立からアンダーパフォームに引き下げた。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。一方、欧州やアジア市場の上昇などが指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 3446.32 -0.33%
20日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比11.36ポイント安(-0.33%)の3446.32で取引を終了した。3451.26から3436.31まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。前日の上昇を受けた反動から利益確定売りが優勢。また、インフレ率の加速懸念も引き続き警戒された。一方、指数の下値は限定的。米国が対ロの追加制裁を見送ったことが好感されたもようだ。

【インド】SENSEX指数 50889.76 -0.85%
19日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比434.93ポイント安(-0.85%)の50889.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同137.20ポイント安(-0.91%)の14981.75で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅を拡大させた。海外株安を受け、インド株も売りが先行。国内では、新卒の就職市場が依然として厳しいとの報告が嫌気された。報告によると、2021年の新卒求人数は昨年同期を下回っているという。このほか、両指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が継続した。

【中国本土】上海総合指数 3696.17 +0.57%
19日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.81ポイント高(+0.57%)の3696.17ポイントと5日続伸した。終値で約5年半ぶりの高値水準を切り上げている。

投資家のリスク選好スタンスが持続する流れ。中国では新型コロナウイルス感染拡大が沈静化し、一般向けのワクチン接種も近くスタートするようだ。報道によれば、首都の北京市では5月末までの接種完了を見込んでいるという。経済活動の正常化が期待される状況だ。短期金利の低下も買い安心感を誘う。昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の2.341%から1.886%に急低下した。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収などを嫌気した売りが先行したものの、指数は後場に入りプラスに転じている。人民銀は朝方、リバースレポ取引により200億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では800億人民元の吸収超だった。
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