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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値下がり、金利上昇が懸念される流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 115227.46 +2.27%
23日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2559.76ポイント高(+2.27%)の115227.46で取引を終了した。112667.4から115380.4まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ウエートの高い資源大手ペトロブラス(PETR4)の急伸が指数をサポート。連日の下落で値ごろ感が強まったもようだ。また、トップの更迭をめぐり、同社の取締役会も準備を進めているとの報道も買い安心感を与えた。一方、インフレ加速に伴う追加の金融緩和期待の後退が指数の足かせとなった。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 49751.41 +0.01%
23日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反発。前日比7.09ポイント高(+0.01%)の49751.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.10ポイント高(+0.22%)の14707.80で取引を終えた。

高く寄り付いた後は上げ幅を縮小させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。両指数とも前日まで5日続落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢になった。また、経済活動の正常化観測も好感された。野村インターナショナルがまとめた野村ビジネス再開指数(NIBRI)では、2月22日まで1週間は99.3まで上昇し、前週の98.5を上回った。これは新型コロナウイルス流行前の水準に接近している。

【中国本土】上海総合指数 3636.36 -0.17%
23日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.09ポイント安(-0.17%)の3636.36ポイントと続落した。

金利上昇が懸念される流れ。昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の1.512%から1.984%となり、2日続けて上昇した。また、香港メディアが23日報じたところによれば、中国で住宅ローン金利が上昇に転じている。2019年末から1年余り低下傾向が続いていたが、今年2月に前月比で上昇した。足もとで不動産市場が活況を示す中、地方政府は不動産バブルへの警戒感を強めているとも伝わっている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。経済活動正常化の期待なので、指数は小高く推移する場面もみられている。
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