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注目銘柄ダイジェスト(前場):マツモトキヨシ、アズ企画設計、学研HDなど

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ツインバード<6897>:1470円(+70円)
大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来3.2-4.3億円のレンジ予想であったが、6.2億円、前期比3.5倍の水準にまで増額している。モデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザーについて、厚生労働省向け追加受注が発生したもようだ。上振れ期待もあったとみられるが、1月高値からの調整が進んでいたこともあって、格好の押し目買いの手掛かり材料につながっているようだ。



学研HD<9470>:1455円(-130円)
大幅反落。公募増資などで最大で93億円を調達すると発表している。143万5000株の公募増資、400万株の自己株処分による売出、81万5000株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。調達資金はサービス付き高齢者向け住宅事業へ投資するなど医療福祉事業の強化、M&Aや借入金の返済などにも充てるようだ。公募売出株数の合計株数は最大で625万株となり、自社株を除いた発行済み株式数の16.8%に当たる。



伊藤忠<8001>:3252円(+84円)
大幅反発。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが週末に「株主への手紙」を公開、同社株が日本企業として初めて保有額上位15銘柄に入ったことが明らかになっている。保有時価は約23億ドルであり、約5億ドルの含み益となっているもよう。長期的な投資対象としての位置づけが高まる形となり、評価の動きが一段と高まる格好になっている。



マツモトキヨシ<3088>:4645円(+465円)
大幅反発。ココカラファインとの経営統合契約締結を先週末に発表している。10月に共同の持ち株会社「マツキヨココカラ&カンパニー」を発足させ、両社グループが傘下に入ることになる。20年1月に経営統合で基本合意し、ここまで組織体制や統合の段取りについて協議してきた。ココカラファイン1に対して同社株1.70株が割り当てられる。本日は両社ともに株価が上昇、正式発表受け統合でのスケールメリットなどを期待する動きが優勢に。



SKジャパン<7608>:477円(+37円)
大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の1.5億円から2.2億円に増額修正、2度目の緊急事態宣言発出による影響が想定よりも限定的だったほか、一段の経費削減も寄与したもよう。第3四半期決算発表時に上方修正した際は、修正幅の小ささがネガティブ視されたものの、続けざまの上方修正受けて見直しの動きが強まる状況になっている。



Pアンチエイジ<4934>:7500円(+300円)
大幅反発。東証マザーズの制度信用銘柄に選定されているが、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は本日3月1日で、同日売買分から実施される。日証金も貸借取引対象銘柄に追加した。同社は「自社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資するもの」とコメントしている。貸借銘柄選定で取引が活発化するとの期待が広がり、買いが入っているようだ。



アズ企画設計<3490>:1410円(+110円)
大幅続伸。21年2月期の売上高予想を75.40億円(前期実績55.09億円)と発表している。収益不動産投資で金融緩和による投資家の投資意欲が強い一方で金融機関の慎重姿勢が続く中、同社が主に取り組むアセットタイプや金額は順調に推移し、業績が拡大しているため。なお、営業利益予想は未定(同0.85億円)。不確定要素が多く予想数値の算出が困難なためとしている。



はてな<3930>:1607円(-23円)
朝高後、マイナス転換。21年7月期の営業利益を従来予想の0.17億円から1.06億円(前期実績2.76億円)に上方修正している。クラウドサービスの技術選定やメニュー見直しが奏功し、データセンター利用料の伸び抑制で利益が拡大する。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い在宅勤務を積極的に取り入れることで旅費交通費やオフィス運営費用が下がり、販管費が予想より減少する見込みとなったことも寄与。
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