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新興市場銘柄ダイジェスト:オンコリスは大幅に反発、バーチャレクがストップ高

 すららネット 3890 +60
反発。岩井コスモ証券は投資判断を「A」、目標株価を4,750円で新規にカバレッジ開始をした。21/12期は、EdTech導入補助金が今のところ無いこと、出張やイベント費用の増加、積極的な人材採用、開発投資などにより大幅な営業減益になる見通しとしつつも、オンライン学習への意識の高まりから需要の高止まりが想定できると指摘。EdTech導入補助金に再び予算が付くことや高校版のGIGAスク−ル構想によって注目度が上がる可能性もあり、業績上振れの可能性もあると分析している。

 Sイノベーション 3950 -
公開価格(2850円)を63.2%上回る4650円で初値を付けた。会社設立は08年6月6日。主な事業はシステム開発とクラウドインテグレーション。21年12月期の営業利益予想は前期比18.4%増の3.24億円。デジタルトランスフォーメーション事業でクラウドインテグレーションの引き合いが増加しており、100人以上のエンジニアを採用して案件を受注する予定という。

 エーアイ 1945 -25
一時大幅反発。高品質音声合成エンジンAITalkがソフトバンクロボティクス(東京都港区)が2月16日から販売した配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」に採用されたと発表している。Serviは飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員とともに働くことを目的に開発されたロボットで、従業員と来店客の接触機会を削減できる。今後もAITalkの需要拡大が期待できるとの見方から買いが入っているようだ。ただ、地合いの悪化もありその後は下落に転じている。

 ブライトパス 193 0
いってこい。一部メディアが「信州大学医学部附属病院小児科の中沢洋三教授らの研究グループは、急性骨髄性白血病や若年性骨髄単球性白血病を対象として、GM-CSF受容体を標的とする自家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の医師主導治験を開始する」と報じ、買い材料視されていた。同受容体を標的としたCAR-T療法の開発は世界初という。信州大とブライトパス・バイオは固形がんCAR-T細胞療法の共同研究開発契約を締結している。

 イオン九州 1952 +25
大幅に反発。21年2月期の営業利益を従来予想の18.00億円から31.00億円(前期実績6.25億円)に上方修正している。売上構成比の高い食品やコロナ禍の需要に対応したホームセンター事業が好調に推移したため。販促のデジタルシフトや働き方の見直しなど店舗運営コストの低減も織り込んだ。また、期末配当を従来予想の10.00円から15.00円(前期末実績10.00円)に増額修正した。創業50周年の記念配当5.00円を加えた。

 オンコリス 1399 +265
大幅に反発。現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011について、変異型コロナウイルスに対する有効性を実験で確認できたと発表している。将来的に変異型ウイルスがパンデミックを起こした場合、早期感染患者の治療に用いられることが期待されるとしている。今後、前臨床試験や治験薬GMP製造を進め、22年の臨床試験開始を目指す。また、変異型ウイルス陽性患者を含めた臨床試験を実施する予定という。

 バーチャレク 794 +100
ストップ高。21年3月期の営業損益を従来予想の1.10億円の黒字から1.60億円の黒字(前期実績1.92億円の赤字)に上方修正している。ストックビジネスのアウトソーシング事業で業務受託量が増加したことに加え、IT&コンサルティング事業で追加案件を受注できたため。コスト削減や稼働率上昇なども利益を押し上げる見通し。同社は1月27日にも上方修正しており、相次ぐ業績上振れが好感されているようだ。

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