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米長期金利はもう一段の低下も

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 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4月8日に国際通貨基金(IMF)春季会合の討論会に参加した。パウエル議長は「新型コロナウイルスの感染流行が終息した後にインフレが制御不能になるリスクは懸念していない」との見解を示しており、この発言が債券利回りの低下につながったようだ。インフレ圧力が一時的に高まる可能性はあるものの、市場関係者の間ではFRBはこれを制御する手段を持っているとの見方が広がっており、長期金利の上昇は一服しつつある。

 FRBは長期金利の水準をさらに低下させることは考えていないと思われるが、「新型コロナウイルスによるリスクが根強く、先行きはなお極めて不確実」との認識が短期間で失われる可能性は低いとみられる。また、次回以降の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で法人税率引き上げが経済に与える影響について議論されるとみられており、一部の市場関係者は「米長期金利は1.5%近辺まで低下する可能性がある」と想定している。

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