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スクエニHD、日置電、ヨシムラフードなど

マネーボイス 必読の記事



<9602> 東宝 4735 +180
大幅反発。本日から同社の配給作品となる劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」が公開されている。前評判も高いとみられ、各メディアでも同作品の公開を報じていることから、鬼滅の刃に続くヒットへの期待を織り込みに行く動きが優勢となっているもよう。「名探偵コナンシリーズ」は、直近2作品ともに90億円超の興行収入を挙げている。

<6849> 日本光電 3360 +105
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の200億円から265億円、前期比70.9%増にまで引き上げている。補正予算を背景とした医療提供体制の整備が進んだことで、生体情報モニタ、人工呼吸器の売上が想定を上回る推移となったもよう。市場コンセンサスも会社計画をやや上回る水準にとどまっていたため、ストレートにポジティブな反応が先行している。

<3397> トリドール 1764 +139
大幅続伸。孫会社であるTam Jai International Co. Limitedが香港証券取引所のメインボードへ上場申請書を提出したと発表。同孫会社は2018年より同社のグループ会社となり、現在148店舗を展開し、グループの海外事業を牽引。香港で展開するほか、シンガポール、中国本土にも進出。株式上場による価値向上で、同社の含み益拡大が期待できる状況にもなっているもよう。

<2884> ヨシムラフード 947 -98
大幅反落。前日に21年2月期の決算を発表、営業利益は4.9億円で前期比39.6%減益となり、従来計画の9.1億円を大幅に下回る着地に。シンガポールやマレーシアで部分的ロックダウンが行われたことで、結婚式やパーティーなどの宴会が制限されたことが影響、ホテル向け水産品の加工・販売などが減少したようだ。22年2月期は大幅増益見通しとなっているが、前期の従来計画を下回る水準に。

<3091> ブロンコB 2583 +213
大幅高で年初来高値更新。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は2億円の赤字で前年同期比5.5億円の損益悪化となっている。一方、未定としていた業績見通しを公表しており、上半期営業損益は1.7億円の赤字で同3.2億円の損益改善、通期では6.5億円の黒字で前期比4倍の水準としている。年間配当金も前期比6円の増配となる16円を計画。順調な収益回復確認で買い安心感につながっているようだ。

<6866> 日置電 5150 +700
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14億円で前年同期比78.6%増と大幅増益、上半期計画15億円、同5.7%減に対する進捗率は93.1%に達している。自動車および電子部品業界における設備投資の回復で、バッテリー、モーター、5G関連の計測器の需要が高まっているほか、データセンター投資の拡大で保守管理用途での計測器の需要も好調なもよう。業績上振れ期待が高まる展開。

<1925> 大和ハウス 3432 +102
続伸。前日に業績予想の上方修正を発表。21年3月期営業利益は従来予想の2580億円から3450億円、前期比9.5%減に引き上げ。市場予想を450億円程度上回る水準となっている。年間配当金も110円から116円に引き上げている。請負工事の施工と投資不動産の売却が順調に進捗し、年金資産運用益なども寄与した。業績上振れ自体は想定線とみられるが、想定以上の修正幅を好感する動きが優勢に。

<6502> 東芝 4600 -295
大幅反落。経営陣が英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから受けている買収提案を反対する方向で調整していることが分かったと報じられている。同社としては株式上場を維持したい意向のもようだ。買収の提案価格は約5000円程度とも伝わっていたことで、足元の株価は同水準にサヤ寄せを目指す動きとなっていたが、一転してプレミアム期待が後退する流れにも。

<9684> スクエニHD 6900 +740
大幅反発。複数の買い手候補が関心を示していると一部で報じられている。買い手の関心の対象がゲーム部門だけなのか、会社全体なのかは明らかにはなっていないようだ。ちなみに、同社のデジタルエンタテインメント事業は売上の7割強を占めている。今後のM&Aへの発展なども想定し、プレミアム付与への期待が先行する流れとなっているようだ。株価の割安感に対する意識へもつながっている。
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