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19日の香港市場概況:ハンセン0.5%高で続伸、自動車セクターに買い

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週明け19日の香港市場は、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比136.44ポイント(0.47%)高の29106.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が65.44ポイント(0.59%)高の11092.95ポイントとそろって続伸した。売買代金は1501億6300万香港ドルとなっている(16日は1431億7300万香港ドル)。


内外の景気期待が支えとなる流れ。米国の各種経済指標上振れ、新型コロナウイルスワクチン接種ペース加速を材料視し、経済活動の正常化が早まるとの見方が広がった。先週公表された1〜3月期の中国GDP成長率と3月の各種経済統計は強弱感が分かれる内容だったものの、中国の経済回復基調は続いているとみられている。来月のメーデー連休(1〜5日)を控え、消費増も意識された。コロナ感染拡大の収束後で初の大型連休となるだけに、期間中の旅客数は過去最多を記録すると予想されている。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.2%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.8%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.4%高と上げが目立った。


セクター別では、自動車が高い。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が5.9%、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.8%、北京汽車(1958/HK)が4.1%、東風汽車集団(489/HK)が2.7%ずつ上昇した。世界最大級の自動車展示会「第19回上海国際自動車工業博覧会(2021年上海モーターショー)」が19日開幕するなか、各社が新たな戦略製品を持ち込んだ。


旅行やカジノなどレジャー関連もしっかり。旅行では、エアラインの中国南方航空(1055/HK)が3.2%高、中国国際航空(753/HK)が2.3%高、旅行予約サイト運営の同程芸龍HD(780/HK)が6.5%高、中国政府系旅行会社の香港中旅国際投資(308/HK)が3.7%高、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が2.4%高、「ペニンシュラ」ホテルチェーンの香港上海大酒店(香港上海ホテル:45/HK)が2.7%高と値を上げている。カジノでは、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が4.1%高、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が2.4%高で引けた。


太陽光や風力などエコ発電関連も物色される。新特能源(1799/HK)が9.0%高、信義光能HD(968/HK)が5.0%高、福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が4.8%高、新疆金風科技(2208/HK)が5.0%高、龍源電力集団(916/HK)が4.1%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が3.7%高で取引を終えた。政策支援の動きが期待される。気候変動問題を担当する米中の高官は17日、上海での協議を終えて「環境対策で両国は互いに協力していく」との共同声明を発表した。


19日は中国の旅行サイト大手で、米ナスダック市場に上場する携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK、TCOM/NASDAQ)が香港メインボードに重複上場した。終値は、公募価格を4.55%上回る280.20香港ドルに上昇している。


半面、天然ガス関連の銘柄はさえない。新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が1.6%、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が1.4%、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が1.3%、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が1.0%ずつ下落した。


本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.49%高の3477.55ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。空運株、インフラ関連株、医薬品株、金融株、不動産株、娯楽関連株なども買われた。

亜州リサーチ(株)


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