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20日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で3日ぶり反落、保険・自動車株に売り

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20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.61ポイント(0.13%)安の3472.94ポイントと3日ぶりに反落している(上海A株指数は0.13%安の3640.16ポイント)。

米中対立の警戒感が漂う流れ。習近平・国家主席は国際的経済会議の「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」で20日にオンライン演説し、「一国が設定した規則を他国に適用すべきではない」と述べ、対中圧力を強める米国をけん制した。また、台湾メディアは19日、米政府がバイデン政権となって初めて台湾への武器売却を近く承認する見通し——と報道。両国が対立を深める火種には事欠かない状況だ。中国景気の先行き楽観で買われる場面がみられたものの、投資家の慎重スタンスが強まり、指数は引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)


保険株が下げを主導する。中国太平洋保険(601601/SH)が1.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安で引けた。


自動車株も安い。広州汽車集団(601238/SH)が5.5%、上海汽車集団(600104/SH)が3.7%ずつ下落した。不動産株、エネルギー株、海運株、銀行・証券株なども売られている。


半面、酒造株は高い。重慶ビール(600132/SH)が3.0%、青島ビール(600600/SH)が2.2%、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.3%ずつ上昇した。来月のメーデー連休(1〜5日)を控え、消費増が意識されている。このほか医薬品株、素材株、発電株、半導体株も買われた。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.37ポイント(0.15%)安の250.67ポイント、深センB株指数が0.84ポイント(0.07%)安の1165.82ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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