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NYの視点:FOMCも夏にかけてテーパリング協議過熱するとの見方

米連邦準備制度理事会(FRB)は27日、28日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。FRBは今回の会合で大規模な金融緩和を維持する見込み。今年の強い回復を見込む一方で、新型コロナウイルス感染やワクチンの普及で不透明感が強く、FRBの目標である最大雇用や持続的な平均2%のインフレ達成には程遠いと、慎重な姿勢を示す可能性が強いと考えられる。

ブルーンバーグが実施した調査によると、市場エコノミストの3分の2は、FOMCが予想されていたよりも早く、年内に緩和縮小の初期の警告をすることになると見ていることが明らかになった。

予想:FRBが資産購入ペース鈍化を開始する時期
2021年第3四半期:14%
2021年第4四半期:45%
2022年第1四半期:16%
2022年第2四半期:10%
2022年第3四半期:6%
2022年第4四半期:8%

一部のエコノミストは早くて、7月、または9月のFOMC、8月末に予定されているジャクソンホールでのFRBの年次シンポジウムでテーパリング計画が示唆される可能性を織り込み始めた。ECBと同様に夏にかけて、テーパリングを巡る協議が過熱する可能性がある。FRBやパウエル議長がこういった憶測を完全に払しょくするかどうかも鍵になる。

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