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注目銘柄ダイジェスト(前場):マークラインズ、ヒロセ電、イノベーションなど

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マークラインズ<3901>:3350円(+502円)
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3.3億円で前年同期比29.0%増益となった。契約者数増加によって情報プラットフォーム事業が好調であったほか、電動化関連部品の受注もあってベンチマーキング関連事業なども伸長した。上半期計画5.4億円、同20.4%増に対する進捗率は60%超の水準に達しており、上振れ期待などが高まる状況のようだ。


アウトソシング<2427>:1818円(+111円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は52.1億円で前年同期比2.0倍となり、会社計画を20億円程度上振れる着地になっている。海外技術系、海外製造系及びサービス系、国内サービス系などが想定を上回ったようだ。前期の減益決算からは急回復、通期計画251億円、前期比75.1%増益計画は据え置いているが、上振れ期待が高まる状況となっているもよう。


ミスミG<9962>:3215円(+115円)
大幅続伸。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は272億円で前期比15.1%増益、市場予想をやや上回る水準での着地に。22年3月期は380億円で同39.7%の増益見通しとしており、355億円程度の市場予想を上回っている。国内外での販売拡大を見込んでいる。また、3月の月次動向も発表、売上高は前年同月比15.7%増となり、21年3月期中では初の2ケタ増となっている。


ヒロセ電<6806>:15480円(-2160円)
大幅反落。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は279億円で前期比37.0%増益となり、市場想定をやや上回る着地になった。一方、22年3月期は265億円で同5.0%減益の見通し。市場コンセンサスを約30億円下回っており、ネガティブに捉えられている。配当性向の引き上げ、4年間で400億円を上限とした自社株買い方針を示しているが、新たな株主還元方針を示すことはアナウンス済みであったため、買い材料にはつながっていない。


任天堂<7974>:60190円(-1420円)
大幅続落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は6406億円で前期比81.8%増益、6000億円程度の市場予想を上回って着地した。一方、22年3月期は5000億円で同22.0%減益の見通し、市場予想を800億円程度下回る形になっている。「あつ森」大ヒットの反動でハード、ソフトともに2ケタの減少を見込んでいるもよう。保守的な計画との見方もあるが、短期的なピークアウトを警戒する動きが優勢になっている。


モダリス<4883>:1720円(+12円)
売り先行もプラス圏回復。21年12月期第1四半期決算(21年1月-3月)の売上高が前年同期比95.4%減の0円、営業損益は2.52億円の赤字、四半期純利益は2.01億円の黒字となった。前年同期の営業損益は1.16億円の赤字、四半期純利益は1.18億円の赤字であった。同社の大株主であった片山氏がロックアップ中に同社株式を売却したことに関して、当該事項の対応策として、同氏から同社が4.85億円を受領し、特別利益に計上したことで黒字となった。


イノベーション<3970>:3260円(+240円)
急反発。IT比較サイトの運営が主力。6日取引終了後に21年3月期業績見込みを上方修正しており、好感する買いが入っているようだ。営業利益は前期比2.9倍の5.10億円。前回予想の同2.2倍の3.90億円から30%ほど引き上げた。第4四半期に、対面営業の自粛による新規顧客獲得機会の損失、顧客企業の広告宣伝費抑制等による売上高減少リスクが限定的な影響にとどまった。期初予想から3度の上方修正を経て大幅増益で着地する見込みとなった。決算発表は5月13日の予定。


プロルート<8256>:197円(+8円)
大幅高。衣料品の卸販売を手掛ける。今期大幅増益予想が手掛かり材料となっているようだ。6日取引終了後に21年3月期決算を発表した。営業利益は0.63億円。前期は4.05億円の赤字、従来予想は0.70億円。新型コロナの影響で当初予想を下回る業績推移となった。22年3月期営業利益は前期比2.1倍の1.40億円予想。オンラインストアでの売上伸長が顕著で、以前より計画しているECプラットフォーム事業の展開に向けて経営資源をEC事業に集中的に投下する計画。
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