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注目銘柄ダイジェスト(前場):日ケミコン、ミサワ中国、LITALICOなど

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LITALICO<7366>:5220円(+600円)
大幅続伸。野村證券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を6400円としている。障害福祉領域のDXをけん引する仕込みを整え、今後飛躍期を迎えると評価している。新規連結子会社の福祉ソフトを介して、全国の福祉事業者への営業が強化されるほか、同社の経営支援サービス、発達ナビ・仕事ナビなどのクロスセルの機会の増大により、業績の拡大が見込めると判断しているもよう。


味の素<2802>:2432円(+109.5円)
大幅続伸。前日に21年3月期の決算を発表、事業利益は1131億円で前期比14.0%増益、従来予想の1100億円をやや上回る着地に。22年3月期は1150億円で同1.6%増益の見通し。配当金も前期比2円増と連続増配を計画している。連続で過去最高益を更新する見通しだが、保守的な計画との見方も強いようだ。また、発行済み株式数の4.55%に当たる2500万株、400億円を上限とする自己株式の取得実施を発表したこともポジティブ視。


極東貿易<8093>:1707円 カ
ストップ高買い気配。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は3.6億円で前期比58.7%減益となり、従来予想の3億円を上振れる着地になった。一方、22年3月期は8.5億円で同2.3倍の水準としている。想定以上の大幅増益見通しとなる形に。また、今期は特別配当として75円を実施、年間配当金は前期比85円増の145円としている。前日終値をベースにすると配当利回りは10%超の水準となり、インパクトが強まっているもよう。


日ケミコン<6997>:2021円(+253円)
大幅続伸。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は29.7億円で前年同期比58.6億円の損益改善となった。ほぼ従来予想線上での着地になった。一方、22年3月期は62億円で同2.1倍の見通し。新製品や生産性改善などにより、粗利益の拡大を見込んでいるもよう。想定以上の大幅増益見通しを好感する動きが優勢に。野村證券では構造改革の進展を評価して、目標株価を1900円から2100円に引き上げている。


パナソニック<6752>:1210円(-80.5円)
大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は2586億円で前期比12.0%減益、ほぼ市場想定線とみられるが、1-3月期は前年同期比40.1%減と減益幅が広がっている。22年3月期は3300億円で前期比27.6%増益の見通し。市場コンセンサスはやや下回る水準となっている。決算数値に大きなサプライズは乏しいものの、オートモーティブの見通しが期待値を下回っていることなどマイナス視のもよう。本日は地合いの悪化にも押されている。


メイコー<6787>:2700円(+249円)
年初来高値。22年3月期の営業利益予想を前期比42.7%増の95.00億円と発表している。車載向け基板が好調に推移するほか、スマートフォン向け基板も5G用途が増加すると見込む。また、ベトナムでモジュール基板の生産ライン投資を進めている。年間配当予想は40.00円(前期20.00円)に増やす。21年3月期の営業利益は受注好調を映して28.3%増の66.57億円で着地した。


日本リビング保証<7320>:2242円(+182円)
年初来高値。21年6月期の営業利益を従来予想の3.10億円から5.50億円(前期実績2.04億円)に上方修正している。設備保証サービス契約が順調に伸長する見通し。また、BPO事業での高利益率の大口スポット案件の受注のほか、既存取引先の業績拡大も利益を押し上げる要因となる。同時に発表した第3四半期累計(20年7月-21年3月)の営業利益は前年同期比83.8%増の3.71億円で着地している。


ミサワ中国<1728>:320円(+46円)
年初来高値。親会社のミサワホーム(東京都新宿区)がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき320円(10日終値は274円)で、買い付け期間は11日から6月21日まで。完全子会社化が目的で、ミサワホーム中国株は上場廃止となる予定。ミサワホーム中国は賛同の意見を表明し、株主に対してTOBに応募することを推奨している。
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