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米国株見通し:下げ渋りか、緩和長期化を見極め

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(12時50分現在)

S&P500先物      4,160.62(-22.88)
ナスダック100先物  13,231.25(-125.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル超安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


10日の取引で主要3指数は反落。ダウは6日ぶりに下げに転じ、34ドル安の34742ドルで取引を終えた。材料難のなか長期金利の上昇でハイテク株売りが強まり、景気敏感株に資金が流入。ただ、前週に過去最高値更新が続き、この日は短期的な調整売りが見込まれていた。7日に発表された雇用統計は予想を大きく下回ったものの、正常化期待は継続。また、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和長期化への思惑が広がり、ダウは大幅安を回避した。


本日は下げ渋りか。指数は最高値圏で推移しており、調整余地により売りが続く可能性はあろう。本日のアジア株安の波及も予想される。ただ、国債入札が好調なら金利の上昇は抑制され、前日大きく売り込まれたハイテク株などの買戻しが入りやすい見通し。一方、今晩は複数のFRB当局者による講演などが予定され、発言内容が注目される。緩和縮小の市場観測は根強いが、緩和長期化の姿勢が示されれば買戻しが入りやすい地合いとなりそうだ。


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